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#番外編★短編妄想劇集★完結編

#超短編番外編☆『だってアイツは俺のもの』*(完)

 ←★超短編妄想劇『胡蝶夢・・?』(完結編) →更新再開のお知らせ☆
すでに陽はとっくに沈み、
   空には高く、星が輝いていた。

ふと・・
  ようやくその空の色に気づいたかのように、
       窓から見えるその空に目をやったパク・キュ。

ふぅ・・

溜息をつくと、重く感じる眉間を、そっと指で摘んだ・・。
「大丈夫ですか?
  少し・・休んだ方が・・」
そう、太い木でできた机を挟んで、パク・キュの前に座っていた
         役人の一人が言ったが、
「・・・いや・・
  あと少しだ・・。

この資料全て、今日中には目を通して、頭に入れておきたい。」
そう言うと、
   分厚い、普通の書物の何冊分になるであろう・・書類の束から、
          1枚また、自分の前へとめくり、広げた・・。

今・・パク・キュは厄介な問題を抱えていた。

数日前、
  とある妓生(キーセン)(芸者)の一人が殺された。
事件を調査するうち、一人の男を捕まえたのだが、キュにはどうも納得がいかなかった。
そこで、上が反対するのも流し、裏で調査するうち、
どのような問題でも、事が起こると捕盗大将(ポドテジャン)(捕盗庁の長官=犯罪を取り締まる官庁の長官)に賄賂を贈ることで、
       罪もない民を捕まえ、無実の罪を着せるということが、日常的に行われていたという事実が発覚。

それを明らかにするため、
   パク・キュは今、緻密に練られた偽造証文を一つ残らず見つけ出し、
       証拠をつきつけるために、この3日、ほとんど眠ることなく、
            今の捕盗大将が任を置いて以来の資料につきっきりだった。

疲れに、重くなる目をぎゅっと閉じると・・
    そっと息を吐いたパク・キュ。

閉じた目の裏に浮かぶのは・・・

・・・

「俺・・早く帰りたい・・」

その瞬間、若い役人がぼそっと、パク・キュには聞こえないよう、小さな声で呟いた。
キュからは一番離れた大きな机の端・・その部屋の隅で呟いたのだが・・

「おっほん!!!!」

その声に我に返り、目を開けると、
   睨むようにその役人を細めた目で見た。

まるで、その呟きが一瞬、自分から出たのかと驚いた・・なんてこと、あるわけない。     (ごほっ!!!)

大きく咳ばらいをしたパク・キュによって
「早く帰りたいというのか。
   ならば今以上に早く仕事をこなせば、そうなるだろう。」
どんっ!!!
  キュの持つ束のいくつかがその男の前に置かれると、
    その願いが叶えられることはなかった・・。            (そのストイックさが売りですから(笑))


「ばか!!
  お前!!パク・キュ様の前だぞ!!!」
先ほど呟いた若い役人の横で、
   少し、先輩の役人がそれを諌めるように肘でつつき・・
そっとその束を自分たちのように寄せると、パク・キュの方へと頭を下げる。

静かに・・涼しげに頭を下げ返したパク・キュを見ながら
      その横の役人へと、声をさらに潜めながら、
                               その頭を下げた男が囁いた・・。

「帰りたいのは誰よりパク・キュ様のはずだ。
   お前知らないのか??

      先日、パク・キュ様は結婚されたところなのだぞ・・」  (役職で呼び名がありますが、
                                   番外ですし、説明も長いので、
                                  ここではパク・キュ様にさせていただきます)


その言葉に・・
   驚いたように目をがばっと開けた若い役人の目の先のパク・キュは・・

  そのような様子は一切見せることなく、
   浮かれた様子も、これっぽっちも見せることなく。

ただ・・
 一心に・・その膨大な資料を、
          一人・・人の何倍もの速さで、目を通していた。       
  (だから・・・必死なんです・・彼(笑))

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

#超短編番外編☆


       『だってアイツは俺のもの』

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

パラ・・

   サ・・
かさかさかさ・・・

紙の擦れる音と、
    韓服の、触れる音・・

静かな部屋には、
    その物音だけが響き・・・

若いが、誰よりも仕事量の多いパク・キュの前・・
   その呟き以後、誰一人、文句を言う者も、
       その部屋から厠へと出る者以外、部屋から出ていく者も、いなかった。

そんな中、先ほど呟いた主・・
   オ・ドンファンが、「ちょっと厠へ・・・」

誰に言うでもなく、
    外へと出た。

ふぅ~!!!!

明るい月を見ながら、
    まだ、肌寒く感じる空気に、その腕を自身で抱きしめつつ、

思い切り、息を吸ったあと、
   大きくその息を、吐いた・・。

「全く・・うちの大将は、
   熱心なのもいいけど、加減ってもんがあるよな。」
誰もいないのを確かめると、
   思い切り唇を尖らせてそう呟いたドンファン。

今度はさっきよりは少しだけ声が出ていたが、
   締め切られたどこか詰まった空気の部屋よりも、
       夜風の気持ちいい風に、そんな声、気にならなかった。

「大体新婚なのに4日も家を空けるなんて・・。
  よっぽど、嫁に縁がなかったんだな(*家のための結婚も多かった時代です。名家の子息では妾も
                          当たり前で、正妻に陽が当たらない・・なんてことも・・)

いくら顔がとびぬけてたって、
    そんな旦那じゃな・・可哀そうなこって。」

そう、一人呟くと・・

ぎくっ!!!!
 ドンファンの身体が揺れた。

こんな夜更けに、月明かりの下・・きょろきょろと・・
     辺りを見回しながら、歩く、小さな人影が見えた・・のだ。

!!!!
心臓が止まりそうなほど驚いたが
       一瞬考えてから
「・・まさか・・
   ・・刺客じゃないか!??」
そう・・目を見開き、
  そっと、そばにあった木に隠れたドンファン。

・・と・・

  その小さな人影が・・月明かりの真下に来たとき・・・

・・!!!!

その・・心臓の音は・・
   別の意味で・・大きくなった・・。


ぷくっとした紅い唇を尖らせ、
   大きな包みを胸に抱えた・・その・・女性・・

小柄で、黒い、月の下で輝いた髪の下には
     大きなパッチリとした、瞳が見えた・・。

広い額は丸く月の光に照らされ、つるりと見え、
   大きな目にも、月の光が映る・・。

とても上品な韓服に身を包み・・
     こんな時間にどうしたというのか・・。
思わず見とれてしまったドンファンだったが、
    きょろきょろと・・その、目で追う女性の歩く様子からは・・誰か探しているようにも見えた・・。

・・ど・・くん・・・

心臓の音とともに・・
   出ていきたいのに・・
      思うように動かない足に戸惑いながら・・隠れていると・・

ふらふらと、
   今度は、鼻歌を歌いながら足取り軽く、歩く人物の影が近づいてくるのが見えた。

その人物の登場に、出ていくのを堪えたドンファンが、息を殺していると・・

「お♪
   ボジン??

      ボジンじゃないか!」
その明かりの下に現れたのは・・・

     イム・ジャンホ                         (ハイ☆出たーーー(笑))

自他共に認める、美男子であり・・               (自分で認めんな( ̄ー ̄;)
    また・・自他共に認める・・女性好きでもある。


ー・・・イム・ジャンホ様!!!!
       あの方の女性だったのか・・


女性に声をかけなかったことにホッとしたものの、
   何だかぽっかり穴が開いたような・・

そんな感覚を覚えつつも・・・
   月の元、映るボジンのほのかに化粧をした幼い顔が・・
      きれいに見えて・・
まだ、ドンファンはボジンから目を離せずにいた。


二人の話す声は聞こえなくても
         二人が、親しい間なのは、分かった。

ぽかぽかと、暗がりでも分かるほど真っ赤になって
      あの、ジャンホの胸を叩いたり、何かからかわれていることに、怒っているように見えたからだ。
(・・・それ・・親しいの?(笑))


ジャンホの・・その女性を見る瞳が優しくて・・
   ドンファンは、正直驚いた。

ー・・女好きだと、朝鮮中に知られているであろうジャンホ様・・

・・・あの女性も・・
    傷付かなければいいが・・・

目は優しいものの、
   それがさらになぜ女性を虜にするのか説得力があり・・
考えると、そう、ふと切なくなったドンファン・・
細めた目でボジンと呼ばれたその女性を見つめていた。

その女性が、
   ジャンホへと、胸に大切そうに抱き締めた包みを渡した。

ジャンホがどこかを指差した。
  が、ぶんぶんと・・思い切りその頭を横に振ったその女性。

見る見る間に、女性の顔が、
    どこか寂しいものに変わっていく・・。

その二人の様子から
    目が離せないドンファン・・                      (仕事戻れ・・( ̄Д ̄;;)

ご・・くん・・
唾液を呑み込むと、
       指さすジャンホが、噂どおり、
 どこかへ娘を連れ込んでしまうのではないかという変な胸の高鳴りと・・

それとは相反して、
   一貫して、拒否するように首を横に振る娘・・の様子に、
     ほっとしたような、得体のしれない感覚・・・  (連れ込まれる設定(笑))

ごきゅん。
目を見開いたまま
   そんな二人を見ていると・・・


ジャンホが、
   頭を掻いたあと・・

どこかへと、去って行った。


その後ろ姿を見つめながら・・
    また・・あのぷるんとした唇を尖らせたボジン。


その瞳に映る月が、なぜだか揺れて見え・・
   それがとても寂しそうで・・・

思わず・・

   抱きしめてやりたくなるような衝動を必死にこらえると・・

ーあの・・ジャンホ様が相手じゃな・・
そう、一人言のように、呟いてみせた。

そのまま・・
   唇を摘む様子の・・小さな女性を見つめるドンファン。


と・・くん・・・

近い距離だというのに・・
     こんなにも遠い。

娘が、好色の男にまさに今、傷つけられているのに(断定・・・)
        何もしてげられない自分がもどかしく・・
             ドンファンは、胸に手を当てた。  (完全に自分に酔っている・・(笑))

ボジンが、すっとその身を引くと、
俯きながら・・
   その場から去ろうとした。

ー・・・・・。
ドンファンの胸に、すっと風が吹き抜けた・・その時・・・

ざざっ!!!!

   ばっ!!!!!!!

廊下の塀すらもどかしいかのように、
      一つの人影が飛んできた!!!!!

ひっ!!!!!
思わず叫びそうになった口を必死に押さえて声を殺したドンファン。

ー・・し・・刺客!???        (事件が事件だけに、調査しててもびくびくです(笑))

そう思うと同時に・・

ー・・!!!!ボジン様!!!!!!(呼ばれたから覚えた名前)

はっとしたように目を見開いて、
   その今まで目を向けていた方向へと目を戻すと・・・


・・・・

 ・・

  ・・・・!???

一瞬・・・
   どういうことなのか・・・
ドンファンは、目を疑うように、何度もつぶったり、開けたり・・・
     こすったりしてみた。


すっぽりと・・
   その人影に覆われたボジンの小さな身体。

月に照らされた下・・・

今まさに、見とれていた女性を包んでいる人物とは・・・
 
 諦めた、誰もを魅了する、好色のジャンホ様・・ではなく・・・

・・・ではなく・・・。

心の中でも、声にならない声で、
      今見ている光景を、戸惑うように整理してみた。

その人物を・・見間違うはずがない・・。

先ほどまで、自分の前で・・
    その優雅な様子を余すことなく見せつけられていたのだから・・・。

資料のみに、何時間も目を通し続け・・・

   言葉も発することなく・・

膨大な、気を失いそうな量の事件の中から・・
        いくつもの、証拠となりそうな偽造文書を見つけ出していた。

一つ見つけては・・
   そこから拡がる・・証拠とするための、別の証文や、証言・・・

それを、ほぼ一人、中心となって調査をし続けていた・・・

帰りたいと言った自分にすら、
   全く同調する様子すら、見せなかった・・・

      パク・キュ様・・・

まさに今・・
   そこにいるのはその人・・・の・・はずなのだ・・・。

だが・・・

小さな身体を思い切り懐に隠すように抱き締めつつ・・・
   その、先ほどまで、ぷっくりと見えていた唇を覆う・・

   その姿・・

苦しそうに胸を叩く娘を
       それでも離そうとはせず・・・
なおも・・
   自身の唇を・・娘のそれへと押しつける様子は・・

まるで知らない人のようで・・・。

あんぐり開けた口にも、自分自身で気付かぬまま、
       ドンファンは、逸らすことなく、見いっていた。

さきほどの、ジャンホとの出来事ならば・・
    頭で簡単に整理できたのかも知れない・・。


だが・・
   くらりとしそうな頭を振りつつも・・

見てはいけない・・
   いけないのだが・・
目を離せないドンファン。


ぷはっ!!!!
  こちらまで聞こえそうなほど・・
    その細い腰をそらせて、息をつくと、

  まだ、抱き締められた腰に支えられつつようやく身体娘の方が、離した。

先ほどジャンホにしたように・・
いや・・
     もっと強烈に・・・
ぽかぽかと・・
   何度もパク・キュの肩を叩いたボジン。


!!????

その様子に、
   またも、目を見開くドンファン。

ーあの・・パク・キュ様に手をあげるとは・・・!!!!

息を殺しながら見ていたが、                 (見過ぎだよ(笑))
その・・先にある
  月に照らされたパク・キュの顔は・・

叩かれているにも関わらず・・
        この上なく・・嬉しそうで・・。

・・・なんだあの瞳は・・
    キュの切れ長な目が、嬉しそうに弧を描くところなど、誰が見たことがあっただろうか。

ーじゃあ・・ジャンホ様の
    さっきの瞳は・・・??

そう思ったが・・
ドンファンの目は、
  いつも真剣な細めた目が弧を描き
      引き締まった口元は、口の端を上げ・・

初めて見る、見たこともない表情をしたパク・キュに釘付けで・・・。

そのパク・キュが・・
   何かボジンに囁いた。

かと思うと・・・
途端に止まった
   パク・キュを叩いていた手の動き・・。


そんなボジンを、
   キュが満足そうに笑って上から見下ろすと
ボジンを支えていた、腰に置いた手で
    まるで子供を抱き上げるかのように、ボジンを軽々と、
            自身の上に来るように持ちあげた。      (すごい腕力です)

パク・キュを見下ろすように抱きあげられたボジン・・。
   それを・・嬉しそうに見上げたパク・キュ・・・。

最初、まん丸い目を広げて驚いた様子のボジンだったが・・
  ふと、両手でパク・キュの両頬をそっと両手で挟むと、

・・・・ふ・・・

ボジンの身体がゆっくりとパク・キュの方へと降り・・・
二人の影が・・
   静かに重なった。

・・ちゅ・・・
そっと・・ボジンから・・重ねた唇・・・。

  久しぶりのその感覚に、
どきん・・

  どきん・・・
どきん・・・

ボジンは息も苦しいほど、胸が弾んだ。

このまま・・
   パク・キュと帰りたくて・・

  パク・キュに・・そばにいてほしくて・・

パク・キュに・・抱きしめてほしくて・・・

そう・・思うと・・
  仕事だと分かっているのに・・
      胸が痛みを感じるほどに締め付けられ・・

きゅ・・
  わがままを口に出さない代わりに、
    まるで今までの寂しさが現れるように、
またも・・ボジンの唇が・・ぷっくりと尖った・・。

唇が離れると、
赤い頬をしたまま・・
    何も・・言わないボジン。

そんなボジンの気持ちが手に取るようにわかり・・
  キュの頬は、なぜだか緩んだ。         (喜んでる(笑))
  
それだけで・・

嬉しくて飛び上がりたいくらいの気持ちと・・

早くまた、このボジンを自身の懐へとしまい込んで眠りたい気持ちと・・・

今口づけた感覚で・・
   その想いが・・溢れ出しそうになる。

そんなキュの内心など、分かっていない様子の妻は、
    まだ唇を尖らせる。
素直になれない妻の、昔からの癖だ。

パク・キュが
   そんなボジンに優しく笑うと・・

「あと1日だ。

   あと1日くれ・・。
そうしたら・・
   次の日は何としてでも、休みを取るから・・。」

パク・キュが、
   ボジンを抱き上げたまま                  (これだけでもすごい体力)

そう優しく笑って言うと・・
  少し・・その顔を曇らせるように、
        表情を変えた。

・・?
そんなパク・キュに、
   尖らせた唇をそのままに・・頷いたボジン。
きょとんと、表情を変えたキュを見た。

「どうして・・ここまで来たのだ・・」
パク・キュがそう呟くから・・・

 「!!だって・・!!
    あの・・!!!!」
顔を真っ赤にして、ムキに反撃しようとしたボジン。

「・・・ごめん・・」

結局・・
  久しぶりにあったパク・キュの顔に・・言う言葉が見つからず・・
そう、素直に謝ると・・

パク・キュが・・
  ゆっくりとボジンの身体を、地面に下ろした。

「旦那さま・・?」
まだ‥慣れない呼び名で呟くボジンに・・・
はぁ~~~~~!!!!!
思い切り、溜息をついたパク・キュ・・

「我慢できなくなるではないか・・」
そう言うと・・・・
   ぎろっとボジンを睨みつけ・・・

またも・・余すことなく・・
   その唇へと・・唇を重ねた・・。

ん!!!んん!!!!

  じたばたと騒ぐボジンが・・
     おとなしくなったとき・・・


がさっ!!!!

  どきっ!!!!!

心臓が・・止まったかと思ったドンファン。     (いたのか。まだ)
 急な背後の気配に、振り返る勇気もなく・・死すら・・覚悟を決めた。

・・あぁ・・自分じゃなく・・
   こんな人の口づけなど見て死ぬとは・・

そう・・
  悲しいやらむなしいやら、死を覚悟していたのに・・・


 「スケベ。」

後ろから・・
   返ってきたのは、軽い声だった・・・。

!!???

振りかえったドンファンの真後ろには・・・
    先ほど・・消えたと思っていた・・ジャンホがいた。

「見てたろ・・。」

その言葉に・・

「い・・いえ・・」
顔を・・逸らそうかとも思ったが・・

「見てたろ?」
逃がさないとばかりに詰め寄ったジャンホにそう聞かれ・・

「・・・はい。」
答えたドンファン・・・

はぁ・・溜息をついたジャンホの目の先に・・
   ようやく、離れたボジンと、パク・キュの姿が見えた。


「まさか・・
   俺様ともあろうものが・・

隙を見せるとは・・」

そう言った・・ジャンホの言葉に、
   訳が分からないドンファンが、聞いた。
「・・あの方は・・?」
今目の前で見た衝撃で薄れてしまったが、
  さっき見た時は確かに・・
    ジャンホの目は・・・

彼女に向かう、ジャンホの目は・・・
じっと、目の前にいるジャンホを見たドンファン・・。
「あ?
  あれはパク・キュの新妻だ」
ジャンホが、答えた。

そう答えたジャンホの目は、
  キュへと挨拶をして去って行くボジンへと向けられている今も同じ・・

好いている女人に向かってた・・。

ふと、
   ボジンの姿が見えなくなるなり消えたパク・キュの姿に、
「お前も早く仕事場に戻れよ。
  今からだと、さらに早く終わらせるために
     パク・キュの目の色が変わるぞ☆きっと。」
そう、からかうように笑って言ったジャンホの目が
   どこか悲しそうで・・・

ドンファンは
「・・・キュ様を帰らせるのを遅らせた方がいいんじゃ・・」
つい、そんなことをジャンホへと呟いた。

「・・・あほ・・」
呆れたように笑うと
ジャンホが去って行った。

「・・・・・・。」
なんだか、妙な気持だった。
女好きと大きく噂されていたジャンホと、
      さっき見たジャンホの姿にはかなりの差があったからだ。

その後ろ姿を見送ったドンファンが
    戻ろうとしたとき・・・

「・・わっ!!!!!」

ぶつかりかけた誰かに・・
   驚いて、尻もちをついた。

「・・パク・キュ様・・」
呟くように見上げたドンファン。

「ずいぶんと長い厠だったようだが・・」
そう言って・・
  細めた目で、さっきジャンホの去った方向を見つめるパク・キュ。

キュの立つ場所からは、さっきまで自分とボジンがいた場所が
  丸見えだった。

ごまかすように、
「い・・いえ・・
  ちょっと腹をくだしてまして・・」

そう言ったドンファンに・・・
「・・そうか。」
静かに頷くと、
もよおすときは・・
    厠へ行け。そこでなく」
涼しげに・・腕を後ろで組みつつ
   いつものパク・キュの口調でそれだけ言った。

一瞬・・頷くように頭を下げたドンファンだったが、
「!!!!!
  ・・・知って・・!???」
キュの言った意味が自分が覗いていたことを全てお見通しだということを知ると、
目を見開いて、思わず叫んだ。

何も言わず、黙ったまま先を行くパク・キュ。

「知っててなぜ・・・」
先ほどの・・
  光景を思い浮かべ・・・顔を赤くしたドンファン。

「・・・
  ちょっと・・牽制をな・・。」
唇をピクリと尖らせて
   そう・・ばつが悪そうに言うと・・・
「あいつは・・もう全て、俺のものだから」
聞こえるか聞こえないか・・
   口の端を上げて呟くと・・
     見たこともない、目を細めた、隠しきれぬ嬉々とした笑みを・・顔を見せた。

・・・・

目を思い切り瞬かせたドンファン。
『俺のもの』
さっき・・月の光の下に、
  目を奪われた娘のことを思い出したが・・
その後見たジャンホの目を思い出すと共に
  ちりっと傷む胸に・・
       気づかないようにしつつ・・

「協力いたします。」
そう言って・・
   また、あの膨大な資料へと向かった。

嬉しそうに・・隠しきれない顔を、
      隠すように口をきゅっと縛りつつ・・
  満足げに2度ほど頷いたパク・キュ。

宣言通り、その日のうちに終わらせたパク・キュは・・・
   次の日・・きっちりと休みをとっていた。

「パク・キュ様・・
   ついに体調を崩されたのか?」
珍しく休んだ上官に
    口々に噂する役人たちの横・・

ドンファンだけは・・
  考えたくないのに、つい、浮かんでしまあの光景を思い浮かべつつ・・
   顔を赤らめながら・・どんな顔をして、次の日現れるのか  

ある意味・・どきどきとしてしまう自分に・・
           口許を少し・・ゆるめた。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
らぶらぶきゅんきゅんが観たくて~~♪♪
うふふふふ☆

かなりっ前のものでしたが、
   これは不思議と、すっごくのあも覚えてました!!!!

いつもお越しくださりありがとうございます♪
     いっこだけ、またメニューに入りました♪のあカフェメニュー増えないから(笑)
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~ Comment ~

きゃ~♪

きゅんきゅん♪( ´艸`)とほんのり切ないきゅぅん(・_・、)もあり、でも最後はやっぱりきゅんきゅん♪で、きゃ~♪パク・キュ様~♪でした(笑)

牽制‥って二人に?それともやっぱりジャンホにかな☆ ひさびさの番外編、ありがとうございました!!!


ネムボソ、あと4話なのかな?毎回気になる所で終わるから続きが気になる気になる(≧◇≦)でもムガクもチョリムもまわりの皆も優しくて切なくて、ラストはハッピーであってほしいですね。

いや~ん、もう!

のあさん、こんにちは。
パクキュとボジンのお話すごく嬉しかったとともにのあさんの( )の
突っ込みがとても最高でした!
ニヤニヤしちゃいました。らぶきゅんなお話ありがとうございました。

NoTitle

のあさん 久々のコメで すみません。
最近、ボクサーのパッキャオ選手の名前が出るたび、『パクキュ!?」と言い直す癖がついている私に、素敵な番外編で(●>щ<●)サンキュッ♪〜
パクキュの独占欲!  もしや、結婚まえより酷くなるかも…。
それも、ポジンにはバレないところで、回りを固める作戦(*′艸`)

タムナ♪

うわぁー♪タムナですね♪
私もこの話、タムナで一番大好きな話で覚えてます!このお話しが読めるなんて本当嬉しいし( 〃▽〃)

もぅなんなんでしょう!!このきゅんきゅん!!本当好き!
ドンファンのボジンを一目惚れしたボジンの可愛さと、イム・ジャンホのボジンを見る目が優しいのに又きゅんきゅん♪
見られちゃったのね。ドンファンに隙。気持ち隠すのむずかしいよね。
ボジンは、可愛いもの!本当に♪
でも、一番可愛くなる時は、やっぱり
パク・キュと居るとき!!!ですよね。
頑張っちゃうパクキュが目に浮かびます(笑)

お話し有難うございました♪

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>Kouさん

きゅんきゅんオンパレード、嬉しいです♪♪
ありがとうございます!!あはは(笑)

牽制‥ってね。二人にかな?
  それともやっぱりジャンホになのかな・・・☆
どこまでキュがわかっているのか・・恐ろしいところですね(笑)

早く妄想劇色々、今度こそ仕上げなくてはです☆またよろしくお願いいたします(笑)

>うめちゃんさん

こんにちは!遅くなり本当にごめんなさい!!

のあ( )の突っ込み(笑)お気に召していただけてうれしいです(笑)
思わず妄想劇に参入しちゃうんですよね~~~(笑)

ラブキュンなお話、たまったもの、これからまた出していきます♪

>まろんさん

こちらこそ久々すぎるコメですみません~~~~。

ボクサーのパッキャオ選手(笑)存じ上げないのですが、
私も『パクキュ!?」聞こえてきそうです(笑)あはは(笑)
、素敵な番外編で(●>щ<●)サンキュッ♪〜

キュの独占欲(笑)結婚したら冷めるどころか底なし・・ですかね(笑)
そうなんです!!!
それも、ポジンにはバレないところで、回りを固める作戦(*′艸`)よくお気づきで♪のあもそういうキュが、大好物で(笑)

>やえもさん

タムナで一番大好きな話だなんて、えーーめちゃくちゃうれしいです♪♪
のあも覚えてましたから(笑)あはは!似てますね(笑)

覚えていてくださるだけで光栄なのに、うれしいだなんて、本当に、のあこそ嬉しいです♪

きゅんきゅんしていただけてうれしいです(笑)

頑張っちゃうキュ、周りは相当ひやひやでしょうね(笑)真剣すぎて。

またどんどん追加できるようにしますね♪

>やえもさーーーん泣

遅くなってごめんなさい!!!なんとのあもID忘れていたくらいで、パスワード忘れてしまいました!!
今回を機にまた変更します・・皆さまごめんなさい☆

もし、まだ見に来てくださっていましたら連絡くださいね!!変え次第すぐお伝えします!!

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