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#番外編★中編『この目がいつも追いかけるのは・・』完結

#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その4

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すたすたと、
    パク・キュは後ろも振り返らずにその足を進めた。

ザッザッザ・・
人にぶつかるのも気に留めず、
   ただ、前を向いて、歩き続けるパク・キュ・・。

後ろへと・・
  いつものように向けられた手は・・

すでに・・自身の爪が食い込むほど握りしめられており・・・

口は・・
  きゅ・・と・・噛みしめられていた・・。

「オ・・オラボニ!!!!
      待ってってば!!!」

人ごみに埋もれるように、
    後ろからパク・キュについて行くウニ・・。

パク・キュの腕を
     ようやく掴んだ。

はぁ・・
  はぁっ・・はぁっ・・!!

肩を揺らせて息をつくウニ・・。

!!!!
腕を引かれたことで初めて立ち止まると、
  今、まるでウニの存在を思い出したかのように
            ウニへと目を向けたパク・キュ・・

ウニを見つめると、
「どうして・・
   ついてきた・・?」

目をやや・・
  つらそうに細め、呟くように、そう聞いた。

「え・・?」
ウニが、腕をつかんだまま、キュを見上げた・・。

「だって・・」
ウニは・・
  キュの表情で、真剣に聞いていると分かるなり、
        やや顔を下げてパク・キュを見た。

今見るパク・キュは、
    見たことのない顔で・・・

ウニは、
   眉を下げると、
       ただ、パク・キュの腕を離すまいと、手に力を入れた・・。

ぎゅ・・。

ウニの唇が、きゅっと尖った・・。
~~

「オラボニ・・
   ウニを置いて、行かないで・・」

ボジンを目の前でイム・ジャンホに連れ去られたキュ・・。
茫然とした目をすぐに戻すと、
 頭で何が起こったのかは考えられないまま、
    すぐさま、その後を追いかけようとしたとき・・

ウニが、
  そのパク・キュの腕へと回す手に、

      ぎゅ・・

    力を、込めた。

身体が先を行くのを妨げるように、
ぐいっ!!!
      引かれる腕の先に、
       ようやく振り返って、そのウニへと、目を向けたパク・キュ・・。

一瞬・・静かに、唇をかみしめながら目をつぶると・・

「ウニ・・
   今日は帰れ・・。」

それだけ、言って、
   またも、ウニへと背を向けると、
     イム・ジャンホを追いかけようとした。

「いやよ!!!」

そんなパク・キュの腕を、
    またも、ウニが掴んだ。

「オラボニ。
  叔母様も、オラボニたちと共に楽しんできなさいって
    言ってくださったもの・・!!!
  
 ボジンさんはイム・ジャンホさんと行ったんだもの。

 いいじゃない。
     私たちは私たちで楽しめば・・

 きっとボジンさんだって、
      ジャンホさんと楽しんで・・」

言い終わる間もなく、
   ウニのパク・キュの腕を掴んだ手を、
     パク・キュのもう一方の手が握った。

「オラボニ?」

パク・キュの真剣な顔。

「ウニ・・
   頼む。

 今日は・・帰ってくれ。

 私は行かねば・・」

ウニを、
  まっすぐに見つめてそう言うと、
    その、掴んでいたウニの手を自身から引き離し、

った!!!!
すぐに、
  イム・ジャンホの後を追った・・。

「・・・・・・・。」
・・しばらく・・
    きゅっと口を結んで
 悔しそうにそのパク・キュの去った後を見つめていたウニ・・。

「うそよ・・。

 あんな、見るからに・・・
   幼稚な子・・

  絶対嘘だわ。」

ウニは、
  自分に言い聞かせるようにそう言うと、

パク・キュの後を追うように、
           走った。

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#番外編この目がいつも追いかけるのは・・その4

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「どうして・・
   ついてきた・・?」
真剣な目・・
   逃げようのない、目に追われるように・・ウニは覚悟を決めた。

思い切りキュをまっすぐに見上げると、

「オッパ・・
 嘘なんでしょ?

   オッパの許婚があの子だなんて・・嘘よね・・?」
ウニが、正直に、
  詰め寄るようにして、キュへと今度は聞いた。

「信じられないもの!!
   ううん・・信じたくない!!!

 だって・・

 私と同じ年だって言うのに、
   礼儀一つできない子だって・・・

 それに見た目だって幼いし・・
   オラボニが追いかけるような娘じゃ・・

 諦めたくなかったんだもの。
  あんな娘に・・オラボニを取られるなんて・・。

 叔母様だって・・・」

ウニが、そこまで・・言ったところで・・
   ウニの口は、止まった・・。

目が、まるで恐ろしいものでも見るように見開かれ、
  口を思い切り噛みしめた。

「・・・・・。」
言葉が、出ない・・。
  

ウニは・・初めて・・・
  ウニが、パク・キュと幼いころからともに過ごしてきて、
     本当に・・初めて・・・

自身の怒りを表に出すかのように、
    睨むようにウニを見ると・・・

「お前に、
   あの娘のことは何も言わせない・・。」
キュが、口を開いた・・。

「俺が・・

   必要なんだ。

 俺が・・
   あの娘でなくては駄目なんだ・・。

 お前は何も知らない・・。

 どんな気持ちであの娘を願い・・
 どんな気持ちで
     ようやく、手に入れたかなど・・・。」

その言葉に、ウニがキュを掴んでいた手を、
            放した・・。

放れたウニの手を、今度は掴んだパク・キュ・・

「頼む・・。

 今。
   あの者も精一杯なんだ。

 お前まで、
    そんな風に言うことは許さない・・。
 
 むろん・・あの者がまだまだできておらぬのも分かっている・・
 だが・・
 ・・分かってやってくれぬか・・。」

目を細めながら、
  口調を幾分、和らげると、そう言った。

「・・・」

きゅ・・

ウニの口が、小さくつぐみ、
   その目が、悲しそうにパク・キュを見た。

その視線から外すように目を下すと、
   掴んでいる自身の手を黙って見つめたパク・キュ・・

さっき・・
   この手で・・力の限り、ボジンの手をきつく・・捕まえた・・

だが・・・

ばっとその手を振り払い、
    イム・ジャンホの後ろへと隠れたボジン・・・

ずっくん・・

心臓が、大きく膨れ、
    破裂しそうに、痛みを感じる・・

『さっき・・
  お願いしたんだ。

 今日はウニちゃんも遊びに来たことだし、
   パク・キュはウニちゃんを見てあげたらいいと思って・・。

 ジャンホさんが私について回ってくれるって。』

頭に再び響く、
   ボジンの言葉・・

ーさっきは・・
  その言葉に衝撃を受けたあまり、考えることもできなかったが・・・

パク・キュは、
   もう一度、唇をかみしめると、
     ウニの手を引いたまま・・言った。
     
「行こう。

 商店街を見て回りながら、
          お前を送る。

 何か欲しいものはないか・・?」

そう言って、ウニへと、
   さびしげな笑顔を向けると、

いつもの『従兄』に戻り、
         笑いかけた・・。
「・・・」

黙ったまま、
   パク・キュを見上げるウニ・・

ふっと、笑うと、
  表情を変え、
「あ!あれ!!
   あれが欲しい!!!」

すぐ横にあった、店に並んだ靴の中の
    刺繍のキレイに施された、深緑色の靴を、指差した。

ウニも、戻った。
  我儘を目いっぱい聞いてもらえる、
     『従妹』に・・。

「よし・・」

近づいたパク・キュ・・。
  それを、店主に手渡し、勘定を済ませると・・

  一足の、鮮やかな桃色の靴に、
         目が行った・・・

ふと、パク・キュの脳裏に
   昔、ボジンと屋敷を抜け出した時見た屋台の店の
          同じ靴を・・二人で見た場面が蘇った・・。

パク・キュは、
   店主を呼び戻すと、
     そっと、その桃色の靴を、
        手に取った。

「・・・・・。」
そんな様子を横目で見ていたウニ・・。

「なぁに?
   そんな安っぽいものでいいの?」

ウニが、笑った。

ふ・・

パク・キュも、口許を緩めると、
    これすら、その時はいらないと言い張ったボジンを思い出し・・

「これが、いいんだ。」

柔らかく・・笑って言った。

「・・・初めて、見た。」

ウニがつぶやいた。



パク・キュが、ウニの方へと目をやると・・

「オラボニの、

   そんな優しい顔・・。」

ウニが、膨れたように言った。

意外そうに、目を丸く開いたキュ・・。

「それに、
  さっきみたいに、怒った顔・・。」
ふざけたように、膨れた様子でそう言ったウニ・・。

「笑うことはあっても、絶対に気を許して笑ってないし、

   怒ることはあっても、絶対、感情的には怒らない。

パク・キュのこと・・
  皆なんて言ってたか知ってる?」
ウニが、意地悪そうに笑うと、
  店主が戻ってくるのを見ながら、言った。

「完全無欠の冷淡男(笑)」

ウニが、
  ようやく可笑しそうに笑うと、

「・・・・っ」
心外だとでも言うように、
    キュが目をくるくるさせて、口先をとがらせた。

「うん。わかった。

 パク・キュとあろうものが、
    こんなにあの娘に振り回されて・・・。

 やきもちまで妬いちゃって・・・」
そんなキュに、
   横目を向けながら言ったウニ・・。

『やきもち』・・
  さらに引っかかる言葉に、
    キュはもっと複雑そうに顔をゆがめたが・・

「敵うわけ、ないじゃない。」

ウニがパク・キュの、手を放した。

「この靴で最後にする!!

  ありがとう。オラボニ。」

靴を顔の前まで持つと、
   その顔を・・隠して言ったウニ・・。

「行って。

  ボジンさんをすぐ取り返さなきゃ!!

 ボジンさんたら隙だらけなんだもん。

   ほんと。呆れちゃう・・。

 馬鹿みたいに、
   相手にもされてない私や、
      周りの女の子たちにやきもちやいて・・」
今度の言葉には、
   キュは、もっと当惑した顔になった。

『やき・・もち・・』
その言葉を頭の中で繰り返してみる・・
   キュの目が、宙を泳ぎ・・
     ようやく、全てに合点がいったかのように、その目が一点に止まった。
「早く行った方がいいよ☆
  女の子の弱ってる隙を見て、
     ジャンホさん、気持ちも奪っちゃうから・・」

ウニの言葉にウニの方を向いたキュ。

ウニは、手で払うような仕草をしながら、
      パク・キュへと、いたずらに笑うような、目を向けた・・。

だがその目には・・
   溢れそうな涙が見え・・

パク・キュは、
    それに気づかない風を装いながら・・

ごほ・・
 目を、浮かせて咳ばらいすると・・

ウニの頭に少し・・優しく・・手を置いた。

「・・・・・。」
目をぎゅっとつぶると、
   らしくないとばかりに、息をはいたキュ・・。

「ここで・・大丈夫なのか・・?」
ウニに確認すると・・

「うん。

 実は、後ろから護衛がついているもの・・」

パク・キュが、慌ててウニの・・後ろの方に目をやると・・

ぺこりと頭を下げる、
    顔をよく知る、護衛役の者が見えた。

ー・・・それすら・・
   気づく余裕もなかったということか・・

眉を少し上げ、

   ふぅ・・息を落ち着けると、

「すまんな。」

そう言って、
   人の少し、少なくなったその道を、
     両班とは思えない勢いで、走って行った・・。

頭にはもう、
   ボジンのことしかなかった。

『馬鹿みたいに、
   相手にもされてない私や、
     周りの女の子たちにやきもちやいて・・』

先ほどの、
   ウニの言葉が頭の中で繰り返される・・

どくん・・・

大きく胸が鳴ると・・
   さっきとは、また違った胸の速まりに、
       息が浅くなった。

ーボジンが・・

   やきもちだと・・?

そんなこと、
   考えたこともなかった・・。

ボジンのさっきの顔・・

 いつも、

   いつだって、

想うのは自分の方ばかりだと・・
    そう思っていたから・・・

足が、急ぐ。

手の袖に入れた、ボジンへの靴を握りしめて・・
      ずれそうになる、笠(カッ)すら、押さえながら、

走った先に・・・

ようやく・・・
   ボジンの姿を見つけた・・


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
うふふ♫ようやく・・・ボジンを見つけたーーーーー(*゜▽゜ノノ゛☆

そして、
  ショックだった言動が、
    全てやきもち故だったと知ったパク・キュの行動や・・・いかに?

やきもちだなんて・・
  好きだからこそ・・ですものね~・・

楽しんでくださる方、
   
ラストはもちろんらぶらぶに( ´艸`)



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~ Comment ~

NoTitle

こら! 我が儘ウニ<(`^´)> さっさとキュ様を離しなさい!!
完全無欠の冷淡男のヤキモチ・・・ 懐かしく読ませて頂きました

のあワールドの更新有難う<(_ _)>  おかめやん  

更新ありがとうございます♪♪

ウニちゃんの厳しい言葉に、
ボジンをかばうパクキュが素敵です(≧∇≦)

ウニちゃんのお陰でようやくボジンの態度の裏にあったボジンの本当の気持ちに気付いたキュ、
早く会いたくて、取り戻したくて、はやる気持ちを押さえきれない、
いつもの冷静さを欠いたキュがカッコイイ(≧∇≦)

また、ウニちゃんの想いが切ないけれど、
流石パクキュのいとこなだけあって
キュを送り出す姿は立派でした(*^o^*)


素敵なリメイクをありがとうございましたm(_ _)m

ありがとうございます!

お話の続き、楽しみに待っておりました(^-^)♪

ウニちゃんいい子でしたね☆もっと意地悪な子かと思っちゃってました(>ω<)。最後はちゃんとパク・キュを送り出してくれて、優しい子ですね。

桃色の靴!やっぱり買ってあげるのね(笑)あのデートシーンすっごく良かったですよね♪手を取って走ったり、おんぶしたり。パク・キュの幸せそうな満面の笑みが忘れられません。

長~い片思いを耐えてきたパク・キュにしてみれば、ボジンが自分に焼きもちを焼いてくれるなんて事、ほんとに思いもよらないでしょうね(*´ω`*)
それに気付いたパク・キュ。「そんな可愛い事してくれて、一体どうしてくれようか♪」って考えてそうです(笑)



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