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 ←*番外編☆『キミが見ていてくれるなら・・7』 →*第7話。恋のかけひき・・(後)
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★番外編★短編妄想劇集★完結編

★超短編妄想劇『君の前にはそのわずかな距離でさえ』(完結)

 ←*番外編☆『キミが見ていてくれるなら・・7』 →*第7話。恋のかけひき・・(後)
パク・ハとテヨンの、番外編。
甘くてこそばゆ~~~~い、何だかこっちが恥ずかしくなっちゃうような、
      それでいて、複雑な、お互いが遠慮しちゃう恋愛初心者同士、な、関係。
テヨンじゃなく、イ・ガクとパク・ハじゃなきゃって方、ごめんなさい☆

全くお話を知らない方には、分かり辛いかも・・です。
ご了承ください

以下究極簡素結論ネタバレと、続編(のあの)ver.です★
読みたくない方は、スルーで!!!!!
(のあ自身、こんな番外編書いてたこと、すっかりすっぽり、忘れてました☆
なんか不思議な感じで、今、『匂いを見る少女』に出演中ユチョン廃人なので
   自分できゃっきゃ妄想しながらリメイクしがてら妄想劇見てました(笑)

万が一読んだことあるぞって記憶されてる方いらっしゃったら、
   妄想劇見たのあよりおぼえてくださっているってことだわ・・。(笑)

どうぞ。
~~

恋をしたのは、前世の、彼(イ・ガク)と。

だけど。
過去の謎を解くため現代にタイムトリップしてきた彼は、
       全て解けた後・・過去へと帰ってしまった・・。

今、目の前にいるのは、

 それから300年後。現代に生まれた、輪廻で生まれ変わった彼(ヨン・テヨン)。

***
もともと、私が素直だったことなんて、なかった。
   誰にもうまく、甘えたこともなかったし・・
女の子らしく、可愛く甘えることなんて、
    しようとも思わなかったし・・。

だから、テヨンの前で特別、強がってるわけでもなかった。
イ・ガクには、可愛く甘えられたってわけでも、もちろんなかったし・・。

ただ・・
  テヨンが時々、心配するように、見てくれているのは、気付いてた・・。

それはきっと・・ 

生まれ変わった彼自身を、今は好きなのに・・
     どこか、前世の彼を追っていると思われるのが、怖くて
今目の前にいる彼が好きなのに・・
      それが、イ・ガクがいると、錯覚してしまいそうな自分も、怖くて

   素直になれないから・・だと思う。

気付けばイ・ガクだった記憶は、テヨンも持っていた。
    じゃあ、テヨンはイ・ガク自身なのか・・?
ううん。
よく、分からない。

でも、テヨンにも、恋をしたその時の、私と恋を、していた時のイ・ガクとしての記憶が、あるから・・
ふとした瞬間・・イ・ガクを思い出した時なんかの自分の気持ちが
   漏れ伝わってしまいそうで、
     素直になりたいけど、なれないんだもん。

お互いが、お互いを傷つけてしまいそうで、怖くなるんだ・・。きっと・・。

お互いが、分かってるのに・・
  たぶん・・同じ気持ちなのに・・

なら、どうすればいい?
~~
*****************************************

屋上にある、パク・ハの家に続く階段の下・・・
狭い路地、
  暗くなった辺りを、唯一外灯が明るく照らす。
その下に、
   二つの影が、見える。

ブルルルル・・・
   車が、その場に立った二人の横を、何台も通り過ぎた・・。

「じゃぁ・・
    気を付けてね!
  ・・・入る・・ね?・・へへ」
パク・ハが、屋上にある家を細い指で差すと、
    片手で斜めにかけたバッグの紐をきゅっと握りしめながら、
        少しだけ、ぎこちなく、笑顔をつくって手を振った。

ブルルルル・・・
   また、その横を、車が一台、通る。

・・何度、この言葉を言ったか分からない・・。

「あぁ。
   じゃぁまた!」
そしてまた、その言葉に返すように軽くポケットに入れていた手を上げて、
   ほんの少し、口先を上げる・・テヨン。

「・・・・・・。」
軽く、頷きながらそんなテヨンににっこりと笑顔を返すと・・
    目をおずおずとあげ、
        テヨンの方を見る・・パク・ハ。

その口を、笑顔になるべく、きゅっと上へあげる。

テヨンもまた、上げた手を静かにポケットに戻し・・
   口をにこりと優しく一文字に結ぶと、その両端を、にっこり上げた。

「「・・・・・。」」

互いに言葉はないが・・
黙ったまま動き出そうとはしない二人。

むずむずと胸がじれったく揺れるように、その場を離れられない・・。

「「先に行ってよ・・・」」
パク・ハがようやく息を呑みこんで声を出すと
   その言葉は、ぴったりと、テヨンの声と重なった。

「「いいよ!!
    私は・・」
    俺は・・」
その言葉に対して、遠慮する声も、同じ・・。

「「・・・・・・。」」
それで・・・
   どきどきとそっと胸の奥で鳴り続いている胸に手を当てた。

パク・ハはその唇の端をきゅっと上げて見せてはいたが、
      胸の音が速まりすぎて、笑顔を見せるその唇の端が震えそうになった。

本当は、準備している言葉を隠す唇のせいで、
     その笑顔を作る口元が、さらにおぼつかなかった。

だが、意を決したように息を吸うと、言葉を続けたパク・ハ。
「もし・・さ。」
ようやく、息を殺してそう・・言ったとき・・・

「え・・・?」
どくっ・・
  瞬時に、テヨンが何か待っていたかのようjに
     期待を・・隠しきれない目をつい、パク・ハへと向けてしまった。
「あ・・。
   こほ。・・うん。」
自分の返事があまりにも前のめり過ぎた気がして、
目を逸らすと、
   片手は後ろにして、
      ばつが悪そうに、口先に拳を当てて咳払いした、テヨン。

生まれ変わり・・だからなのか、
          こういう癖は、イ・ガクと同じ。

そんなテヨンに
   一瞬、きょとんと目を上げたパク・ハが、そっと笑いを隠した。

どきん・・どきん・・
優しく響く、胸の鼓動。

「だから・・・さ。

 もし・・さ・・、
  あの・・

 すぐに帰らなくてもいいなら・・・」

そこまでパク・ハが言ったとき、
「もし・・も何も・・
 おばあ様ももう今はいないし・・

   おばさんも結婚してあの家を出ちゃったし・・   (ピョ常務とですね(笑))

ごほ・・
 帰っても・・ほら。
       俺一人だから。」
優しく、
   ゆっくりと、
口元に拳を当てながらテヨンが答えた。

どきんっ
   どきんっ
「あ・・

  うん。
 そうだよね!あはは

 それなら・・・」
パク・ハが、熱を持った顔を仰ぎながら、
    テヨンの顔から目を逸らすようにそこまで言ったとき・・

パッパーーーー
   ッザーーーーーーーー
車の一台が、スピードを出したまま、二人の真横を走り抜けた。

「・・・・・・っ!!!!!!」
どっきん!!!!!
 途端に、大きく心臓が跳ねたパク・ハが、息を止めた。

「・・・・・っ!!」
一瞬何が起こったのか、
  気付くと目の前には、すぐにテヨンの喉があり・・
    
自分は、すっぽりと、
   テヨンの胸の中にいた。

どきどきどきどきどきどき・・
パク・ハは車が去ったのも気付いているのに、
   そこから動かなかった。
いや、動けなかった。

車から庇うようにして、テヨンの胸が、パク・ハの身体をそっと覆っている。
  テヨンの腕が、
   パク・ハをしっかりと、抱き留めていたから。

「・・・・・・。」
どきどきどきどき・・

「それなら?」
息を止めていたパク・ハの頭上から、ゆっくりとした声が聞こえ・・

その声に、
  ゆっくりと、目を上げたパク・ハ。

目のすぐ先には、ちょうど首があり・・肩が見えた・・。
それに・・
   イ・ガクと同じ・・香りが・・した。

「それなら・・・」
面食らうようにただ、突っ立って、
   その言葉を繰り返しながらゆっくりと、その目を上げたパク・ハ・・。

「・・・・・?」
にっこりと、上から笑いながら、
  その先を聞く、テヨンの顔が・・・近い・・。

どきどきどきどき!!
パク・ハの心臓が、今、爆発しそうにその音を強め、速めていた。

こうして、会うのは楽しいし、嬉しい。
こうやって、偶然でも抱きしめてくれると、
  安心するし、ずっとこのままいたくなる・・。

でもいつも感じる。
近いのに・・
    どこか遠い。

まだ、離れたくないのに、
  それをどう伝えていいのか分からず、
 言葉が、喉元まで出かかっているのに、
   喉につまった小骨のように、小さな痛みを伴って、そこから先へは出てきてくれない・・。

パク・ハの目が、どこか潤んだように、テヨンを見上げた。

ど・・くん・・
ほんの少し、そんなパク・ハの目に、目を見開いたテヨン。

「・・・・。」
なにか言葉を期待したのに、
  その後、パク・ハはきゅっと唇をつぐむと、
       そのままの恰好で、黙ってしまった。
・・・テヨンの腕の中から出ようとはせずに・・。
~~

説明するのはとてもとても、難しいけれど・・
  目の前の人は、イ・ガクであって、イ・ガクではなくて・・

私は、イ・ガクを好きになったんだけど、
   今も、もちろん大好きだけど、イ・ガクと似てるからって、イ・ガクになってほしくて
  テヨンさんとこうして会ってるわけじゃない。

でも、テヨンさんは、私とともに過ごしたあの、イ・ガクの記憶も持ってる・・。
  だから、きっと誰よりも私の気持ちを大事にしてくれてるんだ。

だからこそ、目の前のテヨンさんと出会ってからは

 ずっと、
   たくさん悩んで、たくさん考えて・・

テヨンさんを、見てきた。

正確には、イ・ガクとは別人の、テヨンさんを、見るうち・・
  その一部に・・やっぱりイ・ガクと同じ、一部も見える場面もあって・・
でもそれが『テヨンさん』なんだって、比べるわけでもなく、
   素直にそう・・今は感じているんだけど・・。

・・・そう・・なんだけど・・・
イ・ガクとしての記憶も持っていたテヨンさんを前にすると、
   つい、テヨンさんが、誤解してしまう気がして、『好き』という気持ちを素直に出せない。

素直に出せない・・というよりも・・
   まだテヨンさんが、私が彼を通して、
 
 イ・ガクを見ていると思われるのが、怖い・・のだ。

テヨンさんと話しているのに、
   ふとした時に、彼の見せる表情が悲しげな気がすると・・

心臓が、ぎくりとする。

ぎくりとして・・
  その目が、見れなくなる。

彼の胸で泣いたとき、
   イ・ガクが去って、張り裂けそうな胸に耐えられず、
        イ・ガクを本当に愛していたことは、告げた。

それは、彼も、十分すぎるほどに、分かっていた。
  だって、彼自身が、そのイ・ガクの記憶を持っていたから・・。

後ろめたいと感じさせられることはなく、
  むしろ、それは彼自身だったかのように包んでくれた彼が優しくて・・

    嬉しくて・・・

その時口づけた時に、
    分かり合えたと、思っていたのに・・。

その後の彼の態度も変わることはなく
   紳士的で、守るように傍にいてくれて・・
     それでいて、ときどき、少し辛そうに、こっちを見るんだ
~~

準備していたはずの言葉を飲み込み、
    口を噤んでしまったまま、それでも離れることなく、テヨンを見上げたパク・ハ。
「・・・・・・。」

優しくパク・ハの目を見ていたテヨンの目が、 
  ぐるりと宙を見て・・

それから、ふゥ。
  優しく、抱き留めた手をパク・ハの肩へと置いて、
      落ち着けるような息を一つ、吐いて見せた。

「『それなら・・・』の、続き、聞きたいんだけど・・。」
パク・ハが見上げた中、 
   テヨンがばつが悪そうに、照れを隠しながら言った。

「男の俺から言うのもどこか下心ばかりが前に出そうで恰好悪いし・・
   待ってたんだけど。」
照れくさいのか、ほんの少し、口先を尖らせて
    おどけるように言ったテヨン。
「あ・・
  あ~・・だから・・
    その・・。」
パク・ハがもどかしそうに、
  ほんの少し、はにかんで俯きながら、屋上にある自分の家をそっと細い指先で指さし・・
「その・・じゃあ・・
   急いでないなら・・」
唇を噛んで、
   照れ笑いを隠したパク・ハ。

「分かった!」
・・と、テヨンが言った次の瞬間!
「・・・・っ?」
パク・ハの手を引っ張り、階段を上がっていくテヨン。

「わ・・
   ねぇ・・!!
 ちょっと・・・」

急に引っ張られて階段を上がる足取りは、
   どうにもパク・ハには速すぎて・・・

必死になって引っ張られていくパク・ハ。

その、階段が・・
  ちょうど、家までの最後のカーブを曲がった先・・・

ひゅ。
 急に、また、パク・ハの腕が引かれた。

っひゃ!
ぱ・・・ちくり。。。。

引っ張られた拍子に、勢いよく回り、
    気づくと・・
 パク・ハは頬をがっちりと押さえられ・・・
  その口元は、ぴったりと、
       彼のそれによって、覆われていた。

「「・・・・・・・。」」
家まで続く、階段坂の曲がった影
   頬を押えられ、目を開けたまま、何が起こったのか、
       唇を塞がれたパク・ハ。

どきん・・
  どきん・・・

パク・ハも、ゆっくりと、
  その大きな目を閉じてみた。
 
どれくらい・・
 そうしてゆったりと互いに柔らかい唇を触れさせるように、
    目を閉じたまま、何度も優しく押し付け合うその熱を感じていただろう・・。
   
掴まれた頬が離されて、
  ようやくテヨンの目が、見えた時・・・

「・・・・・・。」
開いた大きなパク・ハの目が、
   悪戯に笑う、テヨンの目を、見た。

そう、
  テヨンの・・イ・ガクの、悪戯っぽいそのままの目を・・・

でも・・・
  一瞬の間を置いた後・・・

次は・・・
  「!!!!!!!!!」
テヨンが階段に、
   しりもちをついた格好になった。

パク・ハが、今度はテヨンを自分の方へと引っ張り、
      しりもちをついたところに、。
   テヨンの頬を摑み、
       柔らかい唇で、包み返したのだ。

とくんっー
驚いて浮いたテヨンの手が、パク・ハの肩の上に上がった・・。

だが、触れたものが何なのか、
   自身を覆っているものが、何なのかを一瞬のうちに知ると、
その手で
   優しく強く、パク・ハの肩先を覆い、
       もう一方の手で、腕を引いた。

唇だけは離れることはなく・・。

ゆっくりと、パク・ハの身体がテヨンの胸の中へと納まった。

ぎゅ。
 抱きしめられて初めて、
    パク・ハの唇が、離れた。

力強い腕。
  肩先。それに、胸。

その感覚に、
  なんだか急に、
    パク・ハの身体から、力が抜けた。

ぎゅう。
パク・ハもまた、身を屈めるように、
  素直に抱きしめられるままに、抱き付いた。

テヨンは、何も言わなかった。
だから、
  今度は素直に、パク・ハが言葉に出した。

「もうちょっとだけ・・
   一緒にいたいんだけど。」
テヨンの肩先に頭をもたれ掛らせるようにしながら、
   階段の、テヨンの膝の間に座って抱きしめられている、パク・ハ。

その言葉に・・
   嬉しそうに、テヨンの口元が、緩んだ。

「うん。
   俺も。ちょうどそう思ってた。」
頭の上から降り下りた、それだけの言葉。

「ふふ。」
パク・ハが笑うと、

「何?」
テヨンが、笑ったように、聞いた。

「テヨンさんから言ってくれてもよかったのに。」
パク・ハの言葉に、
  ふと、パク・ハの顔を胸元から離し、その顔をきょとっとした顔で見たテヨン。

「『下心』なんて思わないのに。あはははは」
からかうように笑ったパク・ハ。

そのパク・ハに少し、ふてくされたように、
        口元を歪ませたテヨンが、言った。

「そう言えば・・ずっと言おうと思ってたんだけど・・・。
   俺が・・いくつだか知ってる?」
テヨンの唐突な言葉に
  きょとんと、丸い目をさらに丸くさせたパク・ハ。

「・・・24じゃ・・ないの?」                (イ・ガクの年齢が、24でした)
そう、
  少し口先を尖らせながら聞くと

その言葉を待っていたかのように、
   にやりと笑ったテヨンが、ぼそりと言った。

「28。」

「え!???」
目を見開いて、
  抱きしめられたテヨンの腕から飛び出すばかり、仰け反ったパク・ハ。

「28だよ。今年。俺は。」
そんなパク・ハに、
   口の端を上げて、勝ち誇ったように笑いながら言ったテヨン。

「ほんとに!!????」
すっかり驚いて、
   完全に口調が素のままになったパク・ハ。

その驚きようが可笑しくて・・
ふと、
  初めて会ったときの、
     リンゴを投げつけて慌てた時のパク・ハが思い出されて懐かしくて・・

くくく・・・
  胸元から、運転免許証を出すと声を殺して笑ったテヨン。

「・・・・ほんとだ。」
パク・ハは、差し出された免許証を、両手で持つと
    息を吐くように、ぽつりとつぶやいた。

「だろ?」
にっこりと笑って、
  その免許証をつまむと、元に戻したテヨン。

「・・・・・。」
ぱちくりとテヨンを見つめたパク・ハをまだ可笑しそうに見つめると、
「『オッパ』」
テヨンが呟いた言葉に、
 ?
きょとりと目を見開くと、

「イ・ガクの時は散々だったけど・・・。

 俺には『オッパ』って・・」
テヨンが、ゆっくりと、立ち上がりながら、言った。

「え?」
ぎ・・くんと聞き返したパク・ハに、
   にっこりと、どこか悪魔な笑みを返したテヨン。

「オッパ。って、呼んでほしいんだけど。」
いつか見た、この目・・・

そう・・
  パク・ハが、イ・ガクたちが年下だと知ってから言った言い方そっくりだ。 

「んもうっ!!!!」
テヨンに手を引かれ、立ち上がったパク・ハが怒ったように口を尖らせたが・・

はははっ!
  声に出して笑ったテヨンが、優しくパク・ハの頭に手を乗せた。

ーあぁ・・好きだなあ・・。もぅ。

責めるように目で軽く睨みながら、
   パク・ハの胸が、きゅっと、締め付けられた。

毎回、離れるのが、つらいのだ。本当は。

いつの間に、こんなにも好きになったのかは知らないが、
    どんなに、難しく考えたって、彼が、好きだと言うことは、間違いない。

そんなパク・ハの心情など知らないテヨンが
 優しく笑う笑顔に戻すと、
      その頭を撫でながら言った。

「一番、『もう少し、喋りたい。離れがたいから家の外でいいから話そう。』

二番、『ただ、話すだけだから、家に行ってもいいかな?』

 ・・・でも・・ただ話すだけでいいわけじゃないから・・。

だから三番、『あの建物は元は俺の金で買ったものだし、
     お互い淋しいなら、これから俺も一緒に住もうか』」

唐突に言うので、一瞬、何のことだか分からなかった。
きょとん?
  難しい顔で、そんなテヨンを見上げたパク・ハの目に、

     ばつが悪そうなテヨンが、ちらりと舌を出した。

「俺がさっき精一杯考えてた、
    下心を感じさせずに、君と一緒にいれるための、言葉。」
ははっと笑ってごまかすように言ったテヨン。

パク・ハから手を離すと、
    ぱぱっと自身の尻を叩いたテヨン。

「あ。違うな。
  正直に言えば、毎回考えて、これだ。・・・かな。」
さらに自嘲気味に笑ったテヨンが、
  パク・ハを見た。

「俺から言えばよかったか?
『ずっと一緒にいたい』って?
 『下心』なんて、思わない?

    そのうまい隠し方も知らないのに・・・。

 年上だとはいえ、
   単に年がちょっと上なだけで、余裕なんてない。
 だからさ、一人で何倍も頑張ってる君に追いつこうと思ってたのに
   自分から言うのは、なんか余裕なくてかっこ悪く感じてさ。」
テヨンの言葉に、
  ようやく我に返ったパク・ハが、真っ赤になってぱちくりと瞬きしつつ、息を飲んだ。

「それでも、興味もなかった会社もキミの為を想えば興味が湧き、
  君が傍にいる毎日が大事で、貴重で・・ 
      俺にとっては何よりもありがたい時間になったんだ。

 だからこそ、君に焦らせたくなかったし、
    君に本性を見せるのも、躊躇われた。

 イ・ガクだったことも覚えてるって、言ったろ?
 あの時君は、確かに俺のものになったんだ・・。  
 (清い関係だけれどもね。両想いってはっきり感じてたし、結婚式も、したわけだしね)
  だから、君との距離が、難しかったんだ。
 近づきたくて仕方ないのに、
   それが君を怖がらせてしまいそうで・・。

 それでも、
    俺から聞いた方がよかった?

 ただ、家に上がるだけでここまで舞い上がってしまう俺なのに?」
笑っていた顔は、
  また、どこかあの、切なげな悲しい目になっていた。

そんなテヨンの頬に、そっと手を当てたパク・ハ。

「私も大事なのに。
 
 私も、ずっと一緒にいたいのに・・。
   どれだけテヨンさんといるこの時間が嬉しくて貴重なものか、
      テヨンさんは知らないでしょう?

 でも、知らせるのが怖かった。

 あなたが誤解するのが怖かったから。
 ただ、大事なテヨンさんを傷つけるのが怖くって、口にできなかったの。」
ぽろ・・・。

パク・ハの目から、自然に、真ん丸な涙が一粒、地面に落ちた。
自分だけの考えで、
    壁を作っていたのがようやく分かったから。
急に、目の前の人に・・
  切なく、胸がきゅっと締め付けられたから・・・。

「オッパ。
  テヨンオッパ。」
パク・ハが、テヨンの胸にもたれかかり、
   その背へと手を回した。

自分とは違う心臓の音が聞こえるのが嬉しくて、
   耳から感じる振動に、安心して、
    その癖に、さらにパク・ハの胸の音は、速まる。
「一緒にいよう。
    ずっと。

 私もずっと一緒になりたかったんだから!」
パク・ハが言った。

「と・・とりあえず」
そう言って、パク・ハの身体を離したのは、
         テヨンの方だった。

「家に入ろう。」
夜景がきらきらと見える階段の景色へと目をごまかすようにやりつつ、
  そう言ったテヨン。

ふ。
 肩を抱かれるように家へと進むパク・ハ。

ーちょ・・待って
    私・・なんて言った?
か・・・
  かぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!

途端に、パク・ハの顔が、火を噴いた。

辺りが夜景以外は外灯だけなので、その色までは見えなかっただろうが・・・

ーわ・・わ・・・私ったら・・・!!!!!!!
途端に今までの流れが怒涛のように頭に流れ込み・・
  まるで、自分から迫ってしまったような恰好になってしまったパク・ハが、
     一気に恥ずかしさから焦り始めた。

別の意味で、誤解されてしまったらしき状態に
       慌てて声を上げたパク・ハ・・
「あのっ!
   今の言葉は・・ちがっ!!!

  あのっ!!!!今のは違って・・・!!!!!」
パク・ハの手を摑み、階段を上がろうとしていたテヨンの足が止まり・・

「何が?

  どう違うと??」
細められた目で、
   問いつめられるように見つめられると・・・

「う・・・・」
きゅっと眉を下げつつ、何も・・言えなくなったパク・ハ・・。

「いい。

   家の中でゆっくり聞こう。」
そう言って手を引くテヨン。
その口元は、なんとも満足げに
   くっと、口角が上がっていた。

「・・・・・・・。」

その繋がれた手を・・見つめつつ・・
  やや、後ろのめりになりながら引っ張られつつ、
パク・ハは、軽やかに歩く、テヨンの後ろ姿を、見つめた。

テヨンの横顔は、
    なにやらとても満足げで。
ぷ。

なぜだか胸があったかくなり・・・
パク・ハも、その手をきゅっと、
     繋ぎ直すと、
「お腹すかない?
   パク・ハ特製オムライス、作ってあげる(笑)」
テヨンの横へと、脚を進めた。

「・・・・」
にっこり笑って、頷くテヨンに、
   パク・ハも、うれしそうに、にっこりと、笑った。

それから・・・
手を繋いだ二人が、
  あの、屋根裏部屋の豪邸の扉のなかへと、同時に入った。

からからから・・・

優しい風に庭の花々が揺れ、
   風見鶏だけがその優しい風を示すように、
      何度もくるくると、その表情を変えて回って見せた。

窓から、明るい灯りが見える・・。

それとともに・・
  久しぶりに、明るい笑い声が、この屋敷に響いた。

え?
  二人がこの後どうなったかって・・・?

うふふ。

  そこはもう・・・皆さんの、ご想像にお任せして・・・
**********************************
『屋根裏部屋の皇太子』パク・ハと、テヨンの、その後のストーリー(笑)

なんか、こんな会話、いつか遠い昔、
   したことあるヒトーーーーーーーーーーーー(笑)

のあのお話を読むと遠い昔の淡い恋話を思い出しますっていってくださる読者様(笑)
    
あはは、
  甘酸っぱいお話、皆さんおもちなんですよね~♪

いくつになってもそんな気持ち、忘れないでね♪

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~ Comment ~

よかったです!!!

なんとなく‥ですが、読ませていただいたことあるかな?と思う部分ありましたが、このお話、とってもとってもよかったです♪

またドラマも見たくなっちゃいました!テヨンは『オッパ』だったのね☆個人的に年上だよって告白してからのテヨンに、より、きゅんきゅん♪しました(笑)

いつか‥イ・ガクとプヨンの幸せなお話も読んでみたいなぁ♪などと思ってしまいました! ( ̄∇ ̄)

更新ありがとうございます!!!


『匂いを‥』あらすじは本当にさらっとしかわかってないです。すみませんσ(^_^;
なので、のあさんから教えていただき、ありがたいです♪
バーコードのついた本は同じ出版社から出た本?で本は7冊あって‥とあらすじにありましたが‥私も続きが楽しみです!!

>Kouさん

さすがKouさま・・・すごい・・・

のあ、なに更新しようかな~と、過去記事保存を見ていてびっくり・・自分で書いたものなのに、全く。覚えていませんでした・・(笑)
でも、屋根部屋の番外編って一つだけってのは覚えていたんですよね(笑)
だから、確かに妄想劇描いてたんだわ~と。

気に入っていただけたら嬉しいです♪♪なにより♪

やだ~♪きゅんきゅん、ごちそうさまです(笑)

イ・ガクとプヨンの幸せなお話!!いいいい!!!夫婦間話ですよね~♪きゃ~~~!!
俄然、やる気湧いてきました!!!て。余計なことせず進めろって話ですが。


明日あたり、あちらのあのお話を、仕上げにかかろうと思います^^;読み返すと表現文に手直ししたくてたまりませんが、そうするとあと3年かかりそうなので(笑)やめて(笑)
あ。がおーの方です(笑)花男も見たいのに~☆(笑)

『匂いを‥』あらすじは本当にさらっとなんですね!!珍しい!!!
全然大丈夫ですよ~~~♪♪
よかった!じゃあ、なんかここのセリフなんて言ってんのー!!きゅんきゅんしたいのにー!!!
的なのとかあれば、言ってくださ~い♪
ユチョンが大好きすぎて、廃人なんです・・。ラブラインも本格化してないのにどうしようって話です(笑)
なんだろ・・なんか、今すごく好きです(笑)屋根部屋イガクも好きだったのに、それ以上かも。なんで?(笑)自分でもわかりませんが(笑)でもソンジュンはやっぱそれより好きかな~(笑)

甘酸っぱい♪

屋根裏部屋の皇太子、また観たくなりました!!
パク・ハのテヨンとイ・ガクを想う気持ちや、葛藤…分かります!
記憶あっても、テヨンとイガク違いますものね。
。。私もあの後パクハは、テヨンとどぉ接するのだろう…っと凄い思いました!だって、イガクぢゃないんですもの。。。
なので、あの物語の続きが読めて嬉しいです!!有難うございました♪

>やえもさん

屋根裏部屋の皇太子、いいですよね・・。本当によかった!!!
分、なんか切なくて・・。

> パク・ハのテヨンとイ・ガクを想う気持ちや、葛藤…分かります!
嬉しいです!!
テヨンとイガクの違い・・・
そうなんですよね。ドラマラストの「どうしてこんなに遅かったんですか?」って、言葉、本当に、イ・ガクそのままなんだけど・・・。(注:日本語字幕がどうなってるかは正確には確認してません!)

このお話については、きっと、どうしてもイ・ガクとパク・ハじゃないとって方もいらっしゃるでしょうから、正直複雑だったんですが・・でも、のあにとっては、芙蓉(プヨン)が可哀想で・・・なんとか、イ・ガクに救ってほしいんです・・。

気に入っていただけたら嬉しいです♪
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