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☆番外編の番外編~コロのお話

☆超短編☆『それは誰も気付かないけれど・・』前

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「そうそう!
  とても上手になってきましたよ。」
その声に、
   綺麗な茶器にこぼさぬよう、茶を入れることだけに集中していたダウンは、
      肩の力を抜き、にっこりと安心したように、笑った。
      
そんなダウンに向かって、ゆっくりと、愛おしい目を向けて笑う義母。
~~
ダウンは、こんな毎日がとてもとても、幸せだと思った。

急に決まった結婚だったけれど、
   ダウンは、本当にこの屋敷に入れてもらえたことを、感謝すらするようになっていた。

もちろん。
 今でも怖い義父さまの前では、震えるし、声も上ずってしまう上、
   夫となったはずの旦那様は、滅多にこの屋敷には帰っては来ない。

けれど、ダウンはたまに帰って来る日を楽しみにしていたし、
  夫が、怖いばかりのヒトじゃないことは、ずっと前から知っていたから、
    少しくらい愛想がなくたって、少しくらい冷たくたって、
      少しくらい言葉が悪かったって、

     少しくらい・・子ども扱いしたって・・
        気にならなかった。

むしろ、会えるまでに、大きくなって、綺麗になってやる!と決めてからは、
     夫に会えるまでの期間が長いほど、違った自分を見せることができる気がして、
        わくわくしてきた。

「男の人は、
   思っていた姿と違った面を見ると、ぐっとくるらしいですよ♪」
ダウン付きの下女にそう言われたことも、
    ダウンを”小さな子ども”から”恋する乙女”に変えた、きっかけかもしれない。
 (まぁもっとも、実際には結婚した”公的な夫婦”なんだけど^^;)
  
~~
「嫁や。じゃあ、旦那様(義父)へ
   お茶を入れに行きましょうね。」
義母が立ち上がったので、
   慌ててダウンも立ち上がった。

その時・・
  朝から少し身体が重く、お腹の辺りが痛いな・・と思っていたのだが、
     急にダウンの腹部奥・・が、きゅうぅぅ・・と痛み・・

「っ!!」
感じたことのなかった痛みに、ダウンが腹を押さえてしゃがみこむと、

「っっ!!!!!
  奥様っ!!
    奥様っ!!!!」
その様子に、ダウンへと駆け寄った下女が、
     先を行きかけた夫人を慌てて呼び止めた。

「?
  どうしたの?
   嫁や!?
    どこか痛むの?辛いの??」
てっきり、着いてきているとばかり思っていた小さな嫁が蹲っていることに驚いて、
  いつもの数倍、早くに駆け寄ってきた夫人・・。
その夫人へと向かって、
   下女が、ダウンの背をさすってやりながら、
     言葉なく、鮮やかな黄色いチマの一点・・
        紅く染まってしまった部分を、指で示した。

「大丈夫です・・お義母さま・・」
痛みに耐えながらダウンが顔を上げると、
  なぜか、そこにはさっきお茶を上手に入れたときよりも嬉しそうに笑う義母が、
      ダウンの身体をそっと、優しく包み込んでくれた。

~~
~~
「っちぇ!
   清廉潔白だったイ・ソンジュンも、結婚して色を知ると形無しか!
  俺という旧友と久しぶりに会った時間より
     いつも会う妻の女の姿を見るために屋敷に帰りたいとは・・   (※そんなこと言ってない(笑))

  ・・・いっそ成均館に噂を流してテムルを辞めさせるか・・(ボソ・・)
が、すぐにあの、天のごとく偉大なる王の顔を思い出すと、
  つまらなそうに道を歩いていたヨンハの顔が、
      ぱぁっと、一瞬にして輝いた!
「コロ!!
   コロじゃないか!
やぁ・・やっぱりお前しかいないさ!
   今日はもう終わりだろ?飲みに行って語り明かそうぞ!」
当然のように肩を組んだヨンハに、
   これ以上なく面倒くさそうにその腕を振り払ったジェシンが言った。
「今日はダメだ。
   屋敷に戻らなきゃならん。」

ヨンハのせいで立ち止まった脚を、
  また何事もなかったかのようにすたすたと進めだしたジェシン。

「・・・・・・。」
想定外の言葉に、絶句したように目を点にしたヨンハが、
   慌ててジェシンとの距離を縮めた。
「なんで?
   今日?
 だってお前、ついこの間も屋敷に帰ったとこじゃないか!
    まだひと月も経ってないんだぞ?」
ヨンハが速足の友に合わせてやや急ぎ足ながら尋ねると
「やれうるさい親父様がお呼びだからだ。」
   わざと誇張するように、ジェシンが答えた。

これにますます納得がいかないヨンハが、
   やや、小首を傾げながらもなにやら口の端を上げながら、さらに尋ねた。
「親父さんは昔から年がら年中お前を呼ぶが、
    肝心のお前が行かなかっただけじゃないか。
や~!我らがコロが、なんてことだ。
 
 何が変わった?
    ん?」
友の表情には、
   今や嬉々として、別の意味が混じっていることに気付いたジェシン。
ぐいっと手で近づくその顔を押しやると、
「うるせ。
 何が変わると言うんだ。うるさいガキが一匹増えただけなのに。

  お前が考えるようなことは何もない!
 いちいち家に帰るだけで騒ぐな!煩い。」
人ごみに逃げ込むようにして、
    ジェシンが去った。

「・・・・・・。」
一人、ぽつんと残されたヨンハ。

家へと去った友の背を見つつ、
   腕を組むと、
「俺はただ・・
 『親父様とお前の間に』何が変わったか

と問うただけなのに。」
おかしそうに笑うと、呆れたように顔を振った。

「断金の交わりであった我らの関係も、         
(『断金の交わり』易教よりー固い友情で結ばれた非常に親しい交わりの意)
     嫁をもらうと変わるものか・・。
  遠くて近きは男女の仲・・。
    知らぬ間に寒さの中にも花が咲き、春が来たと気付くように
 あいつにもついに春が来たか。

 なになに。寂しくはないさ。
  白居易の『長恨歌(ちょうごんか)』でもあるじゃないか。
      比翼連理がなにより。なにより・・。」
(比翼連理ー「天にありては願わくは比翼の鳥とならん。知にありては願わくは連理の枝とならん」(長恨歌より、男女の仲や夫婦仲がきわめてむつまじいことの例え)
 
ヨンハが、そう呟くと、しばらく考えた後・・
「そういう俺も・・・どれ。たまには顔でも見に行くか・・。」
      人ごみの中へと消えた。
~~
~~
屋敷へとジェシンが帰ると、
   なにやら屋敷の中は騒々しかった。
慌ただしく動き回る使用人に、
    それらの様子は、それぞれに、何やら浮き立っている。

ジェシンは怪訝に思いながらも足を踏み入れると、
    まだ不在の父の手前、(父不在なのかい)
      自身の室へと向かうことにした。

自分自身、「たまには帰って挨拶の一つでもして見せろ」と宮殿でたまたま会った時の父の言葉を、
  どうして今日に限っては守ってやろうなどと思ったのかは分からない。
((笑)用事があるから帰れって呼ばれてるわけでもないし(笑))

だが、部屋へと向かう途中、
   何度か止まって、首を傾げた。
ー何か、違和感を感じる。

ただ、自分の部屋へと向かう途中なのに・・

途中、駆け足でたらいを運ぶ下人が塀の向こうの母屋(アンチェ)へ向かうのを見て、
   ようやく、その違和感が、屋敷に戻ると、後ろを五月蠅く着いてくるガキ嫁が、いないからだと、気が付いた。

「おい。」
ジェシンは、見たことのある、あのガキ付きの下女を見つけるなり呼び止めた。
「はっはい!!!
     若旦那様!」  
急に呼び止められた驚きと、
   それがジェシンであったことから、目を丸く見開いて叫んだ下女。

「今日は一体どうした?
   アイツがどうかしたのか?」
ジェシンが尋ねると、
「・・・・・。」
下女の目が少し戸惑ったように泳ぎ・・
  それから、話すべきか、迷ったようにもじもじと身体を揺らした。

イラ。
普段から、はっきりとしない奴が大嫌いなジェシンは、
  簡単に質問を変えた。
「じゃあアイツは今何してんだ?」
ジェシンが睨むように(本人はいたって普通に聞いたつもりだが)その下女へと問い詰めた時・・
「ジェシンや!」
振り返ると、
   にこにこと微笑んだ母が、手にたくさんの布を持って立っていた。
「母上・・。」
ジェシンが軽く頭を下げるのを見て、笑った母は、
「あなたの嫁がね、休んでいますよ。
   ずっとあなたを待っていたのですから、お顔でも見に行っておあげなさい。」
母の言葉に、
「アイツッ!!
   どこか、悪いんですか?」
急に語尾を強めて聞いたジェシン・・。
そんな息子の様子に、一瞬、驚いたような表情を見せた夫人が、
    ふふっと笑うと、
「いいえ。その逆。
   あの子も大人になったのですよ。」
柔らかく笑うと、また、母屋に向かって歩き始めた。
「・・・は?」
意味が分からないと一瞬首を傾げたジェシンだったが・・

「っ・・・!!!!」
ばっと大きな手で口を隠したが、
   なぜだか紅い、耳だけは隠しきれていなかった。
******************************************
ずっと前に保存しておいた分です☆
またまた日が空いてしまってごめんなさい~~~!!!
  夜、後編手直しして、アップします♪これホント。(笑)疑心暗鬼で来ていただけたらメニューに増えてるかも?(笑)   
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~ Comment ~

わぁ~い♪

のあさん♪こんばんは☆

こんなに素敵なお話が保存されていたんですか!!!( ´艸`)

先日のお話を読んだ後だけに、なんだか、うふふ♪ダウンちゃん♪おめでと♪準備はOKだね(何の??(笑))ってこちらもちょっぴり照れちゃいました(笑)

早く続きが読んでみたいです!!! ありがとうございました!!!

おすすめのドラマ、『ヒーラー』1話しか見れていません(・_・、)これからなのに‥削除ばかりなんです。なので、『匂いを見る‥』を見始めました!面白いです!!!ユチョンもシン・セギョンちゃんもいいですね♪続きが楽しみです♪ありがとうございます!

更新ありがとうございます♪♪

のあさん、立て続けのお話の更新、ありがとうございます(*^o^*)

のあさんの描くダウンちゃん、可愛くて大好きなので
嬉しいです(≧∇≦)

恋をして少しずつ大人になっていくダウンちゃんのお母さんの様な気持ちで
見守って(読ませて頂いて)います。

後編も楽しみに待ってます。

>Kouさん

ありがとうございます(笑)そして、すみません★
またまた日付も変わっちゃってからの後編でした。


あはは~★そうですね。このほかも、思うが儘に書いたまま放置のお話はあります^^;
でも思うがまま文にしちゃってるだけなので、これを加える作業や誤字脱字しなきゃ
出せませんが・・(笑)

あちらから持ってきたのも、編集して出すだけなんですが、全然だし、ゆっくりやらせていただきます(笑)


えーーーー!!
『ヒーラー』1話しか見れていないんですか!??
削除ばかり!!??ちょっと待って!探してみる!!
https://www.youtube.com/watch?v=4NTa52mgqic
youtubeで見てみてください♪リンク先はep1の英語字幕です♪あとは横にep2から出るはず!!

大丈夫!見れますよ~~~!!!!
『ヒーラー』は『healer』で検索のほうが見つかるかもです!
これはきゅんきゅん好きにはたまらないので、本当に時間できたら見てくださいね♪

『匂いを見る少女』いいですよね!!もうユチョ大好きなんですけど!!!(笑)
『会いたい』『3デイズ』がのあ的に好みじゃなく見れなかった作品だったので、本当に、今回は期待大!!!!

>なつやすみ3さん

のあの描くダウンさん(笑)そんな可愛がっていただけてうれしいです♪♪
のあも、のあの作品の中では本当に甘くなるカップルの一つなので、うれしいです♪(≧∇≦)

恋をして少しずつ大人になっていくダウンちゃんのお母さんの様な気持ちで・・・て(笑)

あはははは(笑)そんな娘の恋を見る気持ち、恥ずかしいじゃないですか!!(笑)一緒にときめいていただけたら嬉しいです(笑)

後編、遅くなっちゃってごめんなさい~~~(泣)
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