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 ←#短編☆『むずがゆい口元』 →#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その8(完)
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*番外編★短編妄想劇集★完結編

*超短編妄想劇『要注意:コ・ミナムという男・・』

 ←#短編☆『むずがゆい口元』 →#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その8(完)
「うぉわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!」

     どすんっ!!!!!!

ジェルミが、
   柔らかい自身のベッドから、落ちた・・

  「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!!」
~~

!!??

!!!???

その声に、

    がばっ!!!!!

それぞれの部屋で、
   その音に目を見開いて起き上がるテギョン・・

         シヌ・・・
~~
ベッドから落ちたジェルミがしりもちをつきつつ
       その、自身が今まさに滑り落ちたベッドの上を見ると・・・

垂れ下がったシーツの上には細い指が見え・・・

そっと・・腰を上げて、もう一度確認するようにその指の持ち主を見ると・・

まん丸く開いたジェルミの目には、
   ジェルミの眠っていたすぐ隣で・・
      今まだ、すやすやと寝息を立てて眠っている・・・

コ・ミナム・・
  A.N.JELLに、このたび新しく入ってきたメンバー・・がいた・・・。

~~
「な・・な・・な・・・!!!!!!」

ジェルミはまだ信じられないとばかりに、目を見開いて声を上げた。
~~
つい最近、
  一緒に暮らすことになり、

つい最近、加えてこの宿舎にミナムの叔母さんが来たことで、

 テギョンヒョンの部屋で居候になったはずのこいつ・・・

~~
ジェルミは、
 そろそろと腰を持ち上げつつ、眠ったミナムの位置まで顔を上げると、
  
まだ、あれだけの叫び声にも関わらず、
  すやすやと寝息を立てている目の前の女・・のような男へと、
     見開いた大きな目を向け・・・


それから
   震える指先をその頬の近くまで近づけた・・・

どくどくと・・

   速まる心臓・・

ごくりと・・

  意識せずには飲みこむこともできない・・つば・・

どくどく・・

  どくどくどく・・・

ふるふると細かに震える指先が、
  ふっくらと開いた唇の横、つるりと女のような肌質を持つ、頬へと近づく・・。


<違う!!!

  俺は違うんだ!!!!

 断じて・・男なんて・・!!!!!>

そう、心では言い訳を考えながら叫びつつ・・      (ダレに?(・∀・))
   震える指先を、もう一方の手で、なんとか触れる前に、留めたジェルミ・・。

「・・・・・。」
歯を食いしばり、
  留めた手も、乱暴に自身の方へと下げると、

じっと・・
  眠ったままのミナムの顔を見た。

少しだけ口を開き、
  聞こえないような寝息を立てて目を閉じたミナム・・。

閉じられた長い睫。
  ふっくらとした唇。
それに、
 触ってみたくなるような・・
  頬の、男のくせにさらっとしてそうな頬・・
 
気持ちよさげに眠った様子・・

ふと・・

  つい・・

下ろしたはずの手をまた、伸ばしてみたくなったとき・・・

さらにベッドへと、腰を浮かせかけたジェルミとほぼ同時に・・

ばたばたばたばた!!!!

「どうした!!!??」

叫び声を聞いて飛んできたテギョンと
    少し遅れてシヌが

勢いよく、ジェルミの部屋へと押し入ってきた。

!!!!!!!!

頬へと・・
  あとわずか・・

手を伸ばしかけたまま・・固まったジェルミと・・・


!!!!!!!!?

目を大きく開いて、そのジェルミの手と隣に眠ったミナムの姿を見るなり、
    すぐに細めて・・まるでジェルミを怪しむかのように目をやった・・テギョン・・

ぎくんっ!!!
 ジェルミの身体が固まり、
   言い訳したいのに出てこないまま、ジェルミの口すら、その場で固まった。

そんなテギョンの後ろから、

「大丈夫か!??

     どうした・・?」

顔をのぞかせたシヌ。

一瞬、救われたかのように輝いた目で一瞬、シヌを見たジェルミだったが、
  またも、シヌの目はジェルミの期待していたものとは違い、
     言葉を失うかのように、
       固まったままのジェルミの手と、
         そのすぐ、触れそうな距離ですやすやと眠る。。ミナムを見た・・。

「・・・・・。」
  「・・・・・。」
「・・・・・。」

三人の間に、言葉にできぬ微妙な空気が流れた後・・・

「・・・ち!!!!!

 違うんだ!!!
    これはっ!!!

あのっっ!!!」
焦ったように言い訳をしようと、
   テギョンとシヌの元へと駆け寄ったジェルミ。

「あいつが・・!!!

   あいつから・・・!!!!」

泣きそうな目で、
   まるで貞操を奪われかけたのは自分の方だとでも言わんばかりに
    必死に自身の無実を訴えるように目を潤ませると、
       片手をくわえてもう一方の手で、ミナムを指さすジェルミ・・。

そんなジェルミをすりぬけるかのように、
  テギョンの目が冷たくジェルミを通り過ぎると、

心底呆れた目で、腕を組みなおすと、
  すやすやとまだ気持ちよさそうに眠るミナムを見た。

<やっぱりあいつはアホなのか?
   こんなとこで寝て・・・。

 しかも女・・
   女のくせに、あんな恰好でどこでもぐーすか寝て・・>

ふっくらとしした枕に顔半分を埋め、
  下に敷いた腕を伸ばして、すやすやとこちら(扉の方)へと顔を向け、眠っている。

呆れ果て、声にもならないテギョンは頭を振った。
なんでここにいるかは分からないが、
    ここであんな風に寝たアイツが悪い。
自分は関係ないのだから・・
  と、足を一歩、引き返そうとした時・・

その横に、
  シヌがゆっくりと、足を出してきた。

それを捉えたテギョンの目が、ぴくりと止まった・・。

「くす・・
  よっぽど、疲れてたんだな・・」

シヌは、ジェルミもテギョンも見ずに、
  ミナムの方へと足を進めていた。

微笑んだシヌは、
 前日にあった、新しく発表する歌用に撮ったプロモーションビデオの撮影中、
    何度も監督から駄目だしをされては必死に動くコ・ミナムの様子を
        思い出すと・・
どこか・・
  愛しそうに・・
    その目を細めてベッドへと一人、歩きだした。

テギョンの、扉へと向かいかけた足が止まった。
  それに、テギョンの前で片手を口にくわえたままのジェルミを振り払うべく置いた手も、止まった。

ジェルミの目が、シヌを追いかけると同時に・・
テギョンもまた・・
    シヌの動きにようやくわれに返ったようにその頭を振ると、

眉に皺を寄せつつ目を細め、
 シヌを睨むように見ながら、無意識に、その口を尖らせた。

どくん・・

  どくん・・

なぜかは分からないが、
   どんどんミナムへと近づくシヌに、
       テギョンの胸が窮屈に締め付けられる。

ベッドへと歩み寄ったシヌが・・
   今にも、ベッドの上で、すやすやと眠るミナムへと

     手を伸ばそうと・・
        する様子に・・・

・・!!!!!!

目を大きく開いたテギョン、
 考えるよりも早く、
    足が前に出た。

「おい・・!!!」

ふいに、
  ジェルミを軽く振り払い、シヌを振り向かせるようにその肩を掴んだテギョン。

「・・・?」

掴んだ後・・
   不思議そうにテギョンへと目を向けたシヌに・・

「・・・・・。」

唇を尖らせつつ・・
 テギョン自身、戸惑うようにぎこちなく、やや、目を泳がせると・・

何を言いたいのか・・

  どう・・しようというのか・・

開きかけた口を、もごもごと閉じた。

自身の中でもはっきりとはしない不愉快な想いに目を細め、顔をしかめたテギョン。

<・・・抱きあげると
     女だとばれるだろ・・

 ばれたところで、
   コイツがどうなろうが、俺に関係ないじゃないか・・

 シヌなら・・
  放ってはおけず、甲斐甲斐しくこいつを世話するかもしれないし・・

 コイツは・・




   ・・シヌが好きなわけだし・・・>              
   (シヌが運んで悪いことなしじゃん(・∀・))

シヌの肩を掴んだままで、
    そう頭で呟くと、行動を止めたテギョン。

「・・・・?」
シヌの目が怪訝にテギョンへと向かい、
  また、ミナムの方へと戻っていきそうになったとき・・

<あとはコイツがどうにでもすればいい。っふん。>
そんな、頭の言葉とは裏腹に・・・

ぐ。
シヌの肩を掴んだ腕には力が入り・・

自分の意思とは違うその手を、離そうと意識した
・・・にも関わらず・・

「コイツは俺が・・・

    運んで行く・・」

離そうとしたはずの手は、勝手にシヌの肩を引き・・
  尖った口は、勝手にそう動いた・・

・・・面倒なのに・・・。

「・・・・・!!!」

一瞬・・
   シヌの顔が驚いたようにテギョンを見た後、歪んだ・・。


そう言うなり、
  できるだけ不自然さがないように顎を上げ、威張って進むテギョン。

予想外の言葉に、唖然とした二人が見つめる中、
ただ、
  眠るミナムの方だけに向けられるテギョンの目・・

忌々しげに感じるほどに細められたその目は
   眠ったままのミナムを睨んですら、いるようで・・・

尖らせられた口許は、
   文句を言いたげに、動かされていた。

だが・・

   ふわり・・・

ミナムを持ちあげたテギョン・・。
~~
身体を包むように回したテギョンの手の感覚は・・
     眠っているミナムにとっては・・ひどく優しくて・・・
 ミナムの口元が、
  むにゃ・・
    ほんのりと、緩い弧を描いた・・。
~~
っち・・
  舌打ちしながらも、無性に女に見えるそんな仕草を自分の胸で隠すように持ち上げたテギョン。

「く・・・

    重い・・」

文句を言いつつも、
   落とさぬよう、

目を見開いたジェルミと、
    シヌの前をすり抜けて歩いた。

「う・・ん・・・」
通りおすぎる時に聞こえた・・
  どこか女らしさを含んだ、その声・・

ご・・くん・・

通り過ぎる真横で、ジェルミが息をのんだことに、
  なぜだかイラつき・・
     素早く睨むと・・

「とっとと扉を開けろ!!
   ・・だく!なんで俺が・・」    
        (注:誰も頼んでいません・・(・∀・)だからシヌが・・)
そう、
 ぶつくさと、この腕の中に、まだ眠る、『男』に聞こえるように呟きつつ・・

慌ててジェルミが扉を開けると、
  怒りまかせに飛び出すように、ずかずかと自身の部屋へと大股で、戻って行った。

~~
手に触れる、男のそれとは明らかに違う、柔らかい感触・・
  テギョンの胸へともたれるように置いたふわりと浮かぶ髪・・

ふわりと・・
  鼻先に香る・・ミナムの香り・・

に・・・

どくん・・

   どくん・・・

ミナムを支えた手が、
  震えそうになっていることは・・
    自身でも、ごまかしようがなく気づいていた。

「ん・・にゃ・・」

よだれを垂らしそうに、
   その口許をだらしなくにやらけさせると

ミナムを抱く潔癖症のテギョンの身体がぎょっと、のけぞった。

その胸元で、
「ひょん・・に・・む」
にへらと笑って呟いた、ミナム。

「・・・・・。」
なぜだか・・
   自分への呼び名が聞こえた気がした・・ことに、驚いて目を向けると、

・・・ど・・くん・・!!!!??

途端に大きく跳ねる。。心臓・・

 ご・・ごほ・・

つい・・
   自身を落ち着かせるように咳ばらいをすると・・

ようやくたどり着いた自身の部屋へと入った。

~~
整った、いつもとまったく違わないテギョンの部屋で、
   まるで異質物のように、その場に敷くことを許された、ミナムの布団。

テギョンがミナムを抱いたまま近づくと、
 その布団は、
    まるで殻から抜け出たように、こっぽりと、主のいたときのまま、盛り上がった弧を作って見せていた。

「・・・・・はァ。」
さも呆れた様に、
   しかめた目で見たテギョン。

一瞬・・
  まだ、気持よさげにすやすやと眠る、コイツを・・

この床下に置いた布団に放り投げてやろうかとも思ったが・・・

ぐっと、ミナムを抱きかかえた手に力を入れると、
そっと・・
  その掛け布団を捲り、

優しく、ゆっくりとひざを付きながら、
          その身体を寝かせてやった。

「・・ん・・」

ごろん・・
  置いた途端、寝がえりをうって、向こうへと顔を向けたミナム・。

「・・・・・。」
じっと、テギョンはそんな横顔を見つめた後、
 めくった布団を、
     がぼっと、ミナムの頭までかぶせてやった。

「・・・・・。」
まだ起きてくる様子もなく、頭からこっぽりと山となった、今まで運んできてやったその物体。

口を高く尖らせ、
   そのこんもり盛りあがった物体を睨むと、
「ふん・・」
口をゆがめるように動かして・・

すた・・

  すた・・

すた・・・

テギョンは部屋から出た。
~~

その日は朝からミナムの叔母が出かけるというので、
 残しておいてくれた朝食。

シヌ・ジェルミはご飯を頬張り、テギョンが水を立ったまま、
     飲んでいた。

ところに・・

「ふぁ・・!!
  おふぁようございます・・」

まだ・・
 眠そうな目をこすりながら現れた・・ミナム。

「「「・・・・・。」」」
三人の視線にも気付かぬまま、
すとん・・
 眠そうに目をこすったまま席に座ったミナムが
「・・・昨日・・
    実はよく眠れなくて・・」
誰に聞かれるでもなく・・
     呟くように言った。

「「「・・・・・・・」」」

そんなミナムを黙ったまま見つめた3人・・。

「あの・・
   何も・・覚えてない・・??」

恐る恐る聞いたジェルミに・・

きょとん?
  丸い子犬のような目を向けたミナム・・

どっきん!!!!
  とたんにジェルミの心臓が跳ね、慌ててジェルミは、ミナムから目を逸らした!!!

無防備に眠った時に見た、どこか触れて見たくなった
         ミナムの顔が思わず浮かんだからだ。

「どこで眠ってた・・?」
今度はからかうように笑って聞いたシヌの言葉に・・

「・・・・
   自分の布団・・でしたが・・・」

きょとん??
  少し考えた後、丸い、子犬のような目で、
     慎重に唇を尖らせると、
       不思議そうに小首を傾げたミナム。

す・・。
そんなミナムに、シヌの目も、泳ぐように外された。

とく・・とく・・

小刻みに震えるような、早くなる心臓の音・・。
ミナムから目を離すと、
  自身でそれを止めるかのように胸元へと手を置いたシヌ。

「布団・・・お前の・・?

 誰が・・
    運んだのかも・・・」

低い声がそう続けて聞こえると・・

ぎろり・・
   ミナムを睨みながら・・低い声で聞いたテギョンに顔を向けたミナム。

「え??

 誰が・・
    何を・・ですか・・???」

のんきに答えたミナムに腹が立ち、
  かっと目を見開くと、思い切りミナムから目を逸らしてやったテギョンが
「っは・・。
 もういい!!!

  どこで寝ようがどうなろうが、
    金輪際、運んでやることはないから、そう思え!!!」
捨て台詞のように、そう叫んだ。

「・・・どうなろうがって・・」
そのセリフに、一番ぎくりとしたのは、他でもないジェルミだったりしたが・・

「所詮どこに寝ても同じなんだろうよ。
 今夜からはジェルミでも、シヌでも、どちらか好きな方の部屋を選んで
     すぐに荷物も運ぶといい!!!!」

さらりと語尾を強めてそう言いながら、
       勢いよく去って行ったテギョン。
これには、ジェルミとシヌも、目をぱちくりさせた。
 一瞬、目のあった二人だが、互いに慌てて逸らしたジェルミとシヌ・・。

どすどすっ!!!

テギョンの足が、大きく音を鳴らし、離れていくのを、

「え???

    え?? ヒョンニム!!???」
ミナムはただただ、大きな目をさらに開けて、見つめた。

ミナムが慌ててジェルミとシヌへと目をやったが、
  なぜだか二人とも、わざとらしく目を逸らしてミナムの方を見てはくれない。  (笑)

「っ~~~!!!」
唇をきゅっとしばり、
   どんどん大股で去っていくテギョンを見たミナムはさらに慌てた。

「すみません!!!

 また、何かしてしまったんですよね??

  待ってくださいよ!!!ヒョンニム!!!!

 すみません!!!
    ごめんなさい!!!

 ヒョンニム~~!!!
 ヒョンニムの部屋に置かせてください~~!!!
  まだ決まったばかりじゃないですか!一体何をしちゃったっていうんですか?!
    ヒョンニムの部屋がいいんです~!!!」

ミナムは慌ててぱたぱたとテギョンの後を追った。
後を追ってくるミナムの気配に、
  ほんの少し、口の端を上げて速度を落としたテギョン・・。

ぎゃーぎゃーと去る二人に、
        その場に残された・・二人・・・。

どきんどきん・・
 さっきの寝顔が・・どうしても頭から消えず・・
   それでいて・・今のミナムの言葉が刺さる。

<男だと・・分かっているのに・・・>
   ごくりと、唾を飲んで、
      心臓をぎゅっと押さえるジェルミ・・。

<ただ・・傍で・・彼女の支えとして見るのが正しいのか・・>
きゅっと・・こぶしを握り締めると、
 目を、ミナムとテギョンへとやったシヌ。

必死でミナムがテギョンを掴むのに、それがさらにテギョンの怒りを買ったらしく、
   冷たく手を振り払われても、
        そのテギョンを追っていくミナム・・。

<俺なら・・
   何があったって、あんな風に突き放すことなどしないのに・・>
テギョンだけを追うミナムを見ながら、
   シヌが後片付けをすべく、立ち上がった・・。
~~
それぞれの想いが交差する中・・

テギョンによって、『事故多発地帯』と例えられた
    その男・・コ・ミナム・・・。

誰よりも一生懸命で、
  誰よりも気を付けているつもりで・・

決して、テギョンにばれたようには誰にも、
   ばれてはいけないということだけを、考えて・・・。

だけどいつも、彼・・いや、彼女一人、
 その本当の彼女の持つ罪に気づくことなんてない。

   誰よりも素直で、
     純粋無垢で、あまりに穢れがなさすぎて・・・

その男・・いや、男に扮したその、一人の女の子の・・
   ほのかに芽生え始めた恋が・・

 無事・・叶えられるのは・・
   じれったい二人には、まだ少し・・先のこと。
~~
「入ってくるな!!!」
ーバタンッ!!!!
閉じられた扉に・・
「ヒョンニム~~~(泣)
  なんで怒っているのか、教えてください~~~~(泣)」

扉を叩いてお願いするミナム・・

すん・・

   すん・・・

鼻をすするミナムに・・ 
「分からなければ思い出すまでそうしてろ!!
   お前のせいで繊細な俺の腕が今日は痛むんだからな!!」
テギョンの言葉は、まったく意味が分からない。

「すん・・
  すん・・・
 なんで私のせいでヒョンニムの腕が痛くなるんですかっ!!」
ミナムが思わず反論すると、

「お前が重いからだ!!
  お前・・アイドルなんだからちょっとは・・」

テギョンが扉の向こうで・・
   少し・・口を尖らせそう・・言っていた時・・

「ミナム??
   こっちでお茶でも飲もう?

 おれが教えてやるから・・」
シヌが、優しく声をかけた・・

!!!!!!!

その声に、
  慌てて扉を開けたテギョン・・

ーキ・・・

扉を開けて見ると、
  ちょうど、涙目になったミナムと目が合い、
 その肩に手を乗せた、シヌが見えた・・。

・・・・口が思い切り、尖り・・
   細めた目が、ぎろりとシヌへ移った。

「ヒョンニム・・」

嬉しそうに呟いたミナムに・・

唇を少し、端を上げると、

ちょいちょい・・
 その指を手前に曲げるようにして、ミナムを呼んだテギョン・・ (イヌか!!)

「教えてやる・・

   こい・・・」
そう言って、呼んだテギョンのもとに・・

シヌの腕をするりと抜けて、

「はい!!
   ありがとうございます!!!!」
ミナムが、嬉しそうに駆けていった。

そんなミナムの後ろ姿を見ながら・・

くす・・
  自嘲的に笑うと・・

シヌはポケットに手を突っ込みながら、
        ジェルミの元へと戻った。
~~
「お前には自覚がないのか!!!!!」

扉を閉め、入った瞬間、
 思い切り
   怒鳴られたミナム。

しゅん・・
   としながらも・・

「・・・でも・・
   ばれなくてよかったです・・。」
昨日、うっかりとはいえ、
  夜中に水が飲みたくなって飲んだ後、どうやら部屋を間違えたらしい事実を知ったミナムが
    ぼそぼそと申し訳なさそうに答えた。

「また助けていただいてしまいました・・
  ありがとうございます・・」

おずおずと・・
  テギョンを見上げたコ・ミナム。

きゅん・・
  
だが、見上げたミナムの目は、
  すぐに、下がった。

悪いことをしたとはわかっていても、
  口の悪さとは裏腹に、いつも手を差し伸べてくれるテギョンに・・
   胸が少し、甘く締め付けられ・・
   つい・・不謹慎にも嬉しくなって、頬が緩んでしまう・・。

ぐ・・・

その唇を思い切り尖らせ、
  睨むように、能天気に笑うミナムを見ると・・

はぁ・・・

言いようのない、
   もやのかかった思いを吐き出すかのように、テギョンは溜息をついた。

<この・・
  自ら男だけの中に男として入り・・
その割に・・
  無能・・鈍感・・無自覚で、
     どこまでも、無邪気な・・この男・・・
コ・ミナム・・・

いつか・・
  その男としての仮面を脱ぐときがきたら・・>  
  (すでに被ってんだか被ってないんだか・・(・∀・))

呆れたように、事態の深刻さをまるでわかってないとばかり、
   睨み見たテギョン。

<仮面を脱ぐときが来たら、
    覚えてろよ・・!!!>

ミナム・・いや。
   ミニョとしての・・恋のお話が始まるまで、

 あと少し・・・

この男・・要注意につき・・

   近寄るなかれ・・・

~~
今日は・・
  どこで寝るんだろうか・・・

シヌも、
  ジェルミも・・

恐らく、テギョンの部屋から出ないとはわかってはいつつも、
 どぎまぎしながら、
   テギョンの部屋を、じっと見上げた。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
え??
話その他もろもろ進めろって・・???

あはは(笑)


久しぶりの更新・・( ´艸`)

ちょっとでも楽しんでいただけたら・・♪


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>鍵コメ♡さん

こちらこそいつも辺鄙なもう埋まり切ったこちらのブログに、
ありがとうございます!!!
あははは(笑)
テギョンの態度とはうらはらな優しさ♪きゅんきゅん♪してくださればうれしいです♪

(最近テギョンを妄想することがなかったので、新鮮でした!!いや~!!ここ最近のSBS最強ですね♪♪ジソブ、ミンホに続き、キムスヒョン堕ちが半端ないです♪・・ついでに、月火の、チュジンモ氏にも堕ちてるのあです(笑)シネちゃんのウンサン、可愛かったですよね~~!!!!ミニョとは違う性格だけど、とってもよかったです!(もうちょい素直な方が好きですが♪)・・・落ち着いたら、グンソク氏の選んだという『綺麗な男』も見ようかな(笑)実は二話までは後追いしましたが、リタイア・・時間があったら見て見ます♪)

ミニョも、眠っていてもテギョンに抱き上げられて、のところ♪うふふふ(笑)勝手な深読み(願望(笑))いいです♪♪(笑)
おお!!!シヌ派にならなかった理由が、わかった気がしました??教えて教えて~~~(笑)
最近、セカンドにも目が行くようになったのあなんですが(といっても『相続者たち』のチェヨンドと『奇皇后』の・・・あれ、どっちがセカンド?ワンユ(高麗王)派ですが、ワンユがセカンド??めっちゃめちゃはまってて、気になってます~~~~!!!!!チチャンウク君も可愛いけど・・最後考えてもどうしてもはまれない~~!!!!20話見ました??のあにとっては予想外の展開で(笑)きゅんきゅんでした(笑)

あ。関係ない話しすぎました。ごめんなさい

嬉しいです!!

関係ない話だなんて!そんなことないです♪嬉しいです!!!

シヌ派でない理由‥なんとなく、優しいのはすごくいいけれど、もう一歩踏み込んだ態度してないところ‥というか‥ほんの少し上から見守る感じがしたのかな‥? あれ?答えになってないかな?すみません(^^ゞ

シネちゃんのウンサン。よかったですね~!!うんうん。もうちょっと素直‥わかります。(笑)でも、激情キスシーン時のウンサンが一瞬、のあさんの描くミニョと重なりました。( ´艸`)きゅって服を掴むところがね☆

チェ・ヨンド!!気になってました♪ちょっと応援したくなりましたもん。(笑) 『奇皇后』20話まだです~!そうなの?きゅんきゅん♪ですか!見なきゃ! ホント、どっちがセカンドなんでしょね?私もワンユ派ですね。
チャンウク氏も切ない感じがいいけれど‥

『星から‥』いいですね~♪続きが楽しみ!グンちゃんのドラマ、私も2話まで見てリタイアしてしまいました(笑)でも、演技が素晴らしいとのことなので機会があれば見てみたいです。

忙しいのに、返信をありがとうございます!!!

本当に嬉しかったです♪♪♪(○´∀`○)

あけましておめでとうございます~(^^)

お久しぶりです♪(≧∇≦)ノ
のあさん、どうされてるのかなあ??って心配してたので、のあさんのあけましておめでとうメッセージを読んで安心しました☆ここが更新されていてめっちゃテンションが上がっちゃいました~!!(*゚∀゚*)又お話が読めてほんとに×2嬉しいです!(b´ω`d)

私のタムナ愛は永遠に不滅です!!ので例えおばあちゃんになるまでお話が続いたとしても付いて行きますので、末永くよろしくお願いしまあすm(_ _)m(←何か粘着質?(・∀・;)怖がらないで下さいね。(^^;))

とはいえ、ほんとお身体の調子や、実生活の充実が第一ですもんね。のあさんのペースでこれからものんびりお話更新して下さいね。

新年一発目にタムナのラブラブなお話と大好きなジェルミのお話(←可哀そうですが(^^;))が読めるなんて、初詣でお金を入れたのにおみくじの箱が空っぽでムダ金になったという不運を取り戻せました!
ほんとそれ位のあさんのお話大好きなので、今年も応援しておりま~す!o(`・∀・´)○

>Kouさん

シヌ派でない理由‥あははははは(笑)うん!!わかります!!!
たぶん、Kouさんとの萌えポイント、かなり一緒だと思う(笑)のあもそんな感じでシヌにはいかなかったです(笑)その点、惹かれたセカンドナムジャといえば、最近のチェヨンド@相続者たち・・やばかったァ♪もちろんタン派でしたが♪ きゅんきゅんきちゃいました♪

激情キスシーン時のウンサン(笑)あれ、実はのあ一度(リアルタイム)しか見てなくて、何度かドラマ自体はリピしましたが、あの名シーンは早送り(笑)あはは(笑)
きゅって服、掴んでましたね☆素でびっくりしたって言ってましたね(笑)いやァ。照れくさすぎた。(笑)この年になって(笑)

『奇皇后』20話まだですか~!えっと・・あの後、21話になり、22話・・。ごめんなさい・・。私、また当分様子見で見ないかもです・・。(こんなんで『チャンオクチョン』も、リタイアしたけど)やっぱタファン寄りなのかなァ・・?いや、もちろんワンユが疎かにされてそうなんて、そんなこと・・思ってない・・ですけどーーーーーでも韓ドラの、ようやく結ばれたのに離れる設定嫌ーーー!!!しかも最後は・・一話が常に頭にあって、『奇皇后』やめれないのですが・・面白いわ・・。でもでもタファンとはいやなのーーー!!!!!

ワンユ派ですかーーー♪♪一緒に応援?しましょう(笑)ここまで

『星から‥』いいですよね~!!やばい面白さ!!
グンちゃんのドラマ、KOuさんも2話まで見てリタイアでしたか(笑)

ああ!!久しぶりにリアル視聴について話せて私も本当に嬉しかったですーーーー♪♪♪(○´∀`○)

『黄金の虹』キム・ユジョンちゃんが子役で出ていて、大人はユヘイ役だったユイとチョン・イルくんなんですが、どろどろしてますが、二人の物語は面白いです♪(最近演技がうまい方のドラマばかり見てたからユイちゃんがたまに・・^^;ですが、とっても二人がいいの♪じれったい(笑)昨日は奇皇后見ず、これを後追い視聴して寝ました。

>まいまいさん~♪

お久しぶりです♪♪
心配だなんて・・・ありがとうございます!!!うれしいです。ごめんなさいです!!!

更新でテンションアップ・・ありがとうございます~~~~(泣)
うは(*゚∀゚*)


まいまいさんのタムナ愛を受け・・今年こそ・・今年こそ・・(以下自粛。有言不実行が多すぎて・・・)

おばあちゃんになるまで(笑)ってまで言っていただいたら(笑)あははははは!!!!
末永くよろしくお願いしますです~~~~m(_ _)m(←大丈夫(笑)のあも相当粘着質タイプなんで(笑)
怖がらないでくっつきあいましょう(笑))


> 新年一発目にタムナのラブラブなお話と大好きなジェルミのお話(←そこきたかーーー(笑)です(笑)ジェルミって(笑)不憫だし(笑)まさかジェルミにスポットがいってるとは(笑))

初詣でお金を入れたのにおみくじの箱が空っぽでムダ金になったんですか!!!!!なんてこと!!
きっとね、それ、大吉より大吉。これ以上ない大凶より、ありえない不運ですから(笑)
今年はやばいくらい飛躍するはずですよ!!!まいまいさん!!!!おめでとうございます!!!!!

お話大好きだなんて言っていただけて、本当に光栄です!!!!

心から、感謝です。頑張ります!!!!!

更新ありがとうございます!

相変わらず、無防備過ぎるミニョ(^w^)


テギョンは自ら部屋にミニョを運ぶ理由を
抱き上げると
女の子だとバレて仕舞うからなんて言ってるけれど、
本当は誰にも触らせたく無いのが丸解りで可愛いです(笑)
ミニョに対する自分の言動に、いろいろと理由付けするテギョン、ドラマの中でもよくあったけれど、
毎回自分の気持ちを認めれば楽なのに、素直じゃ無いんだから~(>_<)…と思ってキュンキュンしながら読んでます。

のあさん、素敵なお話をありがとうございましたm(_ _)m

>なつやすみ3さん

あはははは。これで男だって黙ってれるんですから、すごいですね(笑)

テギョンの独占欲・・自分でも気づかぬうちから始まってて・・
この、自分でも気づかないところ、が、のあはドラマでと~~~っても、きゅんきゅんしたんですよ♪

本当は誰にも触らせたく無いのが丸わかり(笑)ほんとに(笑)

自分の気持ちを認めれば楽なのに、素直じゃ無いんだから~(笑)
ねェ。
恐らく、本当に愛情を知らなかったので、認めるのも、またそれがミニョに・・てところも、
素直になれない原因でもあったんでしょうね(笑)あはは

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>やえもさん

やだ・・ちょっときゅんとしちゃいました!!
まるでイガクとパクハのよう‥時を超えてこうして話すなんて・・・

な~~~んて・・ごめんなさい!!!本当にありがとうございます~~~~(泣)
またちょこちょこ頑張ります☆
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