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 ←★第4話。星宿庁 →*番外編『曇り、ときどき晴れもよう』5(とりあえず出会い編、終わり←え?)
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*番外編☆短編~カン・シヌのお話

*番外編『曇り、ときどき晴れもよう』4

 ←★第4話。星宿庁 →*番外編『曇り、ときどき晴れもよう』5(とりあえず出会い編、終わり←え?)
ソウルで一番高級だと言われる、豪華で大きくそびえ立つホテルの前に
    一台の真っ白なリムジンが、静かに止まった。


はぁ・・・
ため息をひとつつくと、
   ゆっくりと開けられたその後部座席から降りた・・

   一人の少女・・

細い足首、
  高級そうなドレスに身を包んだ・・その少女。

ぱっちりとした目が、不安そうに、そのホテルを見上げ、
   ぷっくりとすぼめられた唇からは、また、はぁ・・・ため息が出た。

少女。と言いたくなるその姿・・
  ちんまりしていて、さらに童顔ではあるが・・
これでももう大学生で、
  さらにその先を決めなければいけないような、年齢・・なのである。

豪華なホテルを前に
  豪華な車で、豪華な衣装に身を包んでいるというのに、
その風景に見合わず大きなため息をつくと、
        肩を落としたミリ。

ミリが、自身の身に着けたドレスと、
   くるりとカーブした、横髪をひとつまみ、指にとって見た。

母に用意されたドレス。
 母が(強制的に)派遣してきたスタイリストによって、
   大人っぽく『みえるように』仕上げられたその髪。

普段あまりしないメイクも、
   いつもよりずっと大人っぽく仕上げられていた。


~~
「おいっ!」
耳元で声がするなり、
 「っひゃ!!!!」
飛び跳ねたミリ。          (3)

A.N.JELLということにも気付かなかったことを謝ったのだが・・
「ん?
  何を謝ってんの?」
そういって、優しく聞いたミナム。

「・・・?」

ミリが顔を上げると・・
  ミナムが、にっこり笑って、携帯を、取り出した。

「ねェ。君、バイト辞めたの?
  最近見なかったけど・・」
唐突に聞いてきたミナムが、
  携帯をいじりながら、聞いた。

「え・・」
戸惑いながらも、
 唇を言い辛そうに尖らせたミリ・・。

<嫌になって、投げ出したと思われたんだろうか・・
   それとも、飽きて辞めたと思われた・・?>
つい、不安に目を上げて
「あ・・はい・・。

  でも・・あのっ・・」
<嫌でやめたんじゃないんです。
    シヌさんには黙ってて・・>
言い訳するようにそう、言いかけた瞬間、
  聞いたくせに、答えを聞く間もなく、ミナムが携帯を差し出した。

「ね。
  連絡先、教えてよ♪」
いたずらっぽい笑顔が、
  どこか、誰かに似ている気がしつつも、ポカンと予想外のことに、口を開いたミリ・・。

「連絡先。
  今後、必要になってもいけないじゃん?」
ミナムの言葉に、
<連絡先?
  なんで今後必要に・・?
あ・・私がオジサンの姪だから・・?
 それとも、A.N.JELLと知らずに手伝ってもらっちゃったからお返ししなきゃとか・・?>  
(・・ひたすらマイナス思考なミリ(笑))

手に渡された携帯に、
  素直に自分の名前と、携帯番号を入力すると・・(・・・危機感なく書いちゃうんだ!!もう・・><)

おずおずと・・
   それを返した。

ミナムがそれを楽しげにいじっているのを見ながら、
<そうだよ。
  シヌさんに言わないで・・なんて、どうせ私のことなんて、覚えてもいないだろうし・・
 言わなくてよかった・・。どう考えてもおかしいや。>
今、止めようとした言葉を振り返ると、
  一人、切なくなる胸を押えながら、俯いた。

「ん?
  何か言おうとしなかった?」
『保存』を押したミナムが、携帯をポケットへと戻すと、
   俯いた背の小さなミリを覗き込んで、聞いた。

「今日はなんか用があってきたんじゃないの?
   俺今手が空いてるし、誰か呼んできてやろうか?」

その言葉に、
  胸がどきっとした。

「え!!
  い・・いいですっ!!!

 あの・・私ちょうど・・そう・・
   用事が終わったばかりで・・・!!」
そういうなり、ぎゅっと目を閉じると、
   慌ててその場を駆け出した。

<一言だけでも、感謝の言葉を言いたかった。
 それから、一言だけでも、辞めることになっちゃってって、
   言いたかった。

けど、さっき気付いた。
  
スタッフの一人がやめたからって、
  あんなに雑誌に特集されて、
    たくさんの人に愛される、A.N.JELLのシヌさんが、気付くはずもない。

会いに来たからって、
  誰かも分かってもらえなければ、その方が悲しいじゃないか・・。(ミナムは気付いたけどね)>

そう、考えながら、
  ミリは、可能な限り、走って逃げた。

~~
「お嬢様・・?」
いらないというのについてきた執事が何度も呼ぶ声が、
    ようやく聞こえると・・

執事は、心配するように、ミリを見つめ、
  ホテルへと入っていくように目くばせする。

そんな執事に目を向けて頷くと、
 ミリは、エスコートしてくれる『パートナー』も連れず、
    一人、その大きなホテルの入口へと入って行った。

~~
ミリが入ってすぐに、
    一台の大きな車が、停まった。

中の全く見えない胴の長いリムジン・・。

ミリは、ホテルの窓ガラスから、
  その車を、気を落とした目で何気なく見ていたが・・

ホテルのクロークによって、その扉が開けられると・・
 車の中から出てくる、
   黒く光った革靴が見え、

それから・・・

ミリの目が、
   いきなり、ぱちっ!!!と大きく見開かれた。
~~

カッカッカッカ・・
 革靴が地を蹴る音がする。

すらっとしたスーツ・・
 片方のポケットに、手を入れて颯爽と歩く様は、
    誰が見ても、一流スターだと目を引き、自然、人々の視線を集めた。

その様子に、
  慌てて壁の曲がり角の影に身を隠したミリが、少しだけ目を上げて見た。
<A.N.JELLの・・
   ファン・テギョンさんだ!!!!!!>
ミリは、息をのんだ。

テギョンが来るということは・・

急に、どきどきと動き出した心臓を押さえたミリ。
 さらに、影に隠れると、次々降りてくる人物を、見た・・。

次に降りてきたのは、
 降りるなり、ホテルの従業員にも優しく笑顔を振りまく・・

金色の髪の・・
<あの時、助けてくださったジェルミさん・・>

ご・・くん・・
  ミリは目をきょろりとさせると、さらに、乾いた空気を飲み込んだ・・。

また一人、光る革靴が車から降り・・・

その脚は、
  すたすたと・・こっちへと向かってきた。
(というか、ホテルの入口に・・
  ちなみに、テギョンもジェルミも。だからね(笑))

<わっ!
  わっ!!!

 わっ!!!

 会えちゃった!!!!>
ミリは、壁にぴったり隠れつつ、(怪しいって・・)
  思わず胸の高鳴りが、口から出そうになると、
    その口元を必死に押さえて、真っ赤な顔をも隠しつつ、壁際にひっつくように、立った。

<カン・・シヌさん・・・
   カン・シヌさんだぁ・・!!!

何度も何度も、
  雑誌を見ては、こちらに向かって笑顔を振りまく顔を見ながら、その文字を読んだ名前・・。

一度、壁に沿って、入り口からは見えないように隠れたミリだったが・・

後ろでざわめく人々の気配に、
  ようやくその視線を集めたメンバーが通り過ぎるのを感じると、

っ!!
  は~~・・
止めていた息を、そっと吐いた。

どきどきしすぎて、呼吸の仕方すら忘れたかのように、

すっ!
  はー。
っす!
 はーーー。
胸を押さえて、息を整えたミリは、
 これ以上はどうしても、我慢できずに・・
そぉっと・・
  顔を壁から離すと、シヌたちが通った入り口からの広い廊下へと、目をやった・・。

が・・

振り返った視界に入ったのは・・
 ストライプ柄の入った・・スーツ?

スーツのようなものが間近に見え、
  見えるはずの廊下は、視界には見えなかった。

それで、
ぐぐぐ・・
 目線を少し、上に上げると・・

「!!!!」
ちょうど、ミリよりも少しだけ、高い位置に 
    その顔を、見つけた。
「コ・ミナムさん・・!!!」
ミリが叫ぶと、
 ミナムが、ミリの口を、塞いだ。

ミリの隠れた人々の視界から隠れた影から口先をさも、楽しそうに上げつつ、
    今ミリが見ようとした、シヌの去った方向を、意味ありげに見やったミナム。

かぁぁぁぁっ!!!!

途端に、塞がれた手から見える顔が
     真っ赤に染まってしまったミリ・・。

ちらりと、廊下の先のシヌの方へと目をやると、
  シヌは、ミリの方など、全く気付く様子もなく、歩いて行ってしまった。
~~
ふ・・

ふと、角を曲がった辺りで、
    シヌが後ろを振り返った。

<視線を感じた・・?>
自分たちをちらちらと見る、廊下を行き交う客を見たが・・

<いや・・。
   気のせいか?>

広いロビーを歩きつつ、
    何か違和感を感じつつ、頭を傾けた。

何かを考えるように目を動かしたシヌ。
が、その違和感が何だったかを思い出したように立ち止まると、
 もう一度、
    後ろを振り返った。
~~
ミリが追っていた視線を追うように、
  後ろ・・シヌの歩いた先を振り返ったミナム。

あわあわと、
 口を塞がれながらも両手を必死で横に振り、
   今の視線はなんでもないんだとばかり、ミナムへと取り繕うとしたミリ。

と、
 後ろを向いていたミナムが、ようやくそんなミリの方へと向いた。

その様子に、
  ほっとしたようなミリ。  (いやいや・・口塞がれて追い込まれてる時点でほっとしないで・・)

ミナムは、まるでからかうようににやにやと笑うと、
  ミリの大人っぽく上げた髪に優しく触れ・・

ぎ・・くん!!!
  驚いて身をすくめたミリをも、おかしそうに笑うと、
    大人っぽく、メイクされた頬へも、その手を移動させた・・。         
(ミナムがすると、なんかやらしい。)

「っ!!!!???」

一瞬固まっていたミリが、
ばっと、
 触られた箇所へと手を伸ばすなり、あわてて隠した。

何を考えているのか分からない、
    にっこりと笑ったミナム。

<何?
  なんなの??この人・・>
ミリは、なんだか秘密でも握られているかのように、
  目の前のミナムがちょっとだけ、怖くなってきた。

「ねぇ・・。
   餅っこちゃん?」
目をぱちぱちとさせたミリ。
<もちっこ・・?>
その言葉を、ようやく自分のことだと認識するなり
「も・・餅っこじゃ、ありませんっ!!!」
真っ赤にさせた頬を隠しつつ、
  ミリが、反撃するかとばかり、唇を尖らせて軽くミナムをにらんだ。

<何このヒト
   何このヒト!!!
 同じグループで売れてるのは分かるけど、
   シヌさんとはぜんっぜんチガウっ!!!!>
ミリが、思い切り怒ったように膨れたが、
「じゃぁ・・
   ミリメートルちゃん。」
悪気なさそうに、
   にっこりと笑ったミナム。

「・・・・・。」
一瞬、ぽかんと呆れた後、
   不服そうに、無視するかのように、さらにミリが唇を尖らせたのを見ると・・

「っぷ!!!!!

   あはははは!!
 ほんとにかわいいなぁ!!!」
ミナムが笑った。

<ホントに!!
  なんなの!??このヒト~~~>
着飾ったドレス、
  大人っぽく仕上げられたメイク・・

それなのに・・
 目の前で、さもおかしそうに、『もちっこ』だの、『ミリメートル』だの、
   人が一番気にしていることでからかわれるなんて・・。

ミリが、
 反論しようと
   きゅっと顔を引き締め、
     唇を高く結んだ時・・

「はっ・・
   ・・っ!!???」
笑うミナムの肩を、
  ぐいと勢いよく引く手が見え・・

それから・・
 
ひょいと・・
  それたミナムの身体の後から、

あの・・
 たった一日の出会いだというのに会いたくてたまらなかった・・

シヌの姿が・・
    見えた・・。

「あ・・・」
とたんに、ミリの顔が、ぽかんと変わった。

「カン・シヌさん・・!!!!」
思わずミリが言うと・・

シヌも、
 驚いたように、ミナムとミリを交互に見た後、
     その目を見開かせた・・。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

コンプレックスがいっぱい。

頑張りたいのに、
  うまくいかない・・。

言いたいのに、
  言いたいことすら、言えない・・。

そんな、ミリの心の空は、いつだって曇り空。

だけどそんな時、
  そんなミリの空に、光が見えて・・

な~んて(笑)

あのシヌに、恋する女の子が・・?第四話。
  まだまだ続くけど、楽しんでいただけたら嬉しいです♪
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~ Comment ~

更新ありがとうございます♪♪

ミリちゃん、シヌと再会(≧∇≦)
…トキメキの瞬間!!って思ってたら、
アラアラ、ミナムの方が先に再会?!


小さくて繊細で、ほっとけなくて、
どことなくミニョを思わせるミリちゃん。
ミナムもほっとけないのかな、
彼の場合は、いつもの様に面白がっているだけなのか(^_^;)

大人っぽく装っているミリちゃん、居心地悪そうで、自信なさげで、
そんなミリちゃんがシヌやメンバー皆と関わって
どんな風に変わっていくのか先が楽しみです(^w^)

のあさん、素敵なお話をありがとうございます。

やっぱり可愛い・・。

のあさん、こんばんは。
ミリちゃん、シヌが気になって気になって。それをミナムが見透かすように…。
ミナムが何を考えてるのかもちょっと気になるところです。
ミリメートルちゃん、可愛くて守ってあげたくなる子ですね。
続き楽しみにしています。ありがとうございました。

>更新発見?(笑)ありがとうございます(笑)

ミナムくんに、ヘイさん迫る!!!!
  ひえ~~~~!!!!

(余談ですが、今、ヘイちゃん(ユイ)主演『黄金の虹』を見てて(笑)
 つい、ヘイ中心の物語も書きたくなっていく悪い癖のあるのあ・・)


どことなくミニョを思わせるミリちゃん。
ね。
 気付かないうちに、好みのタイプって、似るものかしら・・違うのかしら・・
  のあの好きなタイプが、こうなのかしら(笑)よくわからないけれど(笑)

ミナムは謎ですね(笑)
彼の場合は、いつもの様に面白がっているだけなのかもですし(^_^;)

わ♪そうなんです♪
コンプレックスの塊の、ミリちゃんが、
 どんな風に変わっていくのかも、楽しんでいただけたら嬉しいです♪

ありがとうございました♪

>うめちゃんさん

こんばんは♪

ミリちゃん、シヌが気になって気になって。
ありますよね(笑)ほんとにどきどきして、
  そしたら、会いたかったのに目が合わせなくて・・とかさ(笑)


それをミナムは当然・・見透かしてますよね(笑)

ミナムが何を考えてるのか?
 ちょっと、気になりますね。

楽しんでいただけるよう、頑張ります♪ありがとうございました♪
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