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☆番外編の番外編~コロのお話

☆番外編☆『少女と野獣・・?』(中編・ダウン編)

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ー身体が、ふわふわする・・・。
~~
真っ暗なダウンの目の奥で・・
    まとまらない思考と感覚の渦の中に、ダウンはいた・・。

ー待ってる・・。
        ー誰を・・?

ー大好きな人を・・・。

いつもの軒下に、
   小さく見える少女・・ダウン自身が、嬉しそうに座っていた。

「若奥様、お身体が冷えます。
   もう温かいお部屋に入ってくださいよ~・・」

ーくすっ・・

ダウンが、
   自分自身を遠くに見ているようだ・・
自分の世話焼きのボンヘが困ったように
   軒下に嬉しそうに座って、チマの下に覗く小さな脚を揺らす後ろで、おろおろと声をかける。

いつものように・・。

「もうちょっとだけ。」
目の前のダウンが、
   唇を尖らせて、両手を合わせて言った。

「もぅ~~
  うちのお嬢様は可愛くていらっしゃるから・・

私が甘やかせすぎたのでしょうね。」
ボンヘが、そうして、いつものように呆れたように笑うと、
   そっと、そのダウンの肩に温かい布をかけた。

ー・・・・。
ダウンの視界が、
    目の前にいるダウンの目線の先・・

軒下から、よく見えるそこにはいるはずのない夫の部屋を、見た。

「旦那様(ソバンニム)がいらっしゃらない時にお部屋に行くと
   またお義父様に叱られてしまうから・・

ここからでいいの。
   見てるだけで嬉しくなるから。」
ダウンが言った。

そんなダウンの真後ろに・・
   ふと、いつの間にか、背の高い、胸が見るだけで破裂しそうになる男が・・
      腕を組んで、髭の下、口の端を上げて、見下ろしていた。

ーっソバンニム!
その場を包み込む心の声が、叫んだ。
胸がぎゅっとするのは・・
   なぜか・・
『そいつはまだ・・・・・・!』
思い出せない記憶の中で、
    ナニか旦那様(ソバンニム)の声が聞こえた気がしたが・・・

ーソバンニム・・
ダウンの視界は、
   何も知らず夫の留守の部屋を嬉しそうに見るダウンと、
     その後ろで気付かぬことがさも可笑しそうに、笑う夫の姿を映した・・。

ー気付いて!パン・ダウン!!
心が叫ぶと同時に、
   可笑しそうに笑う男性が膝を曲げて屈むと、
     ただ、部屋を笑って見つめるダウンの耳元へ、口を近づけ・・言った。

「・・・何を見てるんだ?」

ふと、耳元で聞こえたにもかかわらず、
   呑気にダウンは顔も振り返らず、答えた。
「私の旦那様のお部屋ですよ!」

「・・・・・。」
ジェシンの顔が、
   目をくるりと開けて、真横のダウンを見た。

気付かないのが不思議なのだろう・・。

視界にその様子を映したダウンですら、
  真っ赤になるほど恥ずかしいのだから。
視界の端・・
  軒下とジェシンの部屋の間に、見ている自分の後ろ姿が現れた。          
  (妄想劇ついていけるかな?すみません)

ーダウン!この間抜け!!
   旦那様(ソバンニム)がいらっしゃるのに!!あぁもうおバカ!!

ダウンが気付くよう一生懸命呼びかける。

「・・・部屋に・・
  愛しの旦那様がいるのか?」
ダウンがぼぅっと、まだ部屋を見つめ、
   気付いていないので、ジェシンが続けて笑って聞いた。

その顔は、おかしくてたまらないといった表情を隠している感じだ。

ーあぁ!もう・・!
見ているダウンは恥ずかしくて、
   頬を押えて地団太を踏む。

「・・・旦那様はいらっしゃいませんよ。
  私はただ、待っているんです。
   ここからだと、お部屋がよく見えるから・・。
中にいる旦那様を想像したり、
   今、どうしていらっしゃるのかなと想像したり・・・。」
ダウンが、ぼぅっと見つめながらそこまで話してようやく、
   さっきまでボンヘしかいなかったはずの後ろを、振り返った。

・・・と。
ピコンッ!
一瞬で鼻に衝撃を感じ、
「いたいっ!!!」
ダウンがぎゅっと目を閉じた。

「ばぁか。」

どっきん!!!!!!
その声に、
  涙目になった目を、そっと開けると・・

長い指先でダウンの鼻を叩いたらしき指を残したまま、
   もう片方の手で自分の鼻先を押えて横を向いたジェシンの顔が、

 真横に見えた。

「ソソソソソソバンニム!!!!!!!!」
ダウンがその大きな目をさらに大きく大きく見開き、
   後ろに飛んだ。

っは!!
想像以上の反応に声を上げて笑ったジェシン。

ーどきん・・
   どきん・・・・
耳元、
  身体全てが心臓になったように、心臓の音が、ダウンを包んだ。

「ソソソソバンニム!!
   ソバンニム?!」
一人、真っ赤な顔で慌ただしく百面相するダウン・・。
「いらっしゃるならいらっしゃると、
   おっしゃってくださったらきちんとしておくのに!!!!」
両手を大きく広げて真っ赤な顔を隠すと、
  細い指の間から大きな目を覗かせたダウンが・・

「待っててくださいね!?
  本当に、そのまま、そこにいてくださいね??」
顔を隠しながら、後ろずさって部屋に入った。

「おい?」
ジェシンがおかしそうに笑う。
「旦那様が急にいらっしゃるから!
  お化粧もしたかったのに!着るものだって、決めていたのに!!」
部屋の中から、
  なにやらドスドスとした音と、
     慌てながら必死に話す言葉に、
軒下でさっきのダウンと同じように脚を下げ
   腰かけたジェシンが、声を出して笑った。

~~
ーソバンニム・・・
~~
ダウンは、
  廊下で後ろに手を組んで、足先をもじもじさせる自分を見ていた。

「いつのなったらあの嫁は跡継ぎを生むのだ!??」
ダウンの立つ部屋の中からは、
    今もまだ『少し』怖い、お義父様の怒鳴り声が聞こえた。

「まぁまぁまぁ・・」
誰もが恐れるという怒鳴り声に対して、
  ここまで穏やかに微笑んだ穏やかな声を出せるのは、
      朝鮮半島広しと言えども、この義母だけだろう。

「お前がいくら反対しても、
   私が一言いえばすぐにでも新しい嫁をもらうことができるんだぞ!!」
その漏れ聞こえる声に・・
  ダウンの心臓は握りつぶされそうになり、
    ぎゅっと閉じた目からは、大粒の涙が染み出てきた。

辛そうに、そんな自分を見つめるダウン・・。

ダウンだって生めるものなら生んでみたい。
   いや、誰よりもそれを望んでいるのは、今、恐らくダウンだろう・・。
最初、とても怖かった夫が、
  気付けば大好きになっていたのは、いつからだったか・・。 (またそれは別の機会に)
その、大好きな夫とそっくりな男の子が生まれたら・・
   きっと、ダウンは夫がいない寂しい時間も、
     裁縫だってなんだって、きっと幸せで幸せで、
誰よりも頑張れるに違いないからだ。

でも、ボンヘからは、赤ん坊は一人では腹に実らないと聞いた。
花がそうであるように、
    生き物も、赤ん坊の元となる『種』を、夫から授からなければならないそうだ。

でもそれは、決して大人の女人が口に出してはいけないことだと聞いた。

ダウンは、なぜ旦那様はくれないのだろうと幾度か聞いてみたくなったが、
   ボンヘの大人の女人は口に出してはならないという言葉を思い出しては、
 喉元から出かけた言葉を、飲み込んだ。

廊下で立つダウンが、唇を噛みしめた。
「・・・・っ」
追い出されてしまうのだけは、嫌だった。
もちろん。大好きな旦那様の隣に、
  べたべたと触れる綺麗な女性がいるのも嫌だったけど・・
それでも、
   いない部屋でも、この屋敷で、旦那様の帰りを、義母と待てることは、とても幸せだったから・・。

「あなた、仕方ないじゃないですか・・」
ゆっくりとした、落ち着く声で、義母が言った。

その声に、
  ゆっくりと顔を上げたダウンの方目から、
    ぼろっと、大粒の涙が、落ちた。

「嫌ならここにいなきゃいい。
   あの人はいつもあぁだから。」

ふと・・
 ポンポン・・と、
  両肩を掴まれ、小声で低い声が聞こえた・・。

「・・・っ
  ソバン・・ニム・・」
振り向いた瞬間、もう片方の目からも、
    涙がこぼれた。

「ほれっ!!
   洗っといてくれ」
わぷっ!!!!
ジェシンが、わざとそんなダウンの顔に、
   自分の荷物の入ったポジャギを押し付けてきた。

・・・・~~~~っ
ポジャギで顔を隠すように、泣いたダウン。
暴れ馬と呼ばれるほど、怖い噂はどうして出たんだろう、
  ムン・ジェシンがいると安心するのだ・・。
    ムン・ジェシンは、本当は痛みがわかる、とても、暖かい人なのだ。

ダウンが大きな涙の幕に覆われた目でジェシンを見上げた時、
   しばらく時間が止まっていたのであろう義母の声が、聞こえた。
「仕方がないでしょう?
   ダウンはもう、立派な女性だけど・・
 私たちの息子が、まだ、

   大人になり切れていないのだもの・・・。」
ダウンと、
   ジェシンの目が一瞬合うと、
バッ!!!!
 勢いよく扉を開けたジェシンが、大声で
「只今戻りました!!
   が・・母上・・それはないです!

 俺がまだ大人になり切れていないというのですか!??」
ジェシンの登場に目を丸くした二人・・

だが、ジェシンの言葉は耳に入っていないのか、
  ジェシンの後ろで小さく立つ娘を見つけると、義母が、優しく笑った。
「嫁や?
   私の可愛い嫁。
 
 ジェシンが帰って来たって。」
ジェシンの横を素通りすると、
   ダウンを優しく包み込んだ。

ダウンの目に・・
  ダウンを包む、優しい目をした義母と、
 ばつが悪そうな義父・・
   それから、横目で口元に笑みをうかべて笑う・・
旦那様の顔が見えた・・。

~~
ーソバンニム・・・
旦那様は・・
    いつもそっけなかったとしても、決して、冷たくはなかった。

傷つける言葉も言われなかったし・・
     なんでも最後は、仕方なさそうに呆れた顔で、笑ってくれた。

『そいつはまだなんも知らねえガキなんだからっ!!!』
薄れていた意識の中・・
  ジェシンの声が聞こえた・・。

さっきまでの・・
   胸の痛みはなかった・・・。
~~
「・・・・ここは・・?」
気が付いた先は・・・
   真っ暗な中に板のすきま隙間から漏れる光が見えた。
「・・っいた・・」
両手は後ろで縛られ、自由が利かない。
「ソ・・・
   ソバンニムーーーーー!!!!!

 ソバンニム!!!!!!」
ふと、置かれた状況がわかると・・全身が固まったように、恐怖で冷たくなった。

「ソバ・・・ッ・・・・」
途端扉が開いて・・
   一人の、若い役人風の男を中心に・・

数人の大きな男たちが・・入ってきた・・。
~~
「っくそ!!!!」
胸が、締め付けられるようで押しつぶされそうだ。

ジェシンは小奇麗に着ていた韓服の前を開くと、
   行きかう人々すら邪魔だと言いたげに、

バッ!!!!!!!!
屋根の上に飛び乗り、走り抜けていった。
******************************

おそくなりごめんなさい~~~

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~ Comment ~

コロ、早く見つけてあげて😫

のあさん、更新ありがとうございます✨

どこまでも健気なダウンちゃん、本当に可愛い〰💕

お義母さまの言葉も素敵です💕

実生活でも夢の中でも、コロが一番で一途なダウンちゃん、
大好きな旦那さまが早く助けてくれると良いな。

のあさん、素敵なお話をありがとうございました。

次は…

可愛いなぁ~~(〃^ー^〃)ダウンちゃん。

ダウン編ということは、次はコロ(ジェシン)編?表向きはあんな言い方したけど、内心はどう思っているのか、とっても気になります!!!

続きを楽しみにしてます!!!
ありがとうございました!!!

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