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 ←*第6話。月の明るい夜には・・(中) →#第5話。溢れ出てしまった気持ち
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*美男ですね本編『星が輝く夜に・・・』

*第6話。月の明るい夜には・・(後)

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ー考えろ。
   考えるんだ!!

 怒っては負けだ・・・。

 考えてもみろ・・。
  いくら部屋が狭いからと言って、部屋数がない。
 同部屋などできるはずがないのだから、
   どうせこの案は・・・

テギョンが、一人、頭をフル回転させて考える。

テギョンが顔を伏せて黙ったまま重い空気の中・・

「あのさ・・・」

その沈黙を破るようにして、
     ミナムが口を開いた。

「・・・・・?」
ミナムの声に、
  嫌な予感が走ったかのように、びくっと肩を揺らすとようやく目を上げたテギョン・・。

余計なことだけは、知恵が回るミナム・・。
そしてそれは決して・・・テギョンにとって・・
     よくないことばかり・・引き起こす、ミナム・・。

ぎりり・・
  テギョンがミナムを見上げると・・

「あの、人形部屋、なんとかなんない?」
ミナムが上を指して言った・

その言葉に、
  出口がとたんに見つかったかのように
「あぁ!!人形部屋か!!!」
ジェルミがうれしそうに叫んだ。

「ミニョ!そうだよ!

 決定だ!!!
   あの部屋を改装して、だれか住んだら部屋数は問題ないよ!!!」

ジェルミがそう、勢いよく言うと、
「・・・ち。
   あんな狭い部屋・・」
慌てて目を泳がせたテギョンがぼそっと、つぶやいた・・。

やっぱりミナムはろくなことを言わないのだ。

それなのに、

「ミニョ。
   今お前の置かれている状態はわかったな?」
ミナムがアン社長とミニョの間に入り、ミニョの肩を摑むと、
   その目をしっかりと見つつ、続ける。   (幼いころからのミニョへと諭し方かと・・)

「お前は俺たちに、迷惑をかけるのが一番の心配なんだよな?」

ミナムの言葉に、
   真剣な目をして、頷くミニョ・・。

「うん。それは、分かる。

 だがな。今、おまえが勝手な判断で、
   俺たちに迷惑をかけまいとして、変な遠慮めいた行動をすると、

 それが逆に、
    大きくネットに反映して、取り上げられ、
         俺たちにとって大迷惑にもなりかねない。」

まるで幼い子供にでも話すように、
     ゆっくりと目を見ながら話すミナム。

そんなミナムへと、
   真面目な顔で、頷くミニョ・・。

(さすが双子・・。          (笑))

アン社長も、満足げに腕を組みながらミナムの後ろでうなずき・・

テギョンは・・嫌な予感が当たったようにうまくまるめられそうな雰囲気に・・
     頭をがしがしと掻きつつ、
  はぁ・・。
呆れたように、目を閉じた・・。

「来週、おまえの希望通り、
 アフリカでの孤児院の生活などに注目したボランティアの活動支援のポスターが出来上がる。

 それと一緒に、俺たちA.N.JELLとして行ってきた募金活動やらなんやらを
  これからはお前と一緒に活動していくことを、
     会社が全面的にバックアップするって内容の番組が放映される。」
さらりと話したミナムの話を
  こくこくとうなずきながら聞いていたミニョが・・

一度、呑み込むように頭で繰り返すと・・

「私も一緒に・・ですか???」

真ん丸に目を見開いて、
   素っ頓狂な声を、上げた。


はぁ・・。

テギョンが、ついに、頭を抱えた。

ー最初から・・アン社長はミニョを売りに出すと宣言していた・・  

   最初からそのつもりだったんだ・・・


呆れたようにミナム・・それにアン社長を睨みあげると、
    顔を振ったテギョン・・

ー確かに、あの騒ぎをきっかけにミニョを連れ帰るべきだとは、思った。
 
 それには騒ぎを鎮静化させるつもりで、俺らとともに出演するのも、
    得策だとも思った・・

 だが・・

  結果的に・・騒ぎは沈静化されなかった・・。

計画主義のテギョンが、つい、あの時は理性的でなく
  その場で考えた突発的な策で、感情に流されたまま動いてしまっていたことに後悔すると・・

ミニョと、その周りの皆の様子を、見つめた・・。

「・・・・・。」

ミニョは笑顔の中にも戸惑いが見えているが、
   ミナムの言葉にアン社長は満足げに笑ってミニョの肩を叩いているし、
ジェルミは寝耳に水だとばかり、一緒にいられる時間が増えたと手を挙げて喜んでいる。

シヌもミニョへと笑いかけると、不安そうなミニョを励ましているし・・

マ室長は無難に事が運べそうなことを、
   手をたたいて喜んでいる・・。

「・・・・・。」
テギョンだけが・・
  呆れたまま座り・・その空気に入れぬまま、残された・・。

テギョンにとっては、この中でミニョが生活し、
  その姿を変な目つきでみるジェルミとシヌですら、耐えられないというのに・・・  (変な目つきって・・)

誰も・・
   ミニョ本人ですら・・これっぽっちも
  
 自分の置かれた状況が・・
    テギョンの気持ちが・・
       わかってはいないようだ・・。

ぎりりと唇を噛んだテギョン。

ーだが・・アイツらの言うとおり・・この宿舎以外に、
   安心な場所もないとなると・・

         他に方法がない・・。

「これからお前は一人のプロとして自覚しなけりゃならないんだ。

      わかるな?」

そんな一人悩みこんだままのテギョンなど、気にもかけず、
  素っ頓狂な声を上げたミニョへ対する答えすらスルーして、

   じっとミニョの目を見たまま、そう続けるミナム・・・

おろおろと・・

  ミニョが周りにどういうことかと救いの目を求めたが・・・

その、ミニョの顔を挟み込むように両手で押さえたミナム・・

ぐぐっとミナムの方へとミニョの顔を向けさせると・・

ほぇ・・
  頬が挟まれて肉まんのように押しつぶされたミニョが、兄をじっとまた見つめた。

「で、
 仕事になると話は先になるが・・・。

 いいか、とりあえず、今はこういう状態だ。
  
 もし、お前が出歩きたいとしても、
     俺たちの誰かがついてないと、絶対だめだ。

 ・・・一歩一人で出て見ろ?

    ・・どんなに騒がれることか・・・!!!!」

かっ!!!!
 恐ろしい目を見開いて、
   ミニョを脅すミナムと・・

こくこくこく!!!!!
  真剣そのものの顔をミナムへとむけつつ、
    ちゃっかりのせられちゃうミニョ・・・       (ミニョの扱いはお手の物。)

「・・・・・。」

ミニョが、ごくりと、息を呑んだ・・

のを見計らって・・

「そうなると、必然的に、一緒に住むのが
       忙しい俺たちにとっても好都合なんだよ。」

さらりと、もう一度だけ、不満が出ないよう簡単に、まとめた。

ミナムは、単純なミニョが納得しやすいつぼを得ている。

そこまでをまくしたてると、

・・・最後に、
  にやりと、テギョンへと、一瞬目をやったミナム・・

「・・・・・?」

テギョンが腕を組みながら・・
  半分諦めたように冷めた目をミナムへと向けると・・

「ミニョ。

  でもさ。

 わかる。お前の性格だ・・。

 もちろんただで、居候するのは気が引けるだろ。」

ぽん。

  満面の笑みでミニョの肩を叩いたミナム・・

ジェルミ、シヌ・・
  それにあらかじめ話を合わせていたはずのアン社長と、マ室長も、
    この続いてきたミナムの言葉には、きょとんとミナムの方を見た。

「・・・・。」

ミニョも、ちらりとテギョンを見ると、

   こくりと用心深く、ミナムへと、頷く・・。

ーテギョンオッパに迷惑は、
  これ以上かけたくありません・・

そんなミニョの心をまるで手に取るように分かるとばかり、

   にっこり笑って頷いたミナム・・。     
(もうさ・・テギョンでなくとも嫌な予感・・するよね・・・)

「俺たちの、

 メイドとして働け。」

笑顔のまま細めて笑った目で、

   ミナムが、言った。

ぶっ・・!!!!!! 

  思わず、その言葉に拭いたジェルミ・・シヌ・・

    それに・・テギョン・・

「喜ぶ奴が3人もいる(笑)」

そんな3人には、目も向けず、
         ミナムが言った。

「「「・・・・・。」」」

ご・・くん・・

  3人の目は・・自然と・・ミニョの反応を待ったが・・


「メイド・・・て、

   お手伝いするんですか?」

三人の予想外に、明るい声で聞くミニョ。

ミニョは、それは名案とばかりに笑顔になると、
  何か不安が吹っ切れたように、嬉しそうに言葉を続けた。

「ご飯作ったり、お掃除は得意なんです!!!

 はい!!!
      頑張ります!!!!」


くらり。
   その・・ミニョの反応に・・今度は、眩暈まで覚えたテギョン・・


ー・・・メイド・・・

『メイド』という言葉に思わず揺れつつも・・

ーよりにもよってシヌやジェルミのいるこの家にミニョを置かなければならない状況で・・・

  メ・イ・ド?だと??

眩暈を押さえるため、眉間に皺を寄せ、
     その部分に手を当てて目を閉じたテギョン・・


ー・・・ますます心配要素を増やしやがって・・・

 住居問題だけじゃなくて・・
    よりにもよってここのメイドだと??

 だから俺の慣れたホテルに住まわせた方が・・・

一瞬・・自身の考えだった言葉を思い浮かべたが・・

そうはいっても・・
  確かに今の状況では、それでなくとも忙しいテギョン・・

冷静に考えてみれば、テギョン一人で別のホテルにミニョを置いて、
        閉じ込めることもできず、安全に守ることなんて・・できない・・。

心の中で呟きながらも・・
  皆の策に頼るしかない状況にいらだちを押さえられず・・

さらに言うと・・
  そんな状況にも関わらず、嬉しそうに答えるミニョを見ると、
    心配という感情を通り越して、さらに苛立つ心情を抑えられず・・

           一人、恨めしそうに睨んだ。

ーコ・ミニョ・・・
 どこまでも俺を、安心させないつもりだな・・・

テギョンは思い切りとがらせた口を歪ませると・・・

こうなった以上は・・
   どうやってこの宿舎で・・

ミニョの無防備な姿をあの危険な2人に
            見られないようやっていくか・・・

ー考えろ・・・
   考えるんだ・・・

盛り上がるメンバーの中、

 一人・・異空間が存在するかのように・・
   その場で立ちすくして頭を悩ませた・・。

そして・・・

ーコ・ミナム・・・
     いつもいつもいつも!!!!!!!

  余計なことを・・!!!!!!!!

溜まり溜まった鬱憤がすべて、ミナムのせいであるかのように・・
  メラメラとまるで燃える火でもあるかのように恐ろしい目で・・
    目の先に映ったミナムを思いきり・・・睨んだ・・。

マ室長なら震えあがって消えそうなものなのだが・・
もちろん、ミナムにとって、
  テギョンの睨みなんて痛くもかゆくも怖くもないのか・・

当のミナム本人は
     視線のぶつかる頬を指先で掻きつつ・・・

ふむ。

わいわいと包まれる妹を見ながら、
  どこかの視線を面白そうに交わしつつ、頬を緩めた。

これからの生活が
   楽しくなりそうで、
       それが面白くてたまらない。

ミナムの胸が、久しぶりにわくわくと踊った。
*****************************************

うふふ(笑)

 先を知っている方も、楽しんでいただけたら嬉しいです♪♪(ノω`*)ノ" ンフフフフッ


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~ Comment ~

楽しく読ませて頂いてます♪

『美男ですね』はドラマ自体がコミカルで面白かったですけど、のあさんのお話も毎回笑いながら楽しく読んでます!
テギョンとミナム、2人のやりとり(心の中も含め)がほんと面白いです~(>▽<)!
そしていっつも頭の中にリアルにお話の場面が出て来て、あっという間に読んじゃいます♪
それにしてもなんて甘美な響きなんでしょう。

『メ・イ・ド』

自分の為だけなら大歓迎でしょうけど、このお家でミニョがメイドをするなんて!これからテギョンの気持ちは複雑に揺れ動いちゃいますね。
ミニョの可愛さにドキドキしたり、側にいる事で喜びを感じたり、はたまたミニョを見つめるジェルミとシヌの事でやきもきしたり。。。。感情の揺れが一層激しくなるけど、頑張れ!テギョン!!

読みたぁーい♪

この先の話、知ってるけど…、、、続き読みたいです!!
のあさぁーん(泣)読ませて下さぁーい(泣)
やっぱり、このドキドキきゅんきゅんは、一度読むと止まらないのですよ♪
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