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*番外編☆短編~カン・シヌのお話

*番外編『曇り、ときどき晴れもよう』2

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「ふぅ・・。」

ずらりと移動式の棚に並べられた小道具を、指示された通り移動させると、
    まだ、ずきずきと脈打つ足を休めつつ、広くて丸い額の汗を、手で拭った。

一瞬・・
『まず足の手当てをしろよ。』
痛む足首を見ると、
  さっきの男の人の言葉を思い出したが・・

「・・・・。」
唇をきゅっとつぐむと、
ーでもやっぱり・・
    急がなきゃ!!
手で支えつつふらりと立ち上がり、
       ぱたぱたと、出ていった・・。

~~

ぱった・・

  ぱったぱったぱった・・・

舞台となる一点に光が集まり、
   それ以外は薄暗い、このスタジオ内に、少女は入った。
少しだけ膨らんだ胸には他のスタッフ同様、
   ここで働くスタッフの証であるカードが吊るされている。

今をときめくA.N.JELLのメンバー4人がその中心でポーズを取り、
   撮影が進む中・・

痛む足をさすりつつ、音をたてぬよう、そっとスタジオ内に戻った少女は、
 入るなり・・さり気なく、きょろきょろと、
      薄暗いスタジオ内を、見回してみた・・。

ーさっきのヒト・・

    いないのかな・・

首を伸ばして、
   周りを見回すその少女・・

が、少女が探す男の人を見つける前に、
    少女の目には、撮影を真剣に見る強面スタッフの姿が飛び込み、
慌てて、目的を思い出すと、
  そのスタッフのもとへと、ぴょこぴょこと足を引きつつ、飛んでいった。

ぎろりと、
  その少女を見た強面スタッフ・・。
~~
「ハイ!OK!

   次、こっち向いて~~~!」

カメラマンが叫び、
   アシスタントが、その度動く・・ 

手は腰に当て、
   顔の角度をその都度変えつつ、カメラの光に向かう・・シヌ・・

ただ目が・・
   カメラのレンズからふっと離れた時・・

光の輪から外れた暗がりで、
 きょろきょろと誰かを探すように
     あたりを見回すさっきのちびの姿が見え・・

「・・・・・。」

ぷ。

 思わず、顔を伏せて、その口元を緩ませた・・。

「カット!

   カン・シヌさん~どうかしましたか?」

レンズの先から声がすると・・

「あ・・いえ・・・
   進めてください。
 スミマセン。」

シヌが、一瞬だけ口元を手で隠すと、
       表情を整えながら言った。  (あのね、のあね、このしぐさがね、とても好きなのです)

「「「・・・・・。」」」
メンバーも不思議そうにシヌへと目をやった。

シヌがぼぅっとしていたとでもいうのか、それとも他のことを考えていたのか?
 他のメンバーなら考えられることだが・・
      シヌがそんなこと・・珍しすぎる。

メンバーが意外な目でシヌをまじまじと見る中、  (そっとしておいてやれよ・・(笑))
       シヌが、ばつが悪そうに、撮影を促すように手を上げた。
~~
しばらくして・・
「あ・・

  あの子・・・さっきの子じゃない?」

撮影の合間、光の中、
   女性スタッフにより、化粧直しをされながら、ジェルミが言うと・・

「ん??

  どれだ??
 あぁ♪あの子がさっきの♪」
相当気になっていたのか、
  ミナムが声を弾ませながら、目をやると、シヌを横目でちらりと見た。

「・・・・・」
シヌがその言葉に、
    まさに、怒られている真っ最中のその女の子の方を見ると・・

ぷっ・・

  また、誰にも見えないよう、顔を逸らしながら、その表情を緩ませた。
~~
シヌの目に映る、俯いたまま、
    何度も頷いては謝っている様子のその女の子・・。

どうやら、その子はシヌのことには気づいていない・・

シヌの目が、
   カメラを意識しつつも、
      ちらりちらりと、その少女を追った。

まだ、自分の足の手当てすら行わないまま、
   言われた通りにスタジオ内のあちこちへと動きまわるそのちびから・・

撮影をしつつも、
   目が・・離せなかった・・。

~~
撮影が終わると、
   途端に舞台上から散らばったメンバーたち・・。

ジェルミはスタッフと笑って話し、
  テギョンとミナムが向かい合い仕事の予定を話し合う前で・・

シヌも、口先に手を当てつつ
    その後の予定を見ていたが・・

ふと、
「・・ミリ!
   チョン・ミリ!!!!」

誰かがそう乱暴に叫ぶ、不快な声がスタジオ内に響き、
       シヌが怪訝な目をふと、上げた・・。

と・・

「はいっ!!!!」

慌てて駆けてきたのは、あの、小さな女の子・・・ではないか。

丸めた台本を振り回しつつ怒るスタッフに
    また、ぺこぺこ頭を下げているところが、見える。


「・・・・・。」
シヌが顰めるように、その目を細めた。

足を一歩、近づけたシヌ・・ 
   胸ポケットに差していた先ほどのメガネをとりだすと、
     ゆっくりと、それを目の先へとつけた。
~~

現場スタッフも、
   A.N.JELLもたくさんの人がいる中・・
      容赦なく、失態を責められるチョン・ミリと呼ばれた、その少女・・。

ーあぁ・・また・・

きゅっと目を閉じ、肩を落としたまま、スタッフの中でも責任者である、
   その怖い(・・といっちゃいけないけど)リーダーの言葉を聞いていると・・

ふわりと、
  視界に、影ができ・・
     誰かが横に立った気配がした・・

「・・・・・」
俯いたまま、そっと・・横に目を向けたミリ・・

真横に並ぶと、
   小柄なミリからは、頭2つ分は違うだろうか・・

「・・・・・。」

思わず・・じっと、足先から、
    腰元・・それから腕を上がって・・・
          目で追ってしまうミリ・・。

「・・・・・・っ!!!!!」
つい・・
 くるんくるんの、少し癖のある髪をゆるくふたつに結んだ先を
     少し触ると・・

かぁぁ・・・
  思わず、熱を持つ頬を隠すようにして、その髪先を持った・・。

ーつい、探しちゃってたとはいえ・・
  よりにもよって、
    こんな怒られている時に現れてくれなくっても・・

八つ当たり的に神を恨んだりしつつ、
 熱を持った額がさらに熱くなり、
     汗すら、浮き出てきそうな顔に、見られないよう意識すると、身体が固まった・・。

急に隣に来たその人に・・
   意識がいってしまうミリ・・

いつの間にか、強面の声は耳に入ってこず、
  ただ、心臓の音と、隣に来た人の動きだけに、全神経は集中してしまっていた・・。


ー変なところ・・ないかな・・
  
怒られているにも関わらず、
     撮んだ毛先などが気になったりもした。

ところが隣の人にそんなミリの気持ちなど、気づくはずもなく・・

「どうかしたんですか?」

シヌがさらりと強面スタッフに聞くと・・
  改めて、びくっ!!!!
    思い切り、ミリの肩が飛び上がった。

「あ・・いや・・・」
シヌの顔を見て急に声色を変えた強面(・・もはやミリの中であだ名が強面(笑))

「この後の段取りの話で・・
   何・・この新人がまだ要領を得ないもんでして・・」

しどろもどろになり、
   シヌへと答えた強面・・

きょとん・・

不思議そうに、丸い目で、ミリがそんな二人の様子を見た。

「・・・・」
ー怖くていかつい体格のスタッフが、
  スラッと細い、まだ若そうなこのスタッフに弱気なんて・・。

じっと、ミリが見つめる・・。

「そうですか。

 でも新人なのでしょう。要領を得ないというのなら、
    要領よく順序だてて指示されてはいかがですか?

 周りの迷惑も考えず、大声で怒鳴っているので
    一体今日の撮影でどんなミスをしたのかと思い来てみれば・・

 今の様子ではただ怒鳴りつけているようにしか映らず
    その声だけを頼りに聞く話では、一体何をそんなに叱っているのかすら、
          分かりませんでしたが・・。」

メガネの奥から、冷たい目で見るシヌが見えた・・。
と・・・くん・・

慌ててぱっと、シヌから目を離したミリ・・

ーえっ?
   えっ?
 えっ??

 ・・このヒト・・
     それって・・かばって・・くれてるんだよね?

勘違いでないことを祈りつつ・・
  とくとくと速まってしまった胸を、こそっと押さえてみる・・。

淡々と続いたシヌの言葉に負けたのか、
     すごすごと強面が去って行くのを見ると・・

「・・・・。」
ぱちくりと、驚いた目でそんな強面の後ろ姿を見たミリが、
   その視線を上げた・・。

瞬間、
 ぱちっと、シヌの目と、
        ミリの目が合い・・

「・・・・・。」
  「・・・・・。」

ぷっ!
シヌが笑うと、
  ミリも、少し遠慮しつつも、やはり、笑った。

え・・へへへへへ・・
笑いながら、
   おかしそうに笑ったシヌを見上げたミリ・・。

ーぐずくてとろくさいミリ・・。
  男の人って・・今までなんだか緊張して、
      近付くのも怖いと感じていたのに・・

目の前にいる、3度も助けてくれた男の人に、つい目がいってしまう・・・

(ぶちまけた荷物拾い、荷物運び・・で、怒られてんのを助けてもらった3つね)

「あの・・・」

おずおずと、口を開くと・・
    ミリがシヌを見上げた。
 
男性スタッフの中でも、目立つ身長・・
   すらっと整った身体・・           (だからヨンファ(素)を思い浮かべず(笑))

ーさっき、スタジオ中をぐるっと見回しても見当たらなかったのに、
   どこにいたんだろう?

ふと、そんなことを思った。

だけど、スタッフであるのなら、
   もしかしたら、また会えるかもしれない・・

ーだったら、
   名前くらい、聞いてもいいよね?

 真っ赤に熱をもったままの顔で・・にこっと笑うと・・
シヌも、頭2つ分ほど下を見下ろして、何かと尋ねるように、
 にこっと笑った。

ありがとう・・

  その、お礼の言葉から、口を開こうとした瞬間・・

「お♪
  さっきのドジ子ちゃん♪」

ぱっと、満面の笑みの、男の人が、シヌとの間に入ってきた。

「・・・・?」

きょとんと、その人を見つめたミリ・・


ぱっちりした瞳、
  女の子みたいに、綺麗な肌・・

それに・・

!!!!!!

その後ろから、すたすたとポケットに手を入れ、
   鋭い目をした男性と・・

 さっき、助けてくれた金色の髪の男の子・・

もう、メガネはかけていなかったのだが・・・
明らかに雰囲気が他のスタッフとは違う4人がそろったとき・・

ようやく・・いくら普段鈍い鈍いと言われてきたミリでも分かった・・。

ーこのヒトたちが・・
  A.N.JELLだっ!!!!!!!!!!!!!

途端に、真っ赤になった顔は、
   さらにその熱を上昇させ・・

あと一歩で熱が頭の先から、噴火してしまいそうになると・・

ぺ・・ぺこりっ!!!!!

勢いよく頭だけを下げて、  
   それから走った。

ぱたぱったぱたぱったっ・・!!!!!

  痛む足をも気にせず、走ったミリ・・

ーなんて馬鹿なんだろう!

   なんてどんくさいんだろう!!!

今日、一番失礼のあってはならない人に、 
  迷惑ばかりを3回もかけるなんて!!!!!!

それに今日、
  一番丁寧に迎えなきゃいけない人たちを・・
    気づいてもなく、接してたなんて!!!!!!

穴があったら入りたいとは、まさにこういう時使うんだ。

しかもしかも!!!!!
   雲よりも高いその人達の中の・・

あのヒトに・・

~~
さっき、 
  冷たい目で強面を見つつ、
淡々とかばうように、口で負かせてくれたシヌの様子を思い浮かべると・・

~~

かぁぁぁぁ・・・

   頬がさらに、熱くなった・・。

ーあのヒトに・・
   ときめいてしまいそうになっていたなんて・・!!!!!!

(いや、厳密には、すでにときめき中でしたがね(笑))

ぱたぱたと走り・・
  あの、最初に出会った廊下の角までくると、

急に、
  歩かせた脚がゆっくりになった。

はぁぁぁぁ~~~~

ため息を吐いて、
  肩を落としたミリ・・

カッカッカ・・・ 

ふと、近づいてくる足音に目を上げると・・

「お?

   ミリ・・こんなとこで何してんだ?」

呑気なアン社長が・・
   親しげに、手を上げた・・・

「叔父様・・・」

くしゃっと顔を歪めたミリ・・

「どしたどしたぁ???
   ワッツロン?(What's wrong?)」

ミリの顔を見るなり、
   丸く目を開いて、ぱたぱたと駆け寄ってきたアン社長・・

ミリの頬へと、慣れた様子で優しく手を伸ばすと・・

「やっぱりどこでも迷惑ばかりかけちゃって・・・」

ミリも、その手を突き放すでもなく、
    どこか、甘えたように項垂れた。

ー本当は・・
  おそらく違うことが原因であろう、胸の痛みの理由・・

ミリは少し考えると、
     叔父である、アン社長へと、ぽつりぽつりと、答えた・・。
・・・
「はぁ~・・

   そうだったか。」

甘く、優しい口調でそう言って、頭をなでるアン社長・・

優しく笑ってぽんぽんとミリの肩を抱くと、
   ミリを連れて、廊下を歩いて行った・・。
 (まさかのアン社長の姪ーーーーーーっо(ж>▽<)y ☆)

~~

急に、逃げるように走り去って行った女の子の様子に・・
  ぽかんとその去った先を見たメンバーたち・・。

「よっぽど怖かったのかな?怪我した足で走ってくなんて・・ 
   ずいぶん怒られてたようだけど・・・」

ジェルミが去った先を見ながらシヌを見て聞くと・・

シヌが答える前に、
   テギョンが何か、ミリの立っていた場所から、拾い上げた・・。

「何だこれ?

    チョン・・ミリ・・・?」

口に出して読んでみたテギョン・・

すると・・

「ぷぷぷっ!!!
  ほんとだ♪♪

あの可愛いおちびちゃん♪

   名前までミリメートルちゃんだって(笑)」

自分が男にしては小さいことがコンプレックスのせいか、
   ミナムが可笑しそうに、笑った。

「後ろ姿のときから思ってたけど・・

ふわふわしてて、
   なんかつるっとしたとこが餅っこくてちっこくて、

抱き心地良さそうだったな・・・」

ミナムがそのさっき見たくても見れなかった顔を見た感想を言い終える前に・・・  (笑)

「見せて。」

呆れたようにミナムを押しのけ、奪うようにして、
   そのスタッフカードを手にすると、
      その文字を見たシヌ・・。

名前の上に、
   もう一つ、記載があった・・・。

「臨時スタッフ?」

シヌが呟くように言うのを・・
    ミナムが口の端を上げた顔で、じっと見ていた・・。 (嫌な予感。)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ミナム、今度はまさかのシヌに・・?(笑)

でもシヌをからかうには、
   テギョンのようには一筋縄ではいかなさそうだけど・・・★

まさかのアン社長の姪っこちゃん・・・
  はてさて。どんな風に、この出会いが広がっていくんでしょう♪

楽しんでいただけたら嬉しいです♪
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~ Comment ~

更新ありがとうございます♪♪

一生懸命お仕事を頑張っているのに
なかなか上手くいかないミリちゃん、
こんなに怒鳴られ叱られても逃げださずにいるのは
『夢を与える人』達のお手伝いをしたいからなんですよね。
今回は『夢を与える人』であるシヌさんにお手伝いされちゃったけれど(^_^;)
健気で小さなミリちゃんの今後が気になります!!

シヌは撮影中も目で追って仕舞う位、ミリちゃんが気になっているんですね(^_^;)
まだ恋心とは違うのだろうけれど、
2人の関係がどう変わっていくのかも
とっても気になります!!

それにミリちゃんがアン社長の姪っ子(°□°;)
意外な展開にビックリです。

のあさん、続きを楽しみにしています(*^o^*)

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NoTitle

更新ありがとうございます。
まさかの姪っ子ちゃん(笑)
これは…遊びがいありそうですね…(*^▽^*)
いやいや☆只の臨時バイトよりは接点が持てて何よりです!

それより何より!メンバーの特徴で誰か一目瞭然(笑)
名前出さずとも誰か解っちゃう所が笑っちゃう。
特徴ありすぎですね(*゚▽゚)ノ
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