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★屋根裏部屋の皇太子★本編『時空を超えて・・』

★第6話。香り

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★第1話。胡蝶夢・・★第2話。牡丹花★第3話。それぞれの想い ★第4話。星宿庁★第5話。縁



「屋根裏部屋の皇太子」


★第6話。

すたすたすた・・・。

   ・・・・・・・。

すたすたすた・・・・。

    ・・・・・・。

少年とプヨンが歩く後ろを、
  静かな、足音も聞こえない足取りで、イ・ガクがついて行った。

少しだけ、速めて歩く足取り・・
  自分の前を歩く、その後ろ姿・・。

長いおさげを揺らして歩くその、初めて見る姿に、
    自然とイ・ガクの頬が緩んだ。


「・・・・・。」
静かに、何もあれ以降話すこともなくついてくる両班の男に、
   歩きながら、そっと目をやったプヨン・・。

月明かりが、その若者の後ろから光を放ち、
   両班の顔は、全くみえなかった。

だが・・・

そっと、ざわつく胸を押さえたプヨン。

どこかで・・会ったことでもあるのかしら・・・

そう考えつつ、たった一人だけ・・思い浮かべることのできる心にも描いてはいけない一人の人を、思い浮かべた。
いつも、離れたところからしか見ていなかったので正確ではないものの、
   立ち上がった時見つめた背格好が、似ていた。

その方はもう少しだけ、素敵だけれど、
    声も、なんとなく、似ていた。

真っ暗で見えなかったものの、
   どこか、目に映る光が、優しく見えた。

少年に優しく手を添えながら歩くプヨン。
『アガシ・・
  コイツ、泣いてる。』
・・そう言えば・・
   ぽたりと、暖かい水が一滴落ちてきたことを思い出したプヨン・・。

ふと・・考えるような目をしたものの、
   一軒の、見るからに古い家の前に来ると、プヨンは、優しく少年に向かい合った。

「しばらくまた、ここにいましょう?
  いいわね?私もまたすぐに会いに来るから・・・。」
静かに話すプヨンの声に、
   少年が、黙ったまま大きく頷いた。
 
プヨンは、そっと微笑むと、
   何の抵抗もなく、恐らく数日間は洗っていないであろう少年の髪を優しく撫でてやり、
     ぎゅっと、抱きしめてやった。

「・・・・・。」
少し離れたところから、その様子を目を細めて見つめるイ・ガク・・。
  
「ちょっと待っていなさい。また傷があるのでしょう?」
プヨンは、そういうと、
  庭先の井戸から、慣れた手つきで自身の綺麗な刺しゅうを施した手布を濡らして、
    少年の傷のある頬、手先、
      それから、足を拭いてやった。

「さ。遅いわ。
  戻ったら、ちゃんとハルメ(おばあちゃん)に謝るのよ?きっと心配しているわ。
    皆にも。」
少年の背を押したプヨン。

「アガシは?今日は入って行かないの?」
家に向かって走って行きかけた少年が、
   ふと振り返って聞いた。

「今日はもうこんな時間だもの。」
プヨンは、それでも、少年が家に入るまで、優しく手を振ってその場で見送ってやった。

「サンドゥギが、歩けるようになったんだ。
  それに、ミジュは笑えるようになった。

アガシ・・・
   また来て・・?」
少年が、家に入る直前・・また、名残り惜しそうにそう言うと、

「わぁ!!ほんと!
このまま会いたいわ!
 
ヌイ(お姉さん)が約束を守らなかったことがあった?絶対に来るから。」
少年に、微笑んだまま嬉しそうに言うと、一瞬、黙った少年が、言った。
「でもアガシ・・また怒られたでしょう?
  俺のせいで・・

怒られたでしょう?」
その言葉に、答えないまま少しだけ笑顔を曇らせたが、
    少年に早く帰るよう手で促すと、少年が家へと入ったところを見てから、踵を返した。

俯いたまま、急いで帰ろうとしたところ・・

月明かりに、まだ、両班が立っているのが見えた。

「・・・・・・。」
軽く頭を下げると、小走りに横を通り過ぎようとしたプヨン。

「今歩き回るのは危険だ。送って行こう。」
その男が、低い声で言った。

「~~~~っ」
隠された口元・・
  俯いて立ち止まったプヨン。

「・・・あのっ・・
  こ、困りますっ!!

・・・あなたがどのような方かも存じ上げないので・・っ。」
俯いたまま、声を絞り出すように話すプヨン。

「・・・・・?」
イ・ガクが、そんなプヨンの顔をじっと見つめた。

さっきは、気の強そうな面も見えた気がしたのに・・・

きょとっとした丸い目で、プヨンを見つめたイ・ガク。    (顔・・隠さないでいいんかい?(笑))
その前、プヨンは、もう一度頭だけ、ぺこっと下げると、
   イ・ガクの前を小走りに駆け抜けようとした。

「あ・・・・」
イ・ガクが呼び止めようとした瞬間・・

「あれ~~?
   いつもの生意気なお嬢様じゃねぇか・・。こんな時間に逢引か?」
近寄るほどに酒臭い男が、横に二人の男を従えて、プヨンの方へと近づいてきた。

「お前のせいでなぁ・・
   親方は消されたんだよ!!!!」
一方的に詰め寄ってきた男に、
   顔を顰めたイ・ガクが目を奪われていると・・

「!?何の話なのですか?
   あなたたちの親方など、なにも手出しはしていません!」
気丈にも、プヨンが負けずと男たちへと言い返した。

「嘘つくな!!
   こんな布で面隠しやがって!!!!」
酒に酔ってろれつも回り切れていない男が、怒りのままにプヨンへと手を伸ばした。

「っきゃ!!」

プヨンが、慌てて顔を伏せた時・・・

ッガッ!!!!
  とっさにプヨンの前へと飛び出た、イ・ガクの頬へと男の手が勢いよくぶつかった。

「っきゃ!!!」
大声にならないよう布の上から口を塞ぎながら、プヨンが目の前に倒れた男・・イ・ガクを見た。

月明かりだけの下、良くは見えないが、
   その月明かりに光る目が・・とてもよく知る誰かに・・やはり似ている気がした。

どっきん!!!!!
「・・・・・っ。」

プヨンの大きな目が見開かれ・・
   息を飲みこんだ・・。

・・・そんな・・・・
   まさか・・・・っ

だが、次の瞬間見えたのは・・・・
   大きく二本の血が、浮かび上がってきた頬だった。

イ・ガクは勢いよく倒れ込んだものの、
   しゃがみ込んでイ・ガクを見つめるプヨンを守るように、その前で男たちを睨み見た。

「はっは!!
  弱弱しい坊ちゃんが。苦労を知らねえ坊ちゃんが・・。

どうでもいいからその女だけを渡せよ!!」
酔っている男が詰め寄ろうとした瞬間・・・

プヨンの前、
    今傷を負ったばかりのイ・ガクの手が伸び・・・
「・・・・っ。」
プヨンを、守るように、その身を包んだ。

プヨンの目が、真っ暗にその大きな身体で覆われた。
プヨンの鼻に・・・
     初めて・・・・

いつも感じる・・・
   大好きな香りが・・伝わってきた・・・。


ッガ!!!
   ドカッ!!!!バキッ!!!!

三人の男が一瞬で、暗闇の中、倒れ込んだ。

プヨンを抱きしめたままのイ・ガクの前には・・・

月明かりに照らされた、三人が・・・
     現れた。

「お怪我はないですか?」
何事もなかったかのように、駆け寄ってきたソン・マンボ。
  だが、イ・ガクが誰を抱きしめているのかを見ると、
    慌ててその後ろから駆け寄ってきた二人の口を塞いだ。

「大丈夫ですか!??チョッもがっ!!!!!!」
がっつりと口を塞がれたト・チサン。

「チョ・・・・・むぐっ!!!!」
同じく、ウ・ヨンスル!!

イ・ガクが安心したようにプヨンへと巻いた手を離すと・・・
   プヨンが、改めて目の前の男・・・

イ・ガクを見上げ・・・

それから・・
   見慣れない男たち、三人を小首をかしげて、見上げた。

きらきらとした目で、嬉しそうにそんなプヨンを見つめるト・チサン。
二人の男の顔を押さえながらも、プヨンへと、嬉しそうに、口の端を上げる、ソン・マンボ。

それから・・
  おそらく、男たちを倒したのであろうが、息ひとつ切れず、
    じっと・・プヨンを見つめた・・ウ・ヨンスル・・。

「・・・・・・・。」
不思議そうな顔で、そんな男たちを、少し警戒した目で見上げたプヨン・・。

「・・・・っ!!????」
マンボの目がイ・ガクへと移った瞬間、大きく見開かれ・・
  それに従って、チサンの目も、大きく見開かれた。

慌ててイ・ガクへと駆け寄ったソン・マンボとト・チサン。

イ・ガクの頬からは、
  先程の傷口から、今はたらりと血が流れ出てきていた。

マンボの手が、慌ててイ・ガクの頬へと向けられた.

が、その手が届く前・・
  その頬を、手布で押さえたプヨン・・。

「申し訳・・ございませんでした・・・。
    私・・・どうしたらいいか・・・」
プヨンの頬に触れる手が、
   震えていた。

・・・・そんなこと・・・
  あるはずがない・・・。

プヨンは、直視できない目の前の男に・・・
     頭に浮かんでくる、思いを思い切り、否定しようとした。

・・・・ありえるはずがない・・・・。

頭でなんどそう思っても・・
   月明かりに照らされて見える・・目が・・・
      高い鼻が・・・

それから・・・
   落ち着く・・大好きな香りが・・・

その思いを、断ち切ってはくれなかった・・。

「あ・・・。
   すまない。」
イ・ガクがプヨンの押えてくれた頬の手布を自分で押えつつ言った。

「あの・・・・」
プヨンが、そっとイ・ガクの顔を見上げた。

「・・・・・

 ・・・・・。」
何か言いたげなプヨンに、
    四人の視線が集まった。

「・・・・・・邸・・・下・・・・?」
プヨンが、再び、
   ゆっくりと、布から出た、大きな瞳を、イ・ガクへと向けた・・・。

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超、久しぶりのアップです!!このお話も早く動かしたかったので嬉しい♪♪

楽しんでいただけますように☆
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~ Comment ~

ありがとうございます!

久々ですね♪(^ー^)

プヨンは気が付いたのでしょうか。
展開が読めなくて、わくわくします!!!
また、楽しみに待っています!

ありがとうございました!!!

>Kouさん

いつもありがとうございます♪

すっごく、久しぶりに眠っていたお話を動かしてみました(笑)
プヨン・・・もう気付いたのかな??たしかに顔、隠してませんもんね・・・

展開、どうなっていくのか、楽しんでいただけたら何より嬉しいです♪
ありがとうございます♪
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