スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その5 →#第4話。ボジンの決意(中)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  • 【#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その5】へ
  • 【#第4話。ボジンの決意(中)】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

*美男ですね本編『星が輝く夜に・・・』

*第6話。月の明るい夜には・・・(前)

 ←#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その5 →#第4話。ボジンの決意(中)
「イケメンですね」



星が輝く夜に・・・・☆第6話。月の明るい夜には・・・(前)





ーばたんっ!!!

テギョンは、片手でミニョを無理やり自分の部屋に入れると、
                ミニョの後ろでドアを閉めた。

テギョンの手に勢いよく引かれ、
  ととととと・・
    部屋へと入ったミニョ・・。

バタンッ!!
ミニョの後ろ、扉が閉まると、

「あ・・・あの!!!
    ヒョンニム・・」

驚いた目で、ただテギョンを見上げた・・。

そんなミニョの腕を引き、回すと、
  向かい合って立ったテギョン。

「・・・ヒョンニム?」
ミニョの言葉に、その言葉をさえぎるように
    テギョンが目を細めると、口で繰り返して見せた。

じっと・・下から睨み上げると、
    思い切り眉間に皺を寄せて、ミニョに迫っていくテギョン。

一歩・・
  一歩・・

ミニョの腕をつかんだまま、
  足元の距離を、ゆっくりと、少しづつ、縮めていく・・。

「・・・・っ!!!」

ぱちくりと、大きな目を見開いたミニョ。
テギョンが一歩一歩近づくたび・・
     ミニョの胸が苦しいほど、音をたてる・・。

何をしてしまったのか・・
  どうして今テギョンがこんなにも怒っているのか・・
ミニョの頭はぐるぐると、いつもの数倍のスピードで、回ったが・・
  依然、わからぬまま・・
    ミニョは茫然と、テギョンがどんどん近づいてくるのを、ただ見ていた・・。

近い・・
  さらに近くなる・・・。

どきん・・
  どきん・・・

手首をつかまれた先のミニョの手は固く握られており、
  その手には、じとっと汗ばんでしまった。


あまりに近づくので・・
  テギョンの目が見詰められず、目をじりりと逸らして、首を横へと伏せたミニョ・・。

じっと・・
   テギョンがそんなミニョを見つつ言った。

「言おう言おうと思っていたが・・・
   お前はいつまで『ヒョンニム』なんだ?!」

その声に、
  顔を伏せていたミニョ、
    きょとんと、目を上げてみた・・。

ー・・『ヒョンニム』?

何に怒っていたのかが全く分からないミニョ・・。

眉間に少しだけ皺をよせるようにして考えたが・・
    そうしている間にも、テギョンはミニョの片手を掴んで離さないまま
      じりじりとまだ、迫ってくるので・・・

ただ、頭の中をフル回転させつつも、
    身を屈めてテギョンの顔を上目遣いでおどおどとして見つめるしかなかった。

だが、迫りくるその空気に耐え切れず、
    ミニョが答えた。
「ハイ!!!
 あ・・あの・・・

 ごめんなさい!!!

 ヒョン・・じゃなく・・・テギョンオッパ!!!」


・・・!
顔を真っ赤にしつつ、
   今にも顔がふれそうなほど、近づいたテギョンに、
      思わず目を閉じてそう、叫んだ。


まだ慣れてもいないのに、
   久しぶりに会えたテギョンの顔がこんなにも間近に迫って、冷静でいられるわけはない。

素直なミニョ。
ぎゅっと、思い切り目をつぶると、
   『ヒョンニム』じゃない呼び方で、言ってみた。

どきどきどきどき・・・
  迫ってきたテギョンの顔で、心臓がはじけそうだった。

が、言って気づいた。
 『オッパ』・・・そう・・呼んでしまうと、途端に完全に恋する女の子になるような気がして・・

どっきん!!!!
  胸が、心臓が、今度は恥ずかしいのか、後から一人で勝手に飛び上がった。

今までコ・ミナムとして接してきた分、
   そう呼ぶのが、どうしようもなく恥かしかったのだ。

だから、呼ぶ機会も、
  手紙に書く機会もなく・・ここまできたのだけど・・


・・でも・・
   『ヒョンニム』?それがいけない原因だったのだとしたら・・


「・・・・・。」
目を閉じたままのミニョは、
   テギョンからの反応を、待った。


・・・


・・・・


・・・・・・。





・・テギョンが、
    何かに怒って、いきなり腕を引っ張ったまま部屋に連れてきたと思ったら、
      いつまで『ヒョンニム』なのかと言ってきた・・。

だから・・

「オッパ」と勇気を出して呼んでみたのに・・・

・・・テギョンからの、
       反応が・・ない。


「~~~~っ」
ーなんだろう・・胸がじりじりする。

テギョンから掴まれている手首だけが、
           熱く感じる・・・。

そぉ・・・と・・
ミニョは、
   おそるおそる、目を開けてみた。


『テギョンオッパ!!!』そう呼んだ自分の声が頭に残って、
   例えようのないくらい、恥ずかしい。

それに、何よりいくら会いたかったとはいえ、
   考えてみれば、こんなにも近く、二人きりになったのは半年ぶりではないか・・。

心臓の音は
   静かな部屋に響くくらい大きくて、鼓動も早く・・・

ミニョは、それが少し苦しいくらいだった。

そぉ・・
・・・目を少しだけ開けると・・・


「・・・・・・。」
目の前のテギョンは目をどことなく浮かせ・・
  口元を、手のひらで軽く覆ったまま、まるで固まっているようだった・・。

ー・・・顔も・・赤い・・?
ミニョが、じっとそんなテギョンの顔を、見上げた。

~~

予想に反して・・いや、あまりにも予想通りに素直なミニョの反応・・・

思わず、『テギョンオッパ』 
  そう呼ぶミニョの声に・・

顔は無意識にも熱を持ち・・
    怒る勢いすら、そがれてしまっていたテギョン・・・

~~
『てぎょんおっぱ♡会いたかったです♡』
一瞬で、目がさまよった意識の先・・
  今のエプロン姿のミニョが、にっこりと笑ってテギョンを呼ぶ・・。

『会いたかったですぅ♡
       オッパ』
テギョンが近づくと、
   傍に座って、テギョンの腕を組み、頬を人差し指でついて遊ぶミニョ・・。    (・・・・)

『オッパ~♪』
テギョンの裾を掴むミニョに、

『オッパー♪』
   テギョンの腕を引っ張るミニョ・・。

『オッパ・・♡』
目を閉じてテギョンの胸にもたれかかるミニョに・・

『オッパ・・』
   そのままテギョンを見上げると・・
     グロスをつけたのか、艶やかに光る唇を・・そっと寄せ掛けたミニョ・・。

どのミニョにも、目を見開いていたテギョンだが・・
   そのミニョにはつい・・目はぼぉっと細められ・・・

~~
「テギョン・・オッパ・・?」

今度は、ミニョが
   意識がどこかへと飛んでしまったテギョンを覗きこむ形になって・・呼んだ・・。

(笑)

「ん・・んん・・!!!

  ごほっ!!!」

そんなミニョにようやく気が付くと・・
       慌てて体裁を繕ったテギョン・・

「そうだ。

  うん。それでいい。」

テギョンは、口を押さえながら、
   少し手の下で緩みそうになる口許をひくつかせながら偉そうにそう言った。

((笑)あまりの感動に(?)一人妄想の世界に言ってましたとは言えない・・)

「よかった!

   それで怒ってらしたんですね!!!

 ・・・そうですよね。
   女の格好をした私が、『ヒョンニム』は
         おかしいですもんね(笑)」

まだ、手を摑まれたままにも関わらず、
   ほっと笑顔を取り戻したミニョがそう言った。

だがすぐ・・その顔色をさっと青く変えると・・・

「は!!

 もしかして・・

 アフリカの番組中も気づかないうちに
  『ヒョンニム』と・・呼んでしまっていたんですか!??
    私・・・!!!」

ごほ・・。
  ばつの悪さをごまかすように咳払いしたテギョンの前、
また・・一人検討違いなことを言うなり・・
  おろおろと焦るミニョ・・・・。            (・・ミニョーーーー。。。(-"-;A))


「・・・・。」
一瞬、ぱちくりとそんなミニョを見たテギョン・・

はぁ・・・
   呆れたようにミニョへと目をやると・・
        溜息をつき・・・

テギョンが、
 その捕まえた手を引きながら、
      ミニョを今閉めた扉に背をもたれさせるような形で・・

とんっ・・・

立たせた。


「テ・・テ・・テギョンオッパ?」

どきどきが苦しくて、なんだか無意識に
     笑った顔はひきつってしまう・・・。

捕まえられた手を、ほどこうにも、
    思いの外にテギョンの力は強くて ・・・

「あ・・あ・・・あ・・・・あの!!!」

真剣に見つめてくるテギョンの表情からは、
    その心が読めなくて・・・。

びくびくと・・
   テギョンを見上げたミニョ・・

「コ・ミニョ。

  今から聞くこと、
   ひとつだけ、

  正直に、答えろ。」
ミニョを睨みつつ、ようやくテギョンが
 耳元へと近づくと・・囁くようにその口を開いた。

びっくん!!!
   どきどきどきどき・・

近い距離に・・
   声に・・
  少しだけかかる、息に・・

どきどきが苦しく、詰まってしまう・・。

「・・・・はい!!
   もちろんです!!!」
テギョンの質問が何かは分からぬものの、
 力を入れて、
  はっきりとそう、返事をしたミニョ・・。

「お前・・・」

テギョンの鋭い目が・・
   ミニョの目を、捕えた。

~~

一方・・・
 カチャリ。
手にしていたフォークをその場に置くと、
     ふぅ~~~~~~~っ。

ミナムが、満足そうに息を吐いた。

ゆっくりと、
    腹が満足いくまで食べ、終わった3人。。。

「なぁ、ミニョ、大丈夫かなぁ・・・」

心配そうにそうつぶやいたジェルミは・・
  
お粥をちゃっかりおかわりまでたいらげた後、
   ゆっくりミニョの作ったミックスジュースをまたおかわりするために、
          新しいコップへと注いでいる最中だった・・。

「・・・。」

シヌは、黙ってテギョンの部屋の方を見たが・・

「・・ま、テギョンのことだからな・・・」
    肩をすくめて何気ない風に言うなり、
        食後のお茶を、ゆっくりと口へと含んだ・・。

ぱちくり。
 ミニョに似た、大きな目が、その場で一度、大きく瞬かれた。

「なんの話だよ?」
ミナムも二人がそこまで話す頃には・・ 
     ようやくお腹が膨れたらしく・・・
ミニョとテギョンの話だと分かるなり、目を鋭くさせて、
       ジェルミとシヌに聞いた。  (今になってかーーーいΣ\( ̄ー ̄;))


ちょうどその時・・・・

バタンッ!!!!!

音がしたかと思うと、

    だだだだだだだだだ!!!

テギョンが勢いよく、階段を駆け下り・・
   さらに、玄関を抜け、外へと飛び出して行くのが見えた。


「「「・・・・・。」」」
3人が茫然とテギョンが出て行った方向を見ていると・・

今度はまた、

だだだだだだ!!!!!

ジェルミたちが固まったままの状態で見ている前へまで、戻って来た。  (・・早)

「「「・・・・・。」」」
黙ったまま、目の前に立ったテギョンを見上げた三人・・。

「おい!!!
   誰かミニョの荷物を知らないか?!」

肩を揺らせ、少し息をきらせつつ、走ってきたテギョン。

その言葉に、
  思い出したミナムが、
「あ。俺、昨日、リビングまで運んで面倒だから
   そのまま・・・」

言い終わるのも待つことなく・・

「リビングだな!!!?」

それだけ言った頃には・・
     テギョンは走り去っていた。


「「「・・・・・。」」」


しばらく・・
   呆然と駆け抜けていったテギョンを見ていた三人・・

「・・・なんだあれ?」

ミナムが、シヌとジェルミに聞くと、
  ・・・2人もがぱちくりと目を、瞬かせながら顔を合わせ、

「「・・・さぁ?」」

そう、答えるしかなかった・・。


~~
少し沈黙が流れた後・・

突然・・ジェルミが

はっ!!!!!!!!!

両手を頬につけつつ、息を思いっきり飲んだ・・




どうやら彼のお得意な妄想劇に、火がついたらしい・・。

「シヌヒョン・・・」
泣きそうな目で、シヌを見ると・・

「もしかしてテギョンヒョン・・・

  怒りに任せて理性が飛んで・・・
    可愛いミニョを・・・」
ジェルミが、涙目に二人の前へとしがみついた。
~~
乱暴に手を引かれ、
   テギョンの部屋へと連れていかれたミニョ・・。

バタンー
扉が閉められるなり、
『きゃーーーー!!!

   なにするんですかっ!!

 やめてくださいっ!!!!』

ジェルミの脳裏で・・
   ミニョがベッドへと勢いよく倒される・・・

がたがたと・・
  震えて自身の肩へと手を回すミニョ・・

短いズボンからはみ出た長い脚は、
  できうる限り、身を守るように膝を立て、小さく折りたたまれる・・。

そんなミニョを見下ろして・・
  目を鋭く光らせるテギョン・・

~~
「・・・なんてこと、

 ないよね!??
    ないよね!!???ね!!???」

泣きそうな顔で、
    真剣にシヌに聞いたジェルミ・・        (。。。。)

「・・・・・。」
シヌの口が、
   微妙に引き攣るように、片方だけ、上に上がった・・。

ー・・・あのテギョンに限って、絶対それはない・・・
 だろうと・・
   ジェルミの飛躍する妄想劇を頭の中で呆れたが・・

シヌがそう・・口を挟む前に、
ミナムが
「どういうことだ!???」
  今になってようやく、その顔色を変えて聞いた。

「「・・・・。」」

そんなミナムを、呆れたようにじっと見たジェルミとシヌ・・。

「テギョンがミニョを何だと?
   どうしたって??」
ミナムがそう言ったが・・

「え・・?
  だからそういうわけじゃ・・その・・・」
しどろもどろのジェルミと
    呆れたように首の後ろを掻いて目を逸らすシヌ・・・。

なかなかうまく話さないことにしびれを切らしたミナムは
  テギョンの部屋をきっと睨みつけると・・
          階段を勢いよく、駆け上がった。
~~

「お前・・・」
壁にミニョを押し付けると、
    テギョンが睨んで言うので、

ミニョは思わず、
    うつむき加減にテギョンの目を見上げた後、

ご・・くん・・・

つばを飲みこんだ・・。

テギョンの目の前の、
  ミニョの唇がきゅっとつぐまれ、唾を飲み込む音とともに、
         唇が揺れる・・。

その唇に目を捕られつつも、
  目をなんとか、逸らしたテギョン・・。

「お前・・・
   お前は ・・・」
ゆっくりとテギョンがいう言葉を、
   じっと、見つめて待ったミニョ・・。

「はい・・・」
覚悟を決めて、聞いているミニョに、
   次の瞬間、信じられない言葉が、聞こえてきた・・。

「お前は・・
  誰が好きなんだ!??

    はっきり言ってみろ!!!」

片手をしっかり掴み、
  もう一方の手を、ミニョの顔の横に置くと、
    ミニョの顔をのぞきこむように
          近づいて聞いたテギョン・・

「え??

  え???」

ずるり・・

 ずるる・・

ミニョは、
 じりじりと近づくテギョンの顔に、
   少し頭を扉に押し付け、下にずれるようにして逃げる・・・

が、ふと、
  そのテギョンが何と言ったのかをもう一度頭の中で繰り返してみると・・
     テギョンの質問の意味がわからずに聞き返してしまった・・。

「ど・・どういうことですか?」

ミニョが下へと壁に沿ってずれるので、
   後ろで軽く留めた髪がぱらりとほどけた・・・。

「あの・・

 ひょ・・
   オッパ?
 言ってる意味がよくわかんないんですが・・・

 ・・あの・・
   今私にされた質問って・・ 
     『私が誰を好きか』ってことを・・
         聞いているのでしょうか?」

少し下にずれて、やや中腰になってしまったミニョが、
眉間にしわをよせて、見上げた。
   しどろもどろに・・考えながら聞くと・・

テギョンはそのミニョに、
   上から覆いかぶさるような形で、覗き込みながら
     片手のひじを壁につけた。

ミニョが、じっと、そんなテギョンを見上げる。

「その言葉のままだが・・・」

いつものような優位に立ったような顔で、
     テギョンが目を細めて言った。

それを聞くなり、ミニョは表情を変えた。
むっ!!!!

勢いよく
すくっ!!
  立ち上がって見せると、
予想外のいきなりのミニョの行動に

「うゎッ」

後ろへと、よろけたテギョン・・

何事かとばかりに、、ミニョを見上げた。

だがそんなテギョンに・・
  今度はその上から、責めるような目をしたミニョ、

怒ったように唇を噛み締めてから、言った。

「オッパ!!!
  オッパは、私が誰が好きか、

 一番よくご存じなはずじゃなかったんですか!!??」

いきなり怒りだしたミニョに、
   予想外のことで目をぱちくりとさせ、
       少し戸惑うように驚いたテギョン・・・

「離れていても、
  いつも、
    ずっと・・・星を離さないって、

 約束したじゃないですか!!!」

そう言った瞬間、
   ミニョが、掴まれていた手を勢いよく、ばっと離した。

「・・・・・。」

どこまでも驚いた目で、
   ただ、ミニョを見つめたテギョン・・。

ミニョがそんな前・・・
    自分の胸元から、テギョンにもらったペンダントを出すと、

(・・・ミニョがだぼついたTシャツの首元から手を中に入れたとき、
       テギョンがぎくっ・・としたことは、
         この際目をつぶっておこう・・・見ないふりしてやって。。健全男子育成会。)

「私は・・
  私は・・離れていて連絡が全く取れなくても、
      この星から目を離したことはありません!!!

なのに・・分からないんですか・・・??
ようやく会えたばかりなのに・・
     ひどいです!!!」

大きな目に

   ぶわっ・・・

涙が急速に溜まると・・
   その大きな目でテギョンを軽く睨みつつ、言った。

「あ・・
   や・・・」
これは予想外だ。
  テギョンがその表情を引き攣らせてたじろいだ。

そして・・

今度はミニョが、
  テギョンを睨みながら、ゆっくり近づくと・・
そんなミニョに目を見開いて驚いているテギョンのシャツの端を
      両手でぎゅっとにぎった。

「っ・・・
   ・・・・・」
テギョンは、ミニョの次の行動が読めず、
   自分が先に怒っていたにも関わらず・・バツが悪そうに、目を逸らせてみる・・。


じろり。
 テギョンの目が泳ぎつつもミニョの目をとらえると・・
    ミニョの目は離れることなく、テギョンを睨んでいた。

っくん!!
形勢逆転・・。
 久しぶりに戻ったミニョ・・
     それなのに怒らせてしまったらしい珍しくも悪いミニョの機嫌に、
       胸が飛びだしそうなほどの心臓の音を隠したテギョン・・。

慌てて形勢を立て直そうと、目を逸らしつつ、
「な・・なんだ・・その・・
   コ・・コ・ミニョ・・・」
焦りを悟られまいと、
    何か話さなければと言葉をつなごうとした・・

その時・・

「1発。
  殴らせてください・・」

ミニョが、低い声で下を向きつつ
   はっきりと言った。

「は?」

テギョンは思わず間抜けにも、
    声が裏返ったまま聞き返したが・・・

ミニョの目は、まぎれもなく、
   目の前のテギョンを見ている。

「オッパは私を疑ったんですね。
    疑ってたんですね?
 
 ・・・1発。
  殴ったら・・・忘れます!!!」

きゅいっと尖った唇。
  勢いよく息を吹く、先の尖った豚鼻。
 それに、ぷっくりと膨れた頬。

アフリカで、どこまで度胸をつけてきたのか・・
  誰かの悪知恵を入れられたのか・・

ミニョからは、聞いたこともないような声で
   今度はテギョンをまっすぐに見て言うので・・

「・・もう・・わかった。

 そうか。そうだよな・・。
   そんなにも俺が好きか。

 『好き』・・なんだな・・?」

にやっと笑って立ち上がると、
  ははっ!
    顔を横向け、しらを切るように笑いつつ、   
      ごまかそうとしたテギョン・・。

そんなテギョンに・・

「ハイ!!!
 
  オッパだけが、好きです。」
ミニョが、はっきりと言った。

「・・・・・・。」
しらを切るようにわざとらしく髪に触れていたテギョンの手が、
   目が、
     止まった。
「・・・・・・。」
ミニョを、見たテギョンの前で、
   真っ直ぐにそんなテギョンを見たミニョが、もう一度言った。

「好きです。」

睨むようにまっすぐな、ミニョの目。

「・・・・・。」
呆然と、テギョンがミニョへと、目を奪われるように、その目を向けた・・。

「どんな時も好きで、ずっと大好きですから!!!」

まだ目を離すことなく、まっすぐにテギョンへと向けたミニョの目は・・
  しっとりと・・どこか悲しげに、
    その目が潤み始めた・・。
「・・・・っ」
その目に、
   焦るようにさらに目を見開いたテギョン・・

ミニョの顔は、怒っていた。
   怒っていたのに、その尖った唇から、出てくる言葉は、全然違った・・。
「オッパ。

 大好きです。

 オッパだけが
   大好きです。」
ミニョは、わざとゆっくり、
       はっきりと言った。

「・・・・。」

ど・・くん。
  テギョンの胸が、鳴った。
   締め付けられるほど、痛く、深く・・。
テギョンの目が甘く細められ・・
  その手を・・ミニョの頬へと向かおうとさせる・・前に・・

「殴らせてください。」
熱い告白の後にも関わらず・・
    決意は変わらないらしきミニョ・・

静かに手をぐーにして、構えた・・。

「ま・・待て!!
    顔は・・・!!!」

テギョンが・・目を伏せて構えたその時・・・

!!!!!!!!!

一瞬。

  ・・・ほんとに一瞬。

なにが起こったのかと思った。

痛いはずの衝撃はなく、

代わりに・・

ふわり・・・

とてもいい香りとともに(何度もいうけどいつも嗅いでるはずの、ミナムの香りなんだけどね(笑))
   テギョンの顔から・・ミニョの顔が・・離れた。

離れた後・・
   テギョンはただ、茫然と唇を触ってみた・・。

すっと・・
   指で自身の唇をなぞったテギョン・・。

そんなテギョンを見上げたミニョ。

「わかりましたか?」

真っ赤な顔をしながらも、すこしうつむき加減でそう言うと・・
    まだ、テギョンに、怒ったように、顔を作って見せた。

テギョンがはっと我に返り、
    目を数回、瞬かせた後・・

「ずいぶん・・
    俺に対してえらくなったもんだな。コ・ミニョ。」

ようやく、本来の調子が戻ったらしいテギョン・・           (笑)

にやりと指でなぞった口の端を上げて、細めた目でミニョを見ると・・

「お前から半年も離れて行ったんだ・・。
    こんなもんじゃわかるわけがない。

そう・・言うが早いか、
「え・・?」
  唇から言葉が漏れると同時に、
    きゅっと殴られるのを避けるようにミニョが目を閉じた。

テギョンがそんなミニョを覗き込むように背を屈めると、
   ミニョが覚悟を決める間もなく・・・

・・・っ!!!

その唇に、
   口づけた。

ゆっくりと、
   確実に、その唇をふさぐように・・・。

・・・そして、優しく啄むと・・

あろうことか・・・

最後に

ぺろっと・・
   ミニョの唇を
      なめた・・。

!!!!!!!!!??????

どっ・・・・きん・・・!!!!!!!!

頭の中が真っ白になり・・ 
   目を見開いたミニョ・・。

一瞬、何が起こったのか、分からなかった・・。

すぐに、自分の手でその唇を押さえたミニョ・・。

ー・・い・・今・・・
   ????

真っ赤な顔で、目を白黒させるミニョ・・。

だが・・
  そんなミニョを見て、満足そうに笑うと・・

「ミニョ。

 ミックスジュースもこうやって味わってみると、
     甘いもんだな。」

そう、勝ち誇ったようにテギョンが言った。

「コ・ミニョ。
   お前の気持ちは、分かった・・。

 だが・・
  ひとつ言っておくことがある。
  
 今後、何があっても、
   そんな姿であいつらの前に出るな!!!

    いいな!??」
テギョンが真剣な顔で言うと・・

両手で唇を覆ったミニョが・・
  呆然と、頷いた・・。

ー・・『そんな姿』・・・て・・・?
おそらく・・
  パニックなのか頭の働いていないような、
    訳の分かっていないような目をしたミニョを残し・・

「ちょっと待ってろ!
  俺がお前の荷物を持ってきてやる!」
テギョンが、それだけ言うと・・
 真っ赤になり、
   両手で口許を覆ったまま、
     大きな目をさらに大きく開いて固まってしまったミニョをその場に残し・・

扉を開けて、
    出て行ってしまった。

「・・・・・。」

ミニョは、
  胸のどきどきが速すぎて・・
    考えるための、頭が、爆発してしまって・・

もう何も考えられなかった。

ー『そんな姿』って・・・・
    どんな???

それだけは考えようと
    つぶやいてはみたが・・

思考回路はショートしていて・・

・・・・・

ぽわんとした頭は、
  ただ、あの一瞬の・・

悪戯に・・
   ぺろっと触れた舌の感覚だけを、ミニョの押さえた手の奥に残し・・

それとともに感じる胸のざわめきを・・
   ミニョは、きゅっと、唇を閉じると、

かぁぁぁぁ・・・
熱を上げた顔をさらに隠すように両手で押さえた。


「~~~~~~~っ!!!!!」
恥ずかしかった。
  よくはわからないけど、いつもと違うように触れた口元がもどかしくて・・
     とても恥ずかしかった・・。

だけど・・・
 それが胸をくすぐらせるほど嬉しくもあり・・

へちゃん・・・

ミニョの脚が、崩れるように、その場にへたり込んだ・・。

ー私・・何を・・・

ぼぉっとした頭で考えると・・
~~   
 「わかりましたか?」

してやったりな気持ちで恥ずかしさを隠すように真っ赤な顔を伏せたミニョの唇に、
   キス・・してきたテギョン・・

そのテギョンが、勝ち誇ったように笑いながら、ぺろっと舌を出した様子が思い出され・・・
~~    
ぷしゅぅ~~~~~~~~~~。
  ショートしたように、ミニョの頭から、湯気が沸き上がった。

~~

「・・・・・。」
バタンー
次にテギョンが戻った時、
  テギョンの目が、呆れたように、可笑しそうに、扉から入るなり、一点を見た。

ミニョは、まだ、その場で
      へちゃり。。。と座り込んでいたのだ・・。

っく・・
テギョンの口元が、思わず上がる・・

ひた・・
  ひた・・・。
テギョンが入ってきたのも気づかず、
  初めての感覚の残った口許を・・
    両手で触れるようにふさいだままのミニョ。

顔は真っ赤で、
 テギョンがしゃがみ込み、ミニョの目の前に顔をやると・・

「っは!!」
そんな様子のミニョに満足げに笑った。

それから、腰に手を置き、立ち上がったテギョン。
「いつまでもそうしてると、
   足に根が生えそうだ・・」
テギョンがそう言った時・・

きょ・と・・。
下からミニョがテギョンを見上げた。

頬はすっかりピンクに染まっていて、
  さらに、なんだか涙ぐんでいるような潤んだ目で・・・
     また戻ってきたテギョンをぼぉっと・・見つめるミニョ。

「っく・・・
  コ・ミニョ。

 そんなにこの俺様が好きなんだな。」

テギョンが調子に乗って笑って聞いたが・・

何も考えられなくなったミニョは、
 素直に

 ・・・こくこく・・!!!

しゃっきりとしない顔で、何度もうなづいてみせた。

もう素直で従順で
   単純で純情な・・そんな様子が可愛くて仕方がないテギョン     (!)

ミニョをぎゅーーーーーーーーーーー!!!!!!と
    目をつぶってしゃがみこみ、嬉しそうに抱き締めると、

(あの100点のガッツポーズを思い浮かべて~~~♪)

「お利口お利口♪」
抱き締めながら、
  ふにゃっとぬいぐるみのようなミニョの頭を、優しくなでた。

「・・・・・。」
何の反応もない、ミニョ。


そんなミニョを見ると、

ちゅ・っぱ。

  もう一度だけ、その口元へと軽く、ふざけたようにキスをくっつけると・・

「コ・ミニョ。
   お前の荷物だ。

 今すぐ、自分の服に着替えるんだ!

 いいな?」

耳元で、いつもの口調で命令した。

「・・・・っ!!」
するとようやく・・
   ぱっちりとした目を見開き、正気に戻ったミニョ。

「あっ・・

   はい!!」

目に、ようやく景色を映し出すと・・
     真っ赤な顔で、急いで自分の荷物を開けた。

ー顔が、熱い・・。
  手が、震える・・・。

心臓はまだ、ばくばくと音を立て、
  体中がまだ、どきどきそわそわと、落ち着かなかった・・。

ミニョが鞄に手をかけた・・

ちょうどその時・・・

ばぁんっっ!!!!!!!!

「ミニョ!!!!!!!」

開いた扉から、ミナムがいきなり入ってきた。

「っ!!!?????」
  「っ!!?」

二人が同時に、
  その音に目を向けた。

ミナムの前には、
  扉からすぐの位置に偉そうにいつものように腕組みしたテギョンと・・

そばで、
 ミナムが昨日リビングに放置した荷物を開いているミニョ・・・。

「・・・・・」

ミナムの目が、怪訝そうに細められ、
    二人を交互にじとっと見た・・。

どっきん・・・
  やましいことなど何もないが・・
   不思議と、ミニョの目はミナムから逸らされる・・。

「お前ら・・・
  何もなかっただろうな・・・」
疑わしげに低い声でミナムが聞いた。

そのミナムに、

ふん・・

あほらしい・・とばかりに顔をそむけたテギョン。

・・と・・・

「っ!!!????」
その言葉を聞くなり、目を見開き、

ぶんぶんぶんぶん!!!!!

ひたすら、真赤な顔で
    頭を振るミニョ・・・。

「・・・・・・・。」
ミナムの口が、ぽかんと丸く開いた・・。

「・・・・・」

それから、思い切り、悟ったようにじろりとテギョンを睨みつけたミナムが・・

「いくらお前らを認めたとはいえ、
     俺は常に見張ってるからな!!!!!」

力を込めてそう言うなり、部屋を出た。

「・・・。」
意味が分からず、
   兄の去った扉を見つめたミニョ・・。


はーーーーーーー。。。

だが、煩い兄にばれなくてよかった・・
   とりあえず、それ以上の追及をされなかったことにほっとすると
           大きな息をついたミニョ。

気を取り直すと、

「では、着替えてきます!!
   ありがとうございました!!」

安心したように、ミナムだった時のような言い方をして
                 バスルームへと消えた。

そんなミニョに、

ーあのミナムの様子で・・
   鋭いアイツに・・・何もなかったかどうかなんて、
     ばれてないわけないだろ・・

テギョンが心のなかで呟くと・・

 くくっ・・

隠しきれない、顔の緩みを見せた後・・
    テギョンも部屋から出た。


~~
涼しい顔をしてキッチンへ水を飲みに戻ったテギョン。

「・・・・!!」
ジェルミはそんなテギョンをじろりと睨み、
「・・・・・。」
      シヌもまた、複雑な表情で見ていた。

ミナムはテギョンの方は見向きもせず、
    膨れた顔のまま、思い切り唇を尖らせてどこかにメールに夢中で・・・

「・・・・。」
そんな3人を横目に見つつ、
   相手にせぬまま冷蔵庫へと向かったテギョン。


「・・・・。」
だがその途中・・
  さっきとは明らかに違う、テギョンの様子・・。

ジェルミがじっと、テギョンだけを凝視する中・・

ふっ・・と・・
   何か思い出したかのような含み笑みをもらしたテギョン。

!!!

ジェルミが、目を見開いた後、
   必死にシヌの肩を揺さぶった。

「ひょ・・ひょん!!!!???

  ねぇ・・あの・・」

涙をためて、シヌを揺らしながら、
   テギョンへと何か言おうとしたその時・・

「ぐ~~っども~~~にんぐ♪

   え~~~ぶりばでぃ!!!!!」

これ以上なく呑気なアン社長の声と共に、
      声の主と、マ室長があらわれた。

****************************************
すみません。しばらく離れておりました!!
  
また、復活いたします♪♪(ノω`*)ノ" ンフフフフッ
  まったりのんびり・・ごめんなさい。。。




スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  • 【#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その5】へ
  • 【#第4話。ボジンの決意(中)】へ

~ Comment ~

更新ありがとうございます♪♪

テギョンの、ジェルミの、それぞれの妄想が可愛い(≧∇≦)

いつになく強気なミニョだったのに
最後はテギョンのペースになってる(^_^;)

そうそう、テギョンの『100点のガッツポーズ』、
良いですよね(*^o^*)俺様で不機嫌で影があって、そんなテギョンが凄く可愛くなる瞬間のこのシーン、
大好きです(≧∇≦)
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【#番外編『この目がいつも追いかけるのは・・』その5】へ
  • 【#第4話。ボジンの決意(中)】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。