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 ←#第1話。パク・キュの決意 →ブレイクタイム☆のあのハマった韓国ドラマ紹介(メニュー♪)☆2013年4月まで~
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#番外編★短編『君に誓って』完結

#短編★妄想劇『君に誓って・・』2

 ←#第1話。パク・キュの決意 →ブレイクタイム☆のあのハマった韓国ドラマ紹介(メニュー♪)☆2013年4月まで~
髭のふっさりとした、義禁府(ウィグムブ)都事(トサ)が去ってしまうと・・
 ぐるりと周りを見渡したボジン・・
 イ・ソンジュがこの部屋を使っていたときにも何度か足を運んだことはあったが、
   キュになってからは初めてだ。

整えられて無駄に煌びやかな飾りが一切ないところは、
   何も変わってはいなかったが、
  どこか、違う雰囲気に、
   とくん・・・
 ボジンの胸が、音をたてた。
~~
婚礼をすませたボジンは、
  もう今までのボジンには戻れなかった。

数ある両班の妻としての心得を身に着けるのはもちろん、
  姑であるオム氏夫人から、朝から晩まで、ありとあらゆることを、習わされていた。

最初は必ず少々度のすぎるオム氏夫人に楯突いてくれていたキュだったが、
  婚礼をすませると同時くらいに、急に忙しくなったことも重なり、
     キュが屋敷に戻るのはいつも明け方近くで、戻ってこない日も、何日もあった。

一方のオム氏夫人とボジンの関係はというと・・
 世間一般両班の家に迎えられた嫁と姑というよりは・・
   怒鳴り合いつつも、なんやかんやで馬が合うのであろう・・
     オム氏夫人にとっては、ちょうどいい暇つぶしの娘くらい気楽なもので、
朝から晩まで、飽きもせずに、ボジンの元にやってきては、
   時に嫌味を口にしつつ、面白がりながらも、一緒に時を過ごした。

もう、昔のように、ボジンの頬を打つようなことは、絶対になかった。

チョルも、口を開けばボジンの不甲斐無さを嘆く妻を横目で見つつも、
   嘆くわりにはボジンばかりの話をする妻に、
     本を読む手を止め、ほんの少し、髭に隠れた口元を、緩めたりもした。

ボジンが屋敷に来てから、全てが目新しく変わった。

オム氏夫人の甲高い声が、日中休みなく響くようになったのは言うまでもないが・・
 負けてばかりもいないボジンが、
   仕返しとばかりに誰もが口にできなかったオム氏夫人の食べる甘い高級菓子に
       口を出すようになったのも、大きかった。

嫁に来てまだ間もないというのに、すっかりパク家に馴染んでしまったボジンは、
    ある日、一日中無茶を言ってはボジンで遊ぶオム氏夫人にとうとう口を出してしまい、
     オム氏夫人が贅沢だと、堂々と口にして反撃した。

自分が妻としての徳を身に着ける代わりにと、
   オム氏夫人にも、同様の振る舞いをお手本として、求めたのだ。

これにはどんなことにも甲高い怒鳴り声を止めなかったオム氏夫人も、言葉が一瞬詰まった・・。

それは、誰にも口では負けたことのないオム氏夫人を、
        生意気にも言葉で負かしてしまった瞬間であった。
そして同時に、
  贅沢を改善させるとうだけのためではなかったが、
     オム氏夫人の食べる日中の菓子は、ボジンが作ることにした。

もちろん清国からの高価な菓子も並んだが、
   高級な甘い砂糖というものが手に入ると、ボジンはそれで、色々なものを作ってやった。

散々文句を口にしつつも、
  結局これがオム氏夫人の口に合うのか、
いつの間にやらそれが、当たり前の光景になっていたのだ・・・。
~~
ふっと、胸に抱いた包みを見ると、
   にっこりと、頬を緩めたボジン・・
~~
今朝、オム氏夫人に作った菓子を持っていくと・・
  「こほんっ!」
一口食べるなり、
   目を逸らしたオム氏夫人・・

「今日は特別に頂いた清国の珍しい菓子があるの。
  これは私の忙しいキュへと持っていきなさい。」
ふいっと無愛想に後ろを向くと、ボジンに向かってそう言った。

「えっ!???
   お義母様、今なんと??」
きょろっと目を丸くしたボジンが、思わず聞き返した。
  ボジンだけでなく、ボジンについた下女も、大きく目を見開いた。

それもそのはず。
   毎日口酸っぱく唱えられている、良妻の心得とは
    みだりに両班の妻は、外に出てはいけないというものだったから。
まだ、嫁いでからというもの、
   その教え通り、ボジンは一歩も屋敷の外には出してももらえていなかったのだ。
ボジンの言葉に・・
「あぁ~~~・・!!!!
 可哀想ななわたしのキュ・・
  きっとろくなものを口にせず、身も心も疲れ果てているわ・・」
答えているのかいないのか、
  向こうを向きつつ、いつもの愛息子を想って嘆くオム氏夫人・・

「・・・・。」
オム氏夫人に持ってきた包みを包み直すと・・
「はい!!!
    届けてきます♪♪」
オム氏夫人の後ろ姿に、思い切り嬉しそうな笑顔で、そう答えた。

「・・・・。」
ボジンが慌てて去るのを後ろの気配で見てとると・・
  いなくなった後、振り返ったオム氏夫人・・

「アイグ~~~
   あれだけ毎日走るなと言い聞かせているのに全く・・」
細めた目で去った先を睨むと、
   チチチチチ・・舌打ちしながら頭を振ったが・・
「まったく・・
   あれだけ結婚結婚と騒いでいたわりに、こうも仕事でうちに帰ってこれないんじゃ・・
  私の可愛い可愛い孫を抱く話はいつになることやら・・・
    あっちからもこっちからもめでたい跡取り誕生の祝い事ばかりで、
      それでなくてもうちからは祝い物を贈るばかりなのに・・。」
夫人が、やれやれと、一枚だけ手にしたボジンの焼いた菓子を、
   頬へと頬張った。
だが・・
  大喜びで去って行ったボジンを思い出すと・・
     すぐに立ち上がって、使用人に、用立てた。
「すぐに内舎(アンチェ:女性・子供が住む建物、ボジンの部屋)にある
   ボジンの部屋の床を新しく替えなさい。   
  それから、受胎に利くお茶も必ず用意しておいてね!」

ボジンの願意をなるべく叶えないようおさえつけるのが、楽しみであったはずのオム氏夫人が・・
  不思議と、彼女が願った通り屋敷から出たにも関わらず、
   その胸は、うきうきと高鳴っていた。

「ふふふ。
  きっと今日こそは、必ずあの子は帰ってくるはずよ。

  愛しい我が子を迎えにいくのが、この母でないのが悲しい宿命だけど・・」
もごもごと、悲しげに最後の一切れまでボジンの菓子を頬張ると・・
「・・・・。」
空になった手を見ながら・・
「・・・もう一切れくらい、置いて行かせるんだったわね・・」
つまらなさそうにそうつぶやきながら、
    ふん。荒々しく、鼻を鳴らした。

すぐに侍女が、清国からの土産だと言う菓子を取りに行こうとしたが・・
「・・・・・。」
しばらく黙っていた夫人が、
   一言言った。
「今日はいいわ。
    縁起を担いで、今日はこれでやめておきましょ。」
夫人の言葉に・・
  侍女が目を丸くして、それからボジンが去って行った方を見て、笑った。
~~
「・・・・・。」
都事が去って行ってから・・しばらく経った。
  どうして会いたかった人に待つ時間とは、こうもあと少しだという時ほど、
     長く感じるものなのか・・。

いつも、キュが座っているのであろう、席へと目を移したボジン・・
卓上には、さっきキュが触れた、山のように積み重なったキュの抱える事案の冊子が置かれていた。

ボジンが、いけないとは思いつつも、
   倉庫番をしていた時の要領で・・
 ぱらぱらと見ては、要領よく分けて重ねて置いた後・・
    まだ来ぬ扉を見つめたボジン・・

早く会いたい。
   今、同じ場所にいると思うと、会いたい気持ちがさらに強まり、
      心臓だけでも、跳んで行ってしまいそうだった。

今キュは何をしているんだろう・・
  どんな顔で、どんな風に仕事しているんだろう・・・

そう思うと、
  きゅんきゅんと締め付けられる胸が苦しくて、
    うずうずと騒ぎ立てる脚先が、とても待ってはいられなかった・・。

「若奥様!!!
   もうちょっとですからね!!!もうちょっと!!!!」
何か、嫌な予感を感じた侍女が慌ててボジンの腕を掴んでそう言ったが・・

ふと、ボジンの目に、
   使われていない、羅将の服が、見えた。
「・・・・・・。」
 大きな目が、その置かれた服へと、映った・・。

「ボ・・ボ・・ボ・・ボジン様?」
  恐る恐る下女が口を開いたが・・・・

~~
そろりそろりと、判義禁府事夫人の待つ部屋の裏口へと回り込み、
    窓から中の様子をうかがった羅将たち・・・
中に、ひょろりとした、チャンオッを取った奥方らしき夫人が、見えた。

結い上げられた髪には、
   鼈甲のかんざしも挿している・・

その女人が・・
   どこか不安げに、窓の方を振り返ると・・・・
「「「「「・・・・・・・」」」」」
途端に羅将たちが、
   互いに目を見合わせた・・。

すっごく可愛いと、さっき見た羅将は言ってなかったか?
そうだな・・不器量ではない。
   だが・・・すっごく可愛いとは・・どう贔屓目に見ても、言えない気もする・・・

途端に、
  なぜこのように徹夜ばかりで帰らないのかという疑問の答えが、
    不安が的中する形で     (不安→家同士の結婚で、妻へと愛情がいかないこと)
      分かってしまった羅将たち・・

「「「「「はぁぁぁぁぁ・・・・・」」」」」
皆が一斉に、ため息を吐くと・・

新人だと思われる、初々しく身長も小柄な一人の羅将が、 
  その傍へとより、同じように窓から中を覗き込むと、他の羅将たちに、聞いた。

「どうしたの?」
それから、彼らのしていたのと同じように中を覗き込む、
   官帽すら、ずれるくらい小さな顔の、若い羅将・・

「どうしたってお前・・はぁ・・。
   お前は知らないか・・。
 判義禁府事さまの仕事熱は、どうやら本当にこっちが何とかしないと、
   とても家に向かいそうにはないぞ?」

その言葉に、
   ぎょっとした顔を隠すことができず、
     慌てたようにして、その若い羅将が、聞いた。
「どどどどうして??
   どうして家に向かわないの??」
聞いた羅将に・・・

「どうしてってお前・・
   まぁ結婚したらわかることだが・・
  毎晩の床(とこ)を考えろ・・
     愛情のない妻への奉仕ほど、つかれるものはないだろ?」
呆れたように次々と、若い羅将に向かい、羅将たちが答えを持った。

「愛情のない・・妻へ?
   ・・・毎晩の・・床?
  疲れるものなのですか?それは・・」
若い羅将は、うずきだした胸を押さえつつ、
   不安げに、大きな官帽から、大きな目を覗かせた・・

どっきん!!!!!!

いくら若くて女のような顔立ちの羅将だとはいえ、
  男だというのに、一斉に男たちの胸が大きく鳴ったのは・・
そう・・きっと・・
   今の仕事熱心な判義禁府事さまのせいで、何日も妻の元へと戻っていないせいだ。

絶対に、そうだ。

そう、決めつけた男たちが・・
   誰にも言えないその胸のまま・・

「あ・・あぁ!
  そりゃぁもう・・疲れるとも・・。
 愛する妻ですら疲れるものなのに
   愛のない、お家のための妻であったならなおさら・・
仕事に逃げ出したくもなる・・」

皆がその若い羅将からは目を逸らし、
  ご・・くんと喉を鳴らすと・・
     嫌に、心臓を騒がしくさせる、目の大きな小さな羅将を、もう一度見た。

男に興味があるはずがない!!!!決して!!!!!!

そう思いつつも・・
   男たちは、その小さな羅将から、目を離すことができなかった・・。

ーお家のため?

  少しだけ、その言葉に引っ掛かりはしたが・・

結婚した途端、急に忙しくなったキュが、帰ってこないことに、
    図星をつかれたように、心臓に矢を放たれたごとく、痛みを感じたその羅将・・
「どうしたらいいんだ?
   どうしたら、妻のもとに疲れずに帰りたくなる??」
意味をすべて、理解したわけではなかったが、
     そう・・その羅将・・
         羅将に扮したボジンが聞くと・・

「そこだよ!問題は・・
   だから俺たちが一肌脱ぐって話じゃないか。」
どさくさに紛れて、ひとりの羅将仲間が、その小さな羅将の肩へと、手を置いた。

すると・・
「そうだよ!
   お前も女にはまっているのか?
俺たちがカミさんに逃げられる前に帰れるように、
   何とかするしかないさ!!」
もう一人の男も、
   何気なさを装って、その、男の頬を撫でた。

すべらかな肌・・
どっきん!!!!!!!!
   またも・・羅将たちの目が、一斉に、高鳴った。

これは一大事。
   悠長に待っている時間はない。

いくら小さいとはいえ、男にすら、胸を高鳴らせてしまうなどとは、
   尋常ではない

長年寄り添った妻が面倒だった男ですら、
     今この瞬間は、妻が恋しくなった。             (苦笑)

慌てて、触られた頬を隠すように、
   身を翻したその小さな羅将だったが・・

「ねぇ・・ 
    そ・・そうだ!俺・・言付けられていることがあるんだった!!!
今・・判義禁府事さまは・・どこで会談されているんだった?」
その言葉に・・
    離れた先にある、建物を指差した男たち・・・

「ありがとう♪」
ふと見えた、大きな官帽の下、
   男にしては、『可愛い』という表現がまさに、ぴったりとはまるその笑顔に・・

「「「「「・・・・・・」」」」」
男たちはまた、目を奪われたかのようにその笑顔を目に焼き付け
  心臓を一瞬止めると・・
   窓から見える、判義禁府事夫人を見つめ・・

   それから、それぞれの妻を思い浮かべた・・。

「天は無常だよなぁ・・まったく・・・」
呟いた羅将に、
 その肩を叩いたもう一人が、呟いた。

「だから特効性の強い、増欲薬を使って正解だったな・・・」
その言葉に・・
「「「「増欲薬・・・???」」」」
繰り返して聞いた男たちに・・・

「あぁ。俺の従兄が内医院(ネイウォン)に勤めてる。
    そこで・・都事に言われてさっき、ちょっと用立ててもらったんだ・・」
その男の言葉に・・
  皆が、言葉を失った・・。

俺もほしい・・とはだれも口には出さなかったが・・
  キュのこの先の様子に、
    ますます好奇心はわきたてられた・・。

不器量では、ない。
   決して・・

だが・・
  あのパク・キュと並ぶとどうしても見劣りしてしまうのは、認めざるを得ないであろう・・

はぁぁぁ~~~~~・・・
  羅将たちは、息を吐くと・・

増欲薬が利き、今日こそは、帰れるよう祈るとともに・・
   半分、諦めにも似た感情に・・その場に、座り混んだ。
~~
「もうっ!!!!
   ほんっとに!!!!!若奥様ってば!!!!!
 ばれたら私が奥様から鞭でたたかれるんですからね!!!!」
部屋の中では、
   先ほどまで、ボジンの着ていた韓服に身を包んだ女人が・・
   少しだけ長い腕を出しつつ、
     そう言って、口を尖らせた・・。
~~
小さな羅将は、胸がきゅうに痛くなり、
   どうしても、どうしても、キュの顔を見たくなった。

結婚してすぐだというのに、
  もうキュはボジンに飽きてしまったというのだろうか?
毎日、同じ床で眠ることすら、顔を見るのが、苦痛になってしまったということであろうか??

大きすぎる官帽が脱げないよう、手で押さえると・・
   キュがいると言われた、建物の前まで来たその小さな羅将・・・

不安で、胸が押しつぶされてしまいそうだった。
最後にキュを見たのは、いつだったか・・
   最後に、その胸に抱いてもらったのはいつだったか・・

官帽の下に隠れた、結い上げられた髪
(両班の子女にとって、髪を結い上げるのは、結婚している証です。
   初夜を迎えると、(幼く結婚する場合は初夜を迎えなくとも結い上げますが、)
    長く垂らして三つ編みしたテンギ髪から、結い上げて後ろでまとめる髪にするのです)
その結い上げられた髪が、
  どうにもばらけてしまいそうな感覚に・・つい・・自身の髪を手で触れ、確かめてみた・・・。

羅将の身に隠したボジンは・・
   不安げに、大きな大きな目を、まだ出てこない、その建物の入口へと向かって、見上げていた・・。

~~
「判義禁府事さま・・」
こっそりと髭を蓄えた都事が、キュの前に、お茶を置いた。
  会談中であるキュが、それを口に含むと・・
ほんのりと甘い香りの漂う、初めて飲むお茶に・・
   不思議と、ぎすぎすした心が、溶かれていくような気分になった。

キュがそれを飲み干すのを待って、都事がその耳元に何か囁くと・・
「何!???」
少し・・間抜けにも聞こえるような声を発し・・
  皆が、驚いた目を向ける中・・キュが、立ち上がった。

「今日はこれまでに・・」
そう言って、慌てて席を後にしたキュ・・。
~~
都事の後ろについて、キュが、その建物から出た時・・・
「おいっ!!!
   お前っ!!!持ち場を離れているとは・・!!!どこの担当じゃ!!???」
後ろのキュを気にしつつ、
  焦ったようにそう、建物の前で見つけた若い羅将へと言った都事・・

きっとさっきの話で、浮かれたってここへ来たのだろうと思った都事は、
   自身の焦りを悟られぬよう、小さな羅将へと「去れ」と目で合図を送りつつ、言葉を荒げた。

「あ・・あの・・
   若奥様から言付かったことがあり・・
  キュ様にお会いしに・・」
仕事中のキュが見たくてなった恰好だが・・ 
   今はそれよりも、キュに、会いたかった・・

そしてその目を上げた瞬間・・・
「・・・・・・」
ボジンの眉が、下がった。
  ぷっくりとした唇が、とがるように、さらにふくらまされた・・。

その声に・・
   ふと、急ぐ心を押さえつつ、目を渡り廊下の下に移したキュ・・
その目が・・
   大きく見開かれた・・・。

どっくん!!!!!!

  心臓も、脈も、大きく跳ねた・・。

おっほん!!!!!
  大きく咳払いをしたキュが、
    前を歩いていた都事へと、さがるように言うと・・・
目の前にいる、羅将の姿をしたボジンへと、
   大きく見開いた目で、その存在が、何度も見てきた、幻でないのを確認した。

「お前・・
   何て恰好をしているんだ?」
目をきょとんと丸く見開いたまま・・
   ぷっと、小さくそ肩をすくめてしょんぼりと立つ羅将に囁くと、吹き出したキュ・・。

ッザ!!!!
   高い渡り廊下から、ボジンのいる地面に向かって、飛び降りたキュ・・

キュが、不安げに、なぜだか眉を下げたボジンに近寄り・
   その手でその頬を包み、
     指先で大きな目の下を撫でた時・・

どっくん!!!!!!!
   キュの心臓が、大きく動き、ざわめいた。
心臓だけでなく、
   まるで全神経が、その指先から伝わるすべらかな肌に集中しているかのように、
    優しく触れた、その肌が・・
     キュの全身を、騒ぎたたせた・・・。

「・・・・・・。」
思わず、その手を固め・・
   目の前のボジンをじっと見たキュ・・

ボジンの大きな瞳が、揺れながら、キュの目と合うと・・・
近づいてきた羅将たちの声に・・

ばっ!!!!!
   キュが、そのボジンの手を引き、
     近くにあった物置へと、身を隠した。

ざわざわと煩い扉の向こう・・・

だがそれよりも・・
   どくどくと耳まで響く心臓の音に・・

キュは、目の先にいるボジン・・自身の妻から・・目を離せなかった・・

~~
「しかしキュ様もあの増欲薬にはまいるだろう・・
   いくら愛がないったって、あれを呑めばたちまち眠れない夜を過ごすらしいからな(笑)」
からからと笑う羅将の声に・・
  ふと、扉の先の声に耳をすませたボジンとキュ・・

「心配するな。
   ちゃぁんと、わしが茶に含め、判義禁府さまがすべて飲むのを、この目で確認した。」
さっきまでキュと一緒にいた都事が、自慢げにそう言うと・・

「しかし・・
   奥方さまがお待ちだと言うのに・・
よほどキュ様は奥方さまとは床を一緒にしたくないらしい・・
   ここまで顔を合わせたくないとは・・」
都事が、消えたキュを探すように、きょろきょろと、目を向けた・・。
~~
ー増欲薬・・だと??
   キュの目が細められ、眉間に皺がよると・・
ふと、狭い物置の中、
   自身の胸元で同じように耳をそばだてた小さな羅将の姿を見たキュ・・

どくどくと止まらない心臓は、より、その速さを増した・・。

ー冗談じゃない!!!!!
     増欲・・だと!!!?????

キュが、目を見開いた。

ー俺がどんなにも我慢していたのかもしれない癖に・・
    俺が、どのような気持ちでここで、夜を明かしたのかも知らない癖に・・・

どこにも向けようのない苛立ちがキュを襲い・・
  避けようのない、密室の中・・
ただ、キュの前で外へと耳をすませ、
      無防備にキュに触れる、ボジンのぬくもりが、肌に伝うと・・・

その、唇が目に入ると・・
   キュの唇が、噛み締められた。
~~

「心配ないですよ。
   なにしろ即効性の強い薬らしいので・・

 隠れていたって、奥方さまの元に走られますよ♪きっと・・」
ははははは・・・
呑気に笑う部下たちの言葉が、
   無性に腹立たしく、また、どんどんと迫りくるような心臓のざわめきに・・
      キュが、ぎゅっと目を閉じた・・。

ー忘れるわけがない。
   忘れられるはずがない。

 結婚してから、その目の前にいる、ボジンに触れた感覚を・・・

ふと、間近に立つボジンからの甘い香りが、
   鼻先をくすぐり・・
無防備にキュの腕に触れたボジンの指先が、
     ざわざわと、胸の奥をくすぐった・・。

羅将姿のボジンを抱きしめないよう、力を入れた拳には、
    これ以上なく、筋が浮き出てきていた・・・。

ぐ・・・。

目を閉じ・・拳に力を入れたキュに・・

ふと・・
    ずっと、そんなキュを見上げたいたボジンが・・
 ゆっくりと、背伸びをして近づいた・・・。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

はい。ご期待通り・・
   次はブロともさん限定です(笑)

ブロともさんになっていただくには、お約束を、読んでね♪
どきどきキュンキュン楽しんでいただけますように♪(笑)
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~ Comment ~

1. うれしいです

今日は日中のんびりできる日だったので、また上が読みたくなってきてみたら、中がUPされているではないですか~うれしくなっちゃいました。

次回すっご~く楽しみです。キュどうなる!

2. うれし

キュとポジンのラブラブ。うふふのふ、私も浮かれて踊れそう。続きが楽しみです。

3. 更新ありがとうございます。

もう続きがアップされてるo(^-^)o

嬉しいです♪


じっと待っていられないボジンは、さすがマンアジですね(^w^)


キュは部下達の策略で大変な事になりそうですが、慌ててるパクキュ、可愛いです(*^o^*)

4. ボジンかわいいっ

やっぱり、じっとしていられない所がかわいらしいっ
嫁姑仲良しなところもボジンらしくて、嬉しくなりました!続きが楽しみです

5. 楽しみ~

更新有難うございます♪
短編も、本編も続きが気になる気になる(>_<)

やっぱりのあさんのパクキュとボジンは、私のツボをおさえてくれてて大好きです

6. 面白いです!!!

結婚後のボジンとオム氏夫人との関係‥このお話を読むだけで、今までの(ドラマを含め)二人のやりとりが思い出されます。

そして、ボジンの手作りお菓子(おやつ)のところは、本当にほっこりするお話ですね☆こういうの大好きなんです!!!( ´艸`)

ボジンの身代わりの下女と羅将のボジン(笑)

男同士(笑)ゆえの赤裸々トークについていってる羅将ボジンが可愛い!!!

キュが飲んだお茶と、ちゃんとキュに見つかったボジンにきゃ~♪ときゅんきゅん♪

続きを楽しみにしています!!!

忙しいところの更新、ありがとうございます!!!ヾ(≧∇≦)

7. 待ってました!!

素敵な感じになってきました\(^-^)/

オム婦人もボジンマジックにかかってますね♪

一服もられたキュはどんなんなっちゃう??(^^;

うふふ♪♪でございます(*^^*)

8. 無題

のあさん、

見たかったの~仲の良いキュとボジン

オム夫人とボジンの気になる関係
(うまくいっている様子ですね)

嬉しい週末をむかえられて~幸せ~

仕事は真面目一筋のキュとボジンといるときの
笑顔のキュの差はのぞいてみたいですよね
(うふふ)

9. (; ̄O ̄)

男同士の赤裸々トーク(^з^)-☆きゃははは(^∇^) 続けてのアップ、ありがとうございましたo(^▽^)o 続きが気になってたんでとっても嬉しかったです

10. 無題

いつも楽しみに読ませていただいております。*^^*。  ソンギュンガンからこちらへたどりついたのですが、のあさまのおかげで、屋セジャとタナムにもはまってしまいそうです。^^;;。  今回のお話も、とても楽しみです。*^^*、キュの理性はどこまで持つのでしょう。。ハラハラいえ、ドキドキします。*^^*。

11. や、やばい・・・

最後のほう、ど、動悸が激しくなって参りました・・・(まさにドゥグンドゥグンw)
やばーーい!待てませーん!!!

12. 無題

更新ありがとうございます。

♯本編とは、また違った意味で、ドキドキ、ワクワクしながら読ませて頂いております。
コメントを書くのもあまり慣れていない私は、コメントを書きながらドキドキ、ワクワク(?)しています。
続きが、気になって気になって・・・・・・
ほぼ「タムナ」中毒です。

13. 無題

更新ありがとうございます。 
オム氏夫人と何とも言えないコンビで、会話を聞いているだけで噴き出してしまいそうです。

キュ様、大変なお茶を飲んでしまいましたが
理性は保てるのでしようか?

14. かわいい羅将さん!

のあさん、おはようございます。
ボジン何とも可愛い羅将さん。
扮装するボジン大好きです。
いろいろ聞いてちょっと切なくなっちゃたかな?
早くキュに会いたいですよね。
そしてオム夫人、何だかんだ言ってもボジンの事
可愛いいのでしょうね。いい関係です。楽しかった。アメ限楽しみにしています。

遊びに来ました ∩(´∀`)∩ワァイ♪

アメーバでは、「まりも」で遊びにきてました
_Ю-(´Д`●) オジャマシマース

両方のお話更新されるの楽しみにしてますね
(* >ω<)=3 

また遊びにきま~す♪♪

お久しぶりです

ご無沙汰しています(*´▽`*)美男ですねにハマり変わらず読み返し読み返し、読ませて頂いております、モチメルです!最近は、屋根裏のプリンス・・・ハマってしまっております!これからの屋根裏更新もとっても楽しみにしておりますので、新しいこちらのブログでも頑張ってください!!たまにしか、コメントできなくて申し訳ないですが、変わらず応援しております(^O^)
ブロとも申請はまだ受け付けてませんよね?その時には、必ず申請させて頂きます♪宜しくお願い致します(*゚▽゚*)

新ブログ、初めてのコメントです♪

こんにちは、のあさん(^O^)

FC2、入会して仕舞いました(^w^)

どこまでも、のあさんに付いていきます!
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

残念ですが(>_<)

のあさんにブロとも申請をお願いしようと思っていたのですが、
ブロともはPC版だけなんですね。
PCの調子が悪く、もっぱら携帯&iPod組の私は、
暫くは申請出来なさそうです。
いずれ申請のお願いをしたいと思いますが、
その時には宜しくお願いします。

Re: 残念ですが(>_<)

ほんと!??あらら~><
ということで、他にも数名、のあの何度もコメント下さる方からも見れないとの残念な声をいただいていて・・
調べました。ちゃんと(*^^*)
で、パスワード設定いたしました。

のあのファンで?いてくださる方々のコメント、なつやすみ3さんが言って下さるように、
のあも読者様のファンなんです(笑)ヾ(´ε`*)ゝ
とてもうれしくて、ありがたいこと、両想いなこと、忘れないでくださいね。

ということで・・・こっちがよくわからないのですが・・・こちらかあちらにメッセージ下さいますか?そしたら、それにパスワードをお伝えします。

*これは特別措置です。(爆)いつもコメントいただいているので。

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>ダッフィーメイさん

こんにちは♪
覚えています(笑)ダッフィーメイさん♪
キュンキュンありがとうございます♪
毎回、コメントできなくても、こうしていただけたら嬉しいですよ♪ありがとうございます♪

お話の更新、今の状態が落ち着くまでが大変なのですが、楽しんでいただけるよう、
頑張ります♪
こちらこそ、これからもよろしくお願いします♪ありがとうございました♪

ボジンちゃんの男装☆

今回やばいですね〜きゅんきゅんし過ぎて、きゅん死にしそうです。。。キュ様は増欲剤に耐えられるのか!!それにしても、男装してでも魅力にあふれるボジンちゃん♪素敵過ぎます!!
そして、のあさんの妄想力バンザ〜イ

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