のあ's cafe

大好きな韓ドラの世界・・のあの観たその後の妄想劇、お楽しみください♪

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#短編『秘密な関係・・・?』前編

#短編『秘密な関係・・・?』

わいわいわいわい・・・・
 何やら・・・商店街に人が集まっている。

いや、商店街に、人が集まるのは、
    この漢陽の地が栄えている証拠。

今、この仁祖王の治めるご時勢においては、とてもいいことではないか・・。

そうではなく・・・
  今、珍しくもその集団が目を引くのは、
人の背に手をかけてまで何やら身を乗り出して輪の中を覗き見ている集団・・

それが、男、たちばかりだから、
    なのである。

男たちの顔は一様に何やら嬉しそうに頬を緩ませ、
にやけながら興味深々に、皆何かを見ている。

その目の先にいるのは・・・

「ひょ~~~~う♪」
輪になった男たちの列が、
  その集団の輪から自然に、道を開いた。

その狭い道を、びくびくと警戒心を露わにし、
   身をすくめながら一人の侍女がその開かれた道を通って行く。

男たちの目は、その後ろを一様に追っていた。

「アガシ!!(お嬢様!!)」
侍女の呼び声に、
その後を・・
    俯きながら包みを抱きしめた、一人の女人が通った。

両班の娘らしく、きっちりとその顔を薄黄緑色のチャンオッで隠した娘が、
                男たちの輪を、小走りに、通り抜けた・・。

そう・・
  どうやら、男たちの視線をくぎ付けにしてしまっている娘こそ・・

その、今駆け抜けた一人の娘のようだ。

そそくさと娘は、路地に用意されていた籠に乗り込んだ。
従者は娘が乗り込むなりその扉を閉め、
          籠を担ぎ上げ、男たちの集まる先から、遠ざかって行った。

それは、本当に一瞬のことのようだった。

娘の籠が見えなくなるなり
「は~・・・・
    一体どこの娘なんだ?」

一人の、薄汚れた恰好をした男が、顔を腕で擦りながら呟いた。

「知らん。
   あの娘の素性が知りたい者が数多くいるというのに・・

噂どころか、あの娘の住んでいる屋敷すら、分からんというんだから、気になってしかたない。」
その男の腕が肩にかかった男が、
  男を肩から落としながら、ただ娘の去った方だけを見て、呟いた。

「手の届かぬ両班の身分ではあるが・・・
    あのように物言わず高貴な娘を見たことがあるか?

娘の声を聞いた者が言っていたが・・・」

娘が去った後は、いつもそうだった。
   男たちが、この娘について、知っているばかりの知識を言い合うのだ。
どれも、正確さに欠けるものではあったが、
  それでも、正体の知れぬ娘であるだけに、その娘に対する関心は、どんどん深まっていった。

どこの屋敷の娘かも誰も知らないが、
   この、一人の娘が、一人の侍女を連れ、
      この一軒の布屋に、頻繁に来るようになってから、もう半年になろうとしていた。

ひそひそと、
   顔を寄せ合った数名が、互いの汚れた顔をのぞき見ながら、いつものように噂をし合った。

「その声を聞いた奴の話ではな。
娘の声は、高くもなく・・

   低くもなく・・

この世のものとは思えぬ天女を思わせる声だったんだそうな・・。」
その男が、小声で続けた。
「それは本当か??
俺も聞いたぞ!!
  なんでも、言葉も尊く・・我らのような者たちにですら、
       丁寧に礼を欠くことなくお話になられるのだとか・・。」
「それだけじゃないぞ!」
顔を寄せ合う声を聞いたもう一人の男が、
    さらに加わって、大きな目をぱちくりさせながら、集まる男たちの顔を見て、言った。
「あの娘さんの目を見たことがあるか?
    あの娘さんの目を見た者が言うには・・・

  それはもう大きくて、澄んでいて・・

    その美しさに、目を奪われて瞬きも忘れて数日目が開けんかったそうだ!!!」
その男の言葉には、
「あははは!!そんな馬鹿な!!」
そう、笑いも出たものの、
   娘の顔すら、まともに見たことのない男たちは、互いの話から創られて行く見えない娘に、
        一斉に目を輝かせて、ほぉ~・・・・

      頷きながら深く息を吐いた。

・・・・・そんな・・・
   男たちの一歩外側に・・・
   一人の黒笠を被った男が、いた。

さきほど娘の入っていた店先に飾ってあるテンギ
(後ろで長く編んだ髪の後ろに飾るリボン。独身女性の髪型)を
  指先に絡め、笠から覗き見える口を軽く尖らせたその男。

最初は、知らぬふりをしながら潜めきあう男たちの言葉に耳を傾けていたが、
  それからくくっと笑った。

「店主!これくれ。」
それだけ言ってそのテンギを懐から出した金と交換し、
    懐へとしまうと、

ぽんぽん♪
  胸元に入れたテンギを叩くようにしてご機嫌に見たその男。

まだ、囁きあう男たちの横を、何食わぬ顔で、すっと通った。

「下品な。
  男が女のように噂話に花を咲かせるとはこれいかに・・。」
男は、通り過ぎるのかと思うやいなや、
     ふと立ち止まると、輪の中へと顔を突っ込み、集まったその男達に向かってそう言った。

男たちの顔が、自分の方へと向くと、
頭深くまで、笠(カッ)を被ったその男。
男たちの目には、深緑の道袍(トポ)を着て、
    笠の下から、口角の上がった口元だけが、見えた。

一斉に怪訝な顔でその男を振り返った男たちへと、
   少しだけ笠を上げ、切れ長な目を、向けたその男。

「チチチチチ・・・・
  お前たちの手の出る相手ではない。

   さっさと仕事へ戻れ。」
あしらうように一言、それだけ付け加えて言うと、
    娘の去った方へと足取りも軽く、去って行った。

「なんでぇ?アイツは・・・
   け。イケ好かねぇ両班(ヤンバン)め!!!」
男たちが後ろ姿を睨みつつ、口々に罵倒した中、

「あ・・・。

  アイツ・・知ってるぞ。」
一人の男に、周囲の視線が集まった。
「両班でも有名な・・ほら。
   どんな女でも味見しなくちゃ気がすまねぇって言う女泣かせの」
一人がそこまで言うと・・
「「「あぁっ!!!
     イム・ジャンホ!!!!!」」」

他の数名が、指差して同時に答えた。

悪名高いイム・ジャンホ。
  どんなに高飛車な妓生も、彼にかかれば彼から離れられず彼を追うという・・
「「「「「「・・・・・・・・。」」」」」」

皆の視線が同時に無言でさっき男が消えた方角へと向けられ、

ご・・・くん。。。
息を飲んだ。
皆の喉が一斉に、同じ時に音を立てた。

「まさか・・・なぁ・・・。」
「あぁ・・。
    そんなまさか・・・。」
「突然現れたあの美しい娘さんに・・・・」
口々に・・溢れ出る言葉に・・・
「は・・ははは・・
   お前ら・・。悪い冗談はやめろよ。

この街を知り尽くした俺らですら、
  どこに住んでいるのかすら、知らねえんだぞ・・・?
あんな若造が分かる訳・・・」
弱々しい声がせめてもの慰めとばかりに言葉を止めたが・・・
目で、男の消えた先を追った男たちの口は・・
     その後を続けることが・・できなかった・・・。
~~
「はぁ~~~~~・・・・

    苦しかった。」
薄暗い籠の中から、
   高い声が、漏れ聞こえた。

「っ!!!!!
  しっ!!!!!

   お嬢様!!!!!周りに聞こえます!!!!!」
その漏れ聞こえた声に、慌ててその籠の扉を叩いた侍女。
す・・
その扉が静かに開くと、
  中から、大きな目が、恨めし気にその侍女を覗き見た。
「だってぇ~~~」
ぷっくりと、膨らませた唇。
大きくて、まん丸い、瞳。

まるで幼い子供のような顔で、
      顔中に不服を表したその娘こそ・・・
そう。
さきほど、『なぜか』男達の目を釘付けにしてしまった罪な女・・

   チャン・ボジン・・である。

「おっ!!!嬢さま!!!!!
   顔を!!!!!!お隠しくださいませっ!!!!!!」

ますます慌ててその籠の扉を閉めようとした侍女。
「ちょっ!!!!
   待って!!!息!!!!
  息ぐらいさせてくれ・・」

・・・・・?
どこか・・
  その娘の言葉に違和感を感じる・・。

「お嬢様っ!!!!!!」
侍女は、その娘から出た言葉を遮るよう、
   侍女が、慌てて扉を容赦なく、閉めた。
「・・・・・・。」
ようやく黙った扉の先へと向かい、

「お嬢様っ!!!!
   いいんですか??あの約束を破って・・・
もしこのことが誰かの耳にでも触れたらこの結婚は・・・」

   声を潜めて囁く侍女。

「・・・・・・・。」
そこまで聞くと
   ようやく扉の中からは、声が聞こえなくなった。

ふぅ・・・
   従者の担ぐ籠の横に寄り添って歩く侍女が、
     少しだけ、すまなそうな目で、その籠を見て息を吐いたが、
考え直すように頭を振ると、その目を、また前へと戻した。
その時
「『こ・の・こと』・・・て???」
楽しげな声が、
  侍女の耳元で、聞こえてきた。
「っ!!!!!!!???????」
急に聞こえた声に、
   腰を抜かしそうに驚き、息を吸って倒れかけた侍女・・・
「おっと・・!」
倒れかけた侍女の肩を、
  慣れた手つきで優しく支えると、
に~~~~っこりと、笑った先ほどからこの籠を付けてきた・・男・・。

「イム・ジャンホ様っ!!!!!!」
侍女が、支えられた身体を慌ててジャンホの手から離すと、
   声高に、叫んだ。
~~
イム・ジャンホ・・・

その侍女の言葉に・・
  籠の中で、しまったとばかりに、目を閉じたボジン。

きゅっと唇を噛み締め、身を縮めたが・・・
「いけませんっ!!!!
   何をするのです!!!!!いくらパク・キュ様のご旧友、イム・ジャンホ様でも無礼ですよ!!!!」
その、侍女の悲痛なくらいの声と共に・・

さっ・・・・

薄暗かった籠の中に、
   扉に掛けられた形良い長い指とともに・・・光が差し込んだ。
~~
ぷっ!

   っく!!!

中を覗いたジャンホが、
   声を殺すようにして口先に拳を当てると、吹き出して笑った。
「・・・・・。」
ぷくっとした唇は、予想していた通り尖っており、
   扉の外・・つまりはジャンホを見る大きく愛くるしい目は、
      『警戒』まるでその字を示しているかのように、急に現れた目の前の男を睨んでいる。
「よぉ?

   ボジン嬢♪」
そんなボジンにも一つも憶することなく、
  ジャンホが高い背を屈めると、
     籠の屋根に手を置き、笠(カッ)をずらしてその顔を扉から、覗きこんだ。

「・・・・・一体・・何の用です?」
背を伸ばし、つんとそっぽを向いたボジンが、
  ぽそぽそと、澄ました声で、聞いた。

高貴な両班の令嬢にふさわしく、
     大きすぎず、小さすぎず、澄ました、声だった。

その様子に、またも可笑しさが止められないジャンホがからから笑った。
はははっははっ!
笑いが止まらないほどおかしいのか、
   頬を何とか抑えつつさらにその扉を覗き込んだジャンホ。

むう。
ボジンの目は、もうジャンホは見ておらず、ぷっくりした唇をさらに尖らせて、
   顔を背けるようにして、扉を閉めようとした。
のに、
  長い指が邪魔で、閉まらない。
ぐぐぐ。
力を入れて、静かに抵抗をしていたが、
「おいおいおいおい・・・チャン・ボジン?

  俺とお前の間だってのに、
    いつからそんなに警戒してくれるようになったんだ?」
警戒、されているというのに、
   どこまでも嬉しそうに笑うジャンホ。
に、
 先ほどからジャンホの登場に、籠の行先に困っていた従者に代わって、
    侍女がまた、口を挟んだ。

「あなた様が婚約者のおられる身であられるボジン様へとそうも馴れ馴れしいので、

   こんなにも警戒なされているんですっ!!!!!」
ジャンホを押しやり、
    ジャンホの方は見ないよう、扉を閉めた侍女。

だが、
「・・・・・。」
気を害したように目と口を開いたジャンホが、
「この女っ!!!!
   侍女だというのに無礼な!!!ボジンのお付きだからと今まで我慢していればっ!!!!」
突然、声を荒げらた。

その瞬間・・・

「っ!!???
  何言ってんだ!!??やぁっ!!!!イム・ジャンホ!!!!!

 今なんて言ったんだ!!!!!???
   変わった奴だとは前から思ってたけど、
     アンタがそんなひどい奴だとは思ってなかったのに!!!!!」

勢いよく、扉が開いて、今にも飛び出さんばかりに、
    今まで慎ましかったボジンが、身を乗り出してきた。

そんなボジンの目の前・・

はぁぁぁぁ~~~~・・・
思い切り、呆れ果てたようにため息を吐いた侍女に・・
  にやにやと、満面の笑みでほくそ笑んだような・・・ジャンホ。

「・・・・・・。」

二人の様子に・・・
   ぱちくりと、大きな、長いまつ毛に沿われた目を瞬かせたボジン。

「お嬢様っ!!
毎度毎度、手は変えてはいますが同じような手に引っかかって!!!もう!!」

侍女が、目を閉じて、思い切り、叫び、
  ボジンを輿の奥へと押しやると、思い切り扉を閉めた。

「早く出発して!!」
侍女が叫びついでに指示を出すと、
従者が、ただ・・・重苦しい雰囲気に包まれた籠の周囲は見ぬように、
  また、前へと進み始めた。

目は互いにおどおどと、重苦しい雰囲気を悟ってはいたが、
   予め伝えられた道通りの、道なき道を通り・・
それから・・・指定通りの・・場所へと向かった。

その籠に付きそう・・
   一人の侍女と・・・

飄々と笑顔のまま、腕を肩先に上げ、懲りずにその後ろを付いて歩く・・・
    イム・ジャンホ。

あれから・・しばらくの無言のまま歩いては来たものの、
  ついに、耐え切れなくなった侍女が、言葉を出した。
「どこまでついてこられるつもりですか・・・?」
静かに出した言葉だが、声には怒りが込められていた。

「ん?
  もちろん。お前らの行く先までさ。」

さも、当然と言わんばかりに答えたジャンホ・・。

「はぁっ!!!!」
わざとらしくため息を作って吐き出した侍女が、ジャンホを無視するようにして、
     脚を速めるよう従者を促したが・・

「まぁ・・もちろんどこへ行くかは分かってるから、
   俺が先を急いでもいいのだが・・。」
耳をほじってふっとその指先に息吹きかけつつ、ジャンホが、言った。

それから、にっこりと、侍女の方を細めた目で見たジャンホ。

「・・・・・・っ!!!」
侍女は、腹立たしげに速めた脚を止めると、
「・・・また、叱られますよ!?」
悔し紛れにそう言ったが、
「ん?
  あぁ♪そうだなぁ(笑)」
まったく、懲りてない様子で、ジャンホが呑気に笑ってそう言った。

もう!!ぶつぶつと文句を言う侍女の横、
  涼し気なジャンホの目は、静かに閉められた扉を見つめた。
「・・・・・・。」
ここまでうるさく言っても、
   聞きたくて仕方のない声は、籠の中に消えたまま、聞こえてはこない。
「・・・・・。」
面白くなさそうに、口をそっと尖らせて、その籠を見ていたジャンホが、
     侍女へと細めた目を向けると、声を低くして言った。
「今日こそ聞かせてもらう。
  なぜボジンの素性が謎のままにされているのか。

なぜ、ボジンが誰の前でも喋ってはいけないのか。

なぜ、ボジンがこうして身を潜めて生活せねばならぬのか!!」
ジャンホの目は、先程とは違って鋭く、
   さきほどのからかう目とは全く違い、まるで、隠す侍女の心中を覗き込もうとしているようであった。

それから・・責めているようでもあり・・
   侍女は、慌てて目を伏せた。
「このことがバレたらこの結婚は?

    この結婚は・・なんだ?
破談にでもなるというのか??」
ジャンホの声が、先程のその言葉に・・
         いつもよりもさらに詰め寄ってくる・・。
「・・・・。」
ジャンホの強い口ぶりにも関わらず、
   侍女からは、いつもと同様、ジャンホの問いに対する返答は何もなかった。

  
ジャンホの目が鋭くまだ、その籠と侍女を睨み見ている中、
 従者は懐から札を出すと、

大きな塀に囲まれた・・裏門・・を守る兵へと、その札を、見せた。

ギギ・・・
   がっちりとした木の扉が開かれると・・
     ジャンホの目が、その扉の先へと、向かった。

ー義禁府・・・・

国の大罪を扱う、重々しい場所・・・

ジャンホは門の前で立ち止まると、その大きな門を見上げて、その目を細めた。

ボジンの乗せられた籠は、するりと難なくその門の中へと入り・・
 その籠が入るなり、
   数名の羅将たちが、急いでその籠を取り巻いた。

後ろから、懐からさっと札を出すと、ついて入ったジャンホ。

目の前の籠の前で、一斉に頭を下げた羅将たちが見えた。
・・・と・・・
  その後から・・現れた一人の・・男・・・

帽子に派手な飾りのついた、義禁府都事。
男が、籠の前に着くなり、
  ぺこりとその長身を、曲げた。

その時、ジャンホには、なかなか開かなかった籠の扉が、そっと開いた。

扉が開いたことに、ぎょっとした侍女はさておき・・・
じっと、黙ってそんな籠の開いた扉と、
   頭を下げた都事を睨み見たジャンホ。

「判義禁府事様がお待ちです。」
都事がそう、籠の中のボジンに向かって、言った。

扉から覗いた顔が、
    にっこりと、大きな目を輝かせてその都事へと、笑いかけたのが、ジャンホの目に見えた。
途端に・・・
  頭を下げていた羅将たちの目が、とろんと細められるのも・・・。
~~

物言わぬこの・・謎の美女こそ・・
   今の王も一目を置いているこの義禁府の長・・・

判義禁府事様の・・
     愛娘・・・チャン・ボジンなのだ・・・。

その美しさ故・・

  その、寡黙さゆえに・・

今まで深窓の令嬢ふさわしく、屋敷の奥の奥に隠されていたという。

そのため、その存在さえ、知られてはいなかったと・・いう。

判義禁府事様がどうしても人目を避けさせたいが故に、
     未だにその姿を人目にさらさぬように隠してきたというのだ。


だがようやく・・
   娘自身が外の世界を知りたいと言い始めたというから、最近になり、外出をお許しになられたと・・

それもまた・・
   あくまで羅将たちの中で交わされた、勝手な憶測なのであるが・・。

この娘の姿が、あぁも街の中でも謎に包まれているのにも、
      理由があった。

この、重く固い門の中・・
   義禁府という大きな組織によって、外出した娘の素性も、生い立ちも、行き先も、屋敷も、

その全てが・・・
    謎としていられるよう、守られ、隠されていたから・・なのである・・。

もちろん、屋敷は別にある。

だが・・・それは誰も知らない。
   義禁府の羅将たちでさえ・・
     そして、こうしてボジン自身を知っている、イム・ジャンホでさえも・・・。
~~
「・・・・・・。」
何も言葉を出さぬまま、頭を下げた都事へと、 
   にっこりと笑ったあと、また、静かに扉を閉めたボジン。

そんなボジンの様子に・・
  頭を下げた目が、ちらりといたずらっぽく上がり・・
    口の端をわざと上げた都事。

そんな都事の隠れた笑みを見つめたボジンが、
      唇をぷくりと、また尖らせて、扉を閉めた。

ボジンの扉が閉められると、その籠は、義禁府内奥へと、進んでいった。


後に残された都事・・。
  ちらりと、呆れたように、自身と同じくらい長身の、籠についてきた男、を、見た。

が、見ぬふりをして、籠について行こうとしたところ・・
   その肩を、男によって、捕まれた。

「パク・キュ。久しぶりだな。」
羅将に追い払われかけた男が、
    肩を掴んだまま、気にも止めない様子でそう言うと、
「なんの用だ?イム・ジャンホ・・・」
呆れたように細めた目でジャンホを見たあと、
   慌てて駆け寄ろうとして来た羅将へと、
                心配は無用だと、目で指示した。

「いや、
  今街中で噂の美女を追ってきたら・・ここに着いて・・・」
悪びれる様子もなく、
   笑ってそう答えたジャンホ。

「そうか。

   ならご苦労。帰ってくれ。」
ジャンホに、背を向けたキュだったが・・・

「ボジンの存在が謎なままなのはどうしてだ?
   今日も教えないつもりか??

アイツが喋らないのは・・どうしてだ?」

ジャンホの鋭い言葉が、
   その背にぶつけられた。

「・・・・・。」
無言のまま立ち去ろうとしたキュだったが・・・

「『このことを誰かが知ったら・・
     この結婚は破談になる』とか・・・?」
ジャンホの言葉が、
        続いた・・。

その言葉に・・

「っ!!???」

目を見開いて振り返ったパク・キュ。

「・・・・・・。」
首を少しひねり・・
   口元を、そっと上げたジャンホが・・・
 意味ありげに笑って、その目を細めた。

「・・・・・・・。」
目を細めてそんなジャンホを見た・・キュ・・。

「破談に・・・
    ・・・なるんだな?」

にやりと笑ったジャンホが・・・
    ますますその口角を上げて笑うと、

ボジンの去った方向へと、ジャンホを凝視したままのキュを通り過ぎ、
           立ち止まったままのキュを置いて、歩いて行った。

「おいっ!!!」
止めようと慌ててその肩を掴んだキュだったが・・・
にっこりと笑ったジャンホが、その手を払った。

「俺は俺の用があるんだ。

    判義禁府事様に・・。」
ジャンホは静かにそう言うと、
             そのまま、歩いて行った。
「・・・・・・・。」
呆然と、ただ、そんなジャンホの後ろ姿を見ていたキュ。

その手が・・
  ぎゅっと・・握り締められた。
**********************************
いつもこんな不定期な場所へと来てくださってありがとうございます。
   あったかくなったのに、また急に寒くなったり・・お身体どうですか?
大好きな『タムナ』から楽しんでいただけるよう、
  ひとつ、お話を♪

これ、未完成だったんですね!!すみません!!!
今日から続けて最後まで突っ走ります☆
よろしかったら、また一休みしに来てくださいね♪

ではでは~~~♪♪
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★第7話。縁の行方・・

★屋根裏部屋の皇太子★本編『時空を超えて・・』

「屋根裏部屋の皇太子」


★第7話。縁の行方・・・

・・・・ありえるはずがない・・・・。

頭でなんどそう思っても・・
   月明かりに照らされて見える・・目が・・・
      高い鼻が・・・

それから・・・
   落ち着く・・大好きな香りが・・・

その思いを、断ち切ってはくれなかった・・。

「あ・・・。
   すまない。」
イ・ガクがプヨンの押えてくれた頬の手布を自分で押えつつ言った。

「あの・・・・」
プヨンが、そっとイ・ガクの顔を見上げた。

「・・・・・

 ・・・・・。」
何か言いたげなプヨンに、
    四人の視線が集まった。

「・・・・・・邸・・・下・・・・?」
プヨンが、再び、
   ゆっくりと、布から出た、大きな瞳を、イ・ガクへと向けた・・・。

途端に、目を見開いた三人衆。

「そそそそんなはずがないじゃないですかっ!!!」
ソン・マンボが慌てて世子の前へと躍り出た。
「そそ・・そうですよ!!何を言ってるんですか!!
  ははっ!!この人は・・!」
ト・チサンもそう言いながらその前に出ると、
「・・・・・。」
二人の後に続くように、ウ・ヨンスルが、その横から世子を隠した。

「・・・・・。」
じっと、疑うようにそんな様子の三人を見つめたプヨンが、
   あっさりと、息を吐いた。

「・・・ですよね。
   こんな時間からふらふらと遊んでいらっしゃるような方と疑ってしまうなんて・・
      死んでお詫びする罪・・
           ・・・末代までの恥だわ・・・。」
独り言のように、そう呟くプヨンに、
「・・・・・っ!!」
三人の後ろに隠れたイ・ガクが悔し気に目を見開き、何か言いたげな開いた口を、
   マンボの目によって鎮められた。

「そう言う娘の方こそ、見るところによると良家の子女がこのような時間に出歩いているなど・・
  事がばれたらただではすまぬであろうに・・。」
イ・ガクがプヨンへと少し、意地悪な目で言った。

「・・・・お許しください。」
プヨンが、目を下げて、静かに言った。

「・・・。
  理由は?」
イ・ガクの言葉に、

「・・・・・。
    ・・・お許しください。」
頭を下げたプヨンが、
  再び静かに頭を下げて、去って行こうとした。

「ど・・どこの屋敷の者だ?」
考えて出した言葉ではなかった。
  ただ、離れてしまうと思った瞬間、繋ぎとめるためだけに、
    出た言葉だった。

だが、その言葉にプヨンはぴたりと足を止めると・・
  ゆっくりと、振り返って、イ・ガクへと言った。

「ナウリに・・申し上げます。」
ちょうど、月の光が遮られて、雲から照らし出した。

ゆっくりと、イ・ガクの顔が光に映し出された・・
  が・・・・

頭を下げるようにして下を向いたプヨンには、そのはっきりと浮き出た顔は、見えなかった。

「縁には、結ばれる縁と、
   ただ通り過ぎるだけの縁がございます。

繋ぐべき縁と、
  切らねばならぬ縁、

また、自ら作り出す縁も、
  望んでも叶わぬ縁も、あるのでしょう。」
美しい刺繍の布の下。優しく染み込むような声で、
    プヨンが言った。

「ナウリがどのようなおつもりでそうお聞きになるのか存じ上げませんが・・
  
 ・・・通り過ぎるだけの縁・・
   どうか、縁を結ばれませんようお願いします。」
プヨンの目は、イ・ガクを見ようとはしなかった。

「・・・・・・。」
じっと、そんなプヨンの目を見つめていたイ・ガク。

「・・・・・。」
マンボが心配そうにイ・ガクを横から見たが・・

「通り過ぎるだけの縁かどうかは、
    人が決めることではないだろう。

人が、生まれ出る腹を選べないように、
   縁もまた、それを自ら望んで避けることはできないのだ。」
イ・ガクの言葉を、
    プヨンは黙って聞いていた。

「では・・・
   縁のないところに縁は生まれるのですか?

縁のないところには、
   元より縁がないので、それを避ける必要はございません。

故に、私とナウリの間には何も存在はしないので、
   これ以上お答えする必要もないのです。」
プヨンの言葉に、
   後ろでチソンとヨンスルが、くるりと目を開くと、
     感心したようにうなずいた。

ちらりと・・イ・ガクの反応を見たチソンとヨンスル。

「波のない水面に石を投げ入れれば波動が生じるように、
     例え縁が見えなくとも、一つ偶然が生じれば、
           それが縁になることもある。

娘子がどう言おうが、
 私と娘子はすでに出会って言葉を交わした時点で、
   波動は生じており、縁が生まれているのだ。」
イ・ガクが、続けた。

「・・・・・・。」
俯いていたプヨンが、微笑んだように目を閉じ、
   それから、それ以上は何も言うことなく、深く頭を下げた。

「私はこれで・・・。」

「あ・・・ヌイ(お姉さん)・・・」
止めかけたマンボを、イ・ガクが手で留めた。

すたすたと、イ・ガクたちに背を向けて歩き出したプヨン。

「邸下・・・。」
心配そうに目を上げたマンボだが・・
    イ・ガクはそっと、三人へと何か指示するように目を向けた。

~~
プヨンは、スゲチマを頭からかぶると、足早に歩いて行った。
  角を曲がった瞬間・・
    後ろの影から、一人の男の影が見えた。

急いでいるプヨンは全く気付かぬまま、足を速めた。
  後ろからついていく男は・・
    プヨンだけを見つめた・・・イ・ガクだった。

細めた目で、小走りに急ぐプヨンを見つめたイ・ガク。

先程、三人衆へと寝泊りできる場所を指示だけ出すと、
   イ・ガクはそのまま、プヨンの後をつけた。

自分の全く知らないプヨンのことが不思議で・・
   自分の前のプヨンを思うと、どこか少し、知らなかった面が、パク・ハに似ている気もした。

もちろん・・
   まだ、全く、プヨンという人物は、分かっていなかったが・・・。

まるで知らない人に恋して追いかけているような感覚に、
  ん!!んんっ!!!
     気恥しさから、咳払いでごまかしてみたりもした。

寝静まった家々を通る道をたどると、
    パク・ハは宮殿へと帰るようだった。

・・・こんな時間に?

許されないことだ・・・。

どのようにして入るのか・・気になりもしたが・・
   イ・ガクはプヨンの後ろから道を外すと、
      走って、宮殿へと通じる道へと先回りをした。

~~
大きな門の側をいかつい門番が立っていた。

「・・・・。」

その前を、両班の姿をしたイ・ガクが通ろうとした。
すぐに、イ・ガクへと恐ろしい形相で近づいてきた門番。

イ・ガクの顔に気が付くと・・・
    一瞬にして、見開いた目の顔は、蒼白になってひれ伏した。

「おおおおっ!!
   お許しください!!邸下!!!!」
土下座をして地に頭をつけた門番を見下ろして、
   イ・ガクが叫んだ。
「黙れ!!!
   例え姿が違おうと、どうしてこの身が分からないのか!!!」
「ひっ!!!!」
怒声に、
   門を守っていた門番たちが集まってきた。
イ・ガクが門番を門から離したことで、
      誰もいなくなった門・・・・。


「・・・・・。」
不安げな顔で、遠くから門を見つめていたプヨンだったが・・・
   何か、騒動で門番が離れると・・

こそこそと・・・
   一瞬のすきに門の中へと入ることに成功した。

ふぅ・・・。
 そっと、門の影で息を吐いたプヨンを、遠目で見つけたイ・ガク。

その様子に、口角を上げると、
「今後二度とわが身を見間違えぬ様!!」
そう、言い渡した。
「ははっ!!!!」
威勢よく、土下座をした門番が答えた頃・・・

「邸下!!!!!!!」
泣きそうな様子で、一人の内官が駆け寄ってきた。
「邸下!!!!!!!」
これには、イ・ガクの目が見開かれた。

いつも自分につく、パク・フ内官ではないか。

その者が来ると言うことは、
   この日にいる本物の世子と遭遇してしまう可能性も捨てきれない。

目の端に、イ・ガクのことなど気付きもしていないプヨンが、
   静かに去っていくのをとらえつつ・・・

イ・ガクはため息をついて、内官を見た。
「な・・なんだ。一体こんな時間に・・!!」

イ・ガクの言葉に、半狂乱になったパク・フが言った。
「なんだとは何ですかっ!!!!
   今日一日、どんなに探したと思うのですか!!!!」
必死に息を切らせつつ、目に涙をためて訴えるパク・フ。

「・・・・・・・!?」
イ・ガクの目が、細められ、
    パク・フを見つめた。

「今、なんと言った?」

イ・ガクの言葉に・・
   パク・フもまた、顔を顰めてもう一度、言った。

「今日一日中いらっしゃらなくて・・・!!!!   
    どんなに心配したと思うのですか!!!!!」

イ・ガクの眉間に皺が寄り、
   何か、考え込むように、黙って宙を見つめた。

どういうことだ?

イ・ガクが心の中で、呟いた・・・。

プヨンがあのような事件に巻き込まれる前・・・
   イ・ガクは、自身の記憶を振り返ってみたが・・・

記憶が、どうしても思い出せないことを、思い出した・・・。

プヨンの生きている間・・・
    この時期に・・・

イ・ガクの鋭い目が、王宮へと向かった・・。

一日宮殿を開けたことなど・・なかった。

「邸下・・・
   もう遅いです!!!早くお休みなされませ!!!
嬪君もどんなに心配されていたか!!!」
パク・フの言葉に・・・

「・・・・・・・。」
黙っていたイ・ガクが、そっと口を開いた。

「・・・嬪君は・・・
    まだ起きているのか・・?」
その言葉に、
  パク・フ内官が頭を下げた。
心配で眠ることができないと・・・
   
「・・・・・。」
イ・ガクは一瞬目を閉じると・・・
   あとは、イ・ガクを探しに出てきていた内官たちへと、ついていくことにした。

堂々と、いつもの様子で前へと向かうイ・ガク。
  その後を、いつもの様子で、数人の内官たちが、ついて回った。

月明かりが、また綺麗に雲から外れ・・・
   筋を通してイ・ガクの顔を映し出した。

その瞬間・・・

ばたんっ!!!!!

大きな音がした。

「邸下っ!!!!」
「邸下~~~~~~!!!!!!」
駆け寄ってきた内官たちの声が、遠くで聞こえた・・。

いったい・・・
  どうなった・・・?
イ・ガクが胸の中で・・聞いた。

真っ暗な闇に包まれ・・
   光は一筋だけ・・・
     倒れたイ・ガクを綺麗に映し出していた。

「「「邸下~~~~~!!!!!!!!」」」

イ・ガクを照らす月明かりだけが・・・
    暗闇の中の一筋の光で・・・
       イ・ガクの横顔を、映し出した。

騒ぎに騒ぐ声をどこか遠くに聞きながら・・・・

手放す意識の中で・・・
   イ・ガクは・・自分がただ・・・
       この時の自分に遭遇しないことだけを、願った・・・。

*************************************
なかなかアップせずまた、すみません!!!!!
   これから・・・少しこのお話続きます・・。

★第6話。香り

★屋根裏部屋の皇太子★本編『時空を超えて・・』


★第1話。胡蝶夢・・★第2話。牡丹花★第3話。それぞれの想い ★第4話。星宿庁★第5話。縁



「屋根裏部屋の皇太子」


★第6話。

すたすたすた・・・。

   ・・・・・・・。

すたすたすた・・・・。

    ・・・・・・。

少年とプヨンが歩く後ろを、
  静かな、足音も聞こえない足取りで、イ・ガクがついて行った。

少しだけ、速めて歩く足取り・・
  自分の前を歩く、その後ろ姿・・。

長いおさげを揺らして歩くその、初めて見る姿に、
    自然とイ・ガクの頬が緩んだ。


「・・・・・。」
静かに、何もあれ以降話すこともなくついてくる両班の男に、
   歩きながら、そっと目をやったプヨン・・。

月明かりが、その若者の後ろから光を放ち、
   両班の顔は、全くみえなかった。

だが・・・

そっと、ざわつく胸を押さえたプヨン。

どこかで・・会ったことでもあるのかしら・・・

そう考えつつ、たった一人だけ・・思い浮かべることのできる心にも描いてはいけない一人の人を、思い浮かべた。
いつも、離れたところからしか見ていなかったので正確ではないものの、
   立ち上がった時見つめた背格好が、似ていた。

その方はもう少しだけ、素敵だけれど、
    声も、なんとなく、似ていた。

真っ暗で見えなかったものの、
   どこか、目に映る光が、優しく見えた。

少年に優しく手を添えながら歩くプヨン。
『アガシ・・
  コイツ、泣いてる。』
・・そう言えば・・
   ぽたりと、暖かい水が一滴落ちてきたことを思い出したプヨン・・。

ふと・・考えるような目をしたものの、
   一軒の、見るからに古い家の前に来ると、プヨンは、優しく少年に向かい合った。

「しばらくまた、ここにいましょう?
  いいわね?私もまたすぐに会いに来るから・・・。」
静かに話すプヨンの声に、
   少年が、黙ったまま大きく頷いた。
 
プヨンは、そっと微笑むと、
   何の抵抗もなく、恐らく数日間は洗っていないであろう少年の髪を優しく撫でてやり、
     ぎゅっと、抱きしめてやった。

「・・・・・。」
少し離れたところから、その様子を目を細めて見つめるイ・ガク・・。
  
「ちょっと待っていなさい。また傷があるのでしょう?」
プヨンは、そういうと、
  庭先の井戸から、慣れた手つきで自身の綺麗な刺しゅうを施した手布を濡らして、
    少年の傷のある頬、手先、
      それから、足を拭いてやった。

「さ。遅いわ。
  戻ったら、ちゃんとハルメ(おばあちゃん)に謝るのよ?きっと心配しているわ。
    皆にも。」
少年の背を押したプヨン。

「アガシは?今日は入って行かないの?」
家に向かって走って行きかけた少年が、
   ふと振り返って聞いた。

「今日はもうこんな時間だもの。」
プヨンは、それでも、少年が家に入るまで、優しく手を振ってその場で見送ってやった。

「サンドゥギが、歩けるようになったんだ。
  それに、ミジュは笑えるようになった。

アガシ・・・
   また来て・・?」
少年が、家に入る直前・・また、名残り惜しそうにそう言うと、

「わぁ!!ほんと!
このまま会いたいわ!
 
ヌイ(お姉さん)が約束を守らなかったことがあった?絶対に来るから。」
少年に、微笑んだまま嬉しそうに言うと、一瞬、黙った少年が、言った。
「でもアガシ・・また怒られたでしょう?
  俺のせいで・・

怒られたでしょう?」
その言葉に、答えないまま少しだけ笑顔を曇らせたが、
    少年に早く帰るよう手で促すと、少年が家へと入ったところを見てから、踵を返した。

俯いたまま、急いで帰ろうとしたところ・・

月明かりに、まだ、両班が立っているのが見えた。

「・・・・・・。」
軽く頭を下げると、小走りに横を通り過ぎようとしたプヨン。

「今歩き回るのは危険だ。送って行こう。」
その男が、低い声で言った。

「~~~~っ」
隠された口元・・
  俯いて立ち止まったプヨン。

「・・・あのっ・・
  こ、困りますっ!!

・・・あなたがどのような方かも存じ上げないので・・っ。」
俯いたまま、声を絞り出すように話すプヨン。

「・・・・・?」
イ・ガクが、そんなプヨンの顔をじっと見つめた。

さっきは、気の強そうな面も見えた気がしたのに・・・

きょとっとした丸い目で、プヨンを見つめたイ・ガク。    (顔・・隠さないでいいんかい?(笑))
その前、プヨンは、もう一度頭だけ、ぺこっと下げると、
   イ・ガクの前を小走りに駆け抜けようとした。

「あ・・・・」
イ・ガクが呼び止めようとした瞬間・・

「あれ~~?
   いつもの生意気なお嬢様じゃねぇか・・。こんな時間に逢引か?」
近寄るほどに酒臭い男が、横に二人の男を従えて、プヨンの方へと近づいてきた。

「お前のせいでなぁ・・
   親方は消されたんだよ!!!!」
一方的に詰め寄ってきた男に、
   顔を顰めたイ・ガクが目を奪われていると・・

「!?何の話なのですか?
   あなたたちの親方など、なにも手出しはしていません!」
気丈にも、プヨンが負けずと男たちへと言い返した。

「嘘つくな!!
   こんな布で面隠しやがって!!!!」
酒に酔ってろれつも回り切れていない男が、怒りのままにプヨンへと手を伸ばした。

「っきゃ!!」

プヨンが、慌てて顔を伏せた時・・・

ッガッ!!!!
  とっさにプヨンの前へと飛び出た、イ・ガクの頬へと男の手が勢いよくぶつかった。

「っきゃ!!!」
大声にならないよう布の上から口を塞ぎながら、プヨンが目の前に倒れた男・・イ・ガクを見た。

月明かりだけの下、良くは見えないが、
   その月明かりに光る目が・・とてもよく知る誰かに・・やはり似ている気がした。

どっきん!!!!!
「・・・・・っ。」

プヨンの大きな目が見開かれ・・
   息を飲みこんだ・・。

・・・そんな・・・・
   まさか・・・・っ

だが、次の瞬間見えたのは・・・・
   大きく二本の血が、浮かび上がってきた頬だった。

イ・ガクは勢いよく倒れ込んだものの、
   しゃがみ込んでイ・ガクを見つめるプヨンを守るように、その前で男たちを睨み見た。

「はっは!!
  弱弱しい坊ちゃんが。苦労を知らねえ坊ちゃんが・・。

どうでもいいからその女だけを渡せよ!!」
酔っている男が詰め寄ろうとした瞬間・・・

プヨンの前、
    今傷を負ったばかりのイ・ガクの手が伸び・・・
「・・・・っ。」
プヨンを、守るように、その身を包んだ。

プヨンの目が、真っ暗にその大きな身体で覆われた。
プヨンの鼻に・・・
     初めて・・・・

いつも感じる・・・
   大好きな香りが・・伝わってきた・・・。


ッガ!!!
   ドカッ!!!!バキッ!!!!

三人の男が一瞬で、暗闇の中、倒れ込んだ。

プヨンを抱きしめたままのイ・ガクの前には・・・

月明かりに照らされた、三人が・・・
     現れた。

「お怪我はないですか?」
何事もなかったかのように、駆け寄ってきたソン・マンボ。
  だが、イ・ガクが誰を抱きしめているのかを見ると、
    慌ててその後ろから駆け寄ってきた二人の口を塞いだ。

「大丈夫ですか!??チョッもがっ!!!!!!」
がっつりと口を塞がれたト・チサン。

「チョ・・・・・むぐっ!!!!」
同じく、ウ・ヨンスル!!

イ・ガクが安心したようにプヨンへと巻いた手を離すと・・・
   プヨンが、改めて目の前の男・・・

イ・ガクを見上げ・・・

それから・・
   見慣れない男たち、三人を小首をかしげて、見上げた。

きらきらとした目で、嬉しそうにそんなプヨンを見つめるト・チサン。
二人の男の顔を押さえながらも、プヨンへと、嬉しそうに、口の端を上げる、ソン・マンボ。

それから・・
  おそらく、男たちを倒したのであろうが、息ひとつ切れず、
    じっと・・プヨンを見つめた・・ウ・ヨンスル・・。

「・・・・・・・。」
不思議そうな顔で、そんな男たちを、少し警戒した目で見上げたプヨン・・。

「・・・・っ!!????」
マンボの目がイ・ガクへと移った瞬間、大きく見開かれ・・
  それに従って、チサンの目も、大きく見開かれた。

慌ててイ・ガクへと駆け寄ったソン・マンボとト・チサン。

イ・ガクの頬からは、
  先程の傷口から、今はたらりと血が流れ出てきていた。

マンボの手が、慌ててイ・ガクの頬へと向けられた.

が、その手が届く前・・
  その頬を、手布で押さえたプヨン・・。

「申し訳・・ございませんでした・・・。
    私・・・どうしたらいいか・・・」
プヨンの頬に触れる手が、
   震えていた。

・・・・そんなこと・・・
  あるはずがない・・・。

プヨンは、直視できない目の前の男に・・・
     頭に浮かんでくる、思いを思い切り、否定しようとした。

・・・・ありえるはずがない・・・・。

頭でなんどそう思っても・・
   月明かりに照らされて見える・・目が・・・
      高い鼻が・・・

それから・・・
   落ち着く・・大好きな香りが・・・

その思いを、断ち切ってはくれなかった・・。

「あ・・・。
   すまない。」
イ・ガクがプヨンの押えてくれた頬の手布を自分で押えつつ言った。

「あの・・・・」
プヨンが、そっとイ・ガクの顔を見上げた。

「・・・・・

 ・・・・・。」
何か言いたげなプヨンに、
    四人の視線が集まった。

「・・・・・・邸・・・下・・・・?」
プヨンが、再び、
   ゆっくりと、布から出た、大きな瞳を、イ・ガクへと向けた・・・。

*************************************************
超、久しぶりのアップです!!このお話も早く動かしたかったので嬉しい♪♪

楽しんでいただけますように☆

*読者感謝♪番外編『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』7

*番外編★中編『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』★完結編

どん・・・

片ひじをテーブルにつきつつ、
   長い脚をゆったりと組んで、

どこから見ても、オーラのある、男が座っていた。

口先に長い指を置いて、
   どこか考える様子のテギョン。

たった今、ミナムがヘイを、
 目の前から
「じゃぁ、
   俺らは部屋に行くから♪」
いとも簡単に連れ去ってしまった・・・。

・・・なんであいつはさも当たり前のように、
      ヘイを同じ部屋に連れて行けるんだ・・?

しかも・・ユ・ヘイは最初からその気だったか・・?

何やらうるさくテギョンに話して来ていたところまでは、覚えていたが、
   全く、話を聞いていなかったテギョン・・。

最後は、テギョンに怒った様子だったヘイを思い出しつつ、
  眉間にしわをよせてから
      唇を片側にゆがませたテギョン・・・。

さっと、気難しそうなヘイの肩を取ると、連れ去ったミナムの様子を思い浮かべると・・
  ふと、その姿を自分とミニョへと、変換させて考えてみた。
~~
「行くぞ。」
テギョンが肩を取ると、
「・・・・お・・おっぱ・・」
恥ずかしそうに、驚いて、
   抵抗することもなく、俯きながらついてくるミニョ・・。

その様子に・・
   満足げに、テギョンは口元を緩く、上げた。
~~

「オッパも・・、どうぞ♪」
ミニョの声に、ふと、顔を上げたテギョン。

テギョンの前に、
  ミニョが

どん・・・・
数種類のケーキが盛られたお皿を置いた・・・。

「・・・・・。」
テギョンの目が、信じられないとばかりに、
   数度素早く瞬かれた。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
*読者感謝企画♪

番外編『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』7

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

・・・
ふと、目の前に置かれたその皿を凝視して止まってしまったテギョン。

テギョンが、目の下と
  唇の端をひくつかせて視線を上げると、ミニョを見た。

・・・こいつ・・・

きょとんとした様子で首を傾げると、
  すとんと、テギョンの前に座ったミニョ・・。

大量に皿の上に置かれたケーキに目を落とすと、
   ぎこちなく目を動かしながら、そのケーキを、選んでいるようだった・・。

・・・これを・・全部食うつもりか??
テギョンが、
  呆気にとられた様子で、ミニョを見た。

・・・・俺と一晩過ごす覚悟が・・・ゼロだ・・・。

がた・・。
  あごに置いていた片手がはずれ、一瞬顔がずれ落ちると、
     溜息すら出ないまま、改めてミニョを見た・・。

テギョンの方も見ず、
   ケーキを無邪気に選んでいるように見えるミニョ・・。

「・・・・・。」
テギョンは、そんな自身の身体をようやく起こすと、
・・・俺は何も・・・
    最初から期待など・・・。

してはいないんだ・・・
   全然。そう、絶対に期待など・・!!

自身の中で呟くと、
 ミナムの去った方を、
      ものすっごく・・・

鋭い目で…睨んだ・・・。
(・・そうだよね。。なるよね・・。
     ケーキ・・それはないよね・・・ミナムがテギョンの睨みに、
      なんかごまかしてる間にこんもりなってただけなんだけどね・・・

彼氏と同じ部屋での一夜・・・
    「初めて」を迎えるかもしれないって乙女が山盛りは・・ね・・ないわ・・)

ミニョは、必死に俯いていた。
   そのため、そんなテギョンの様子が全く見えていないミニョ・・。

お上品なお姫様・・・のような格好をしつつ、
   口にフォークをくわえ、もじもじとケーキを見つめているミニョ。

少し、頭を傾け、ケーキを見つめた・・
  ・・・というより・・・
目の前のテギョンが見れなくて、俯いているミニョ。

ただぼぅ・・と、
  兄・ミナムの言った言葉を思い出していた。

『・・・テギョンに触りたくなるとき・・ないか?』

・・・触りたくなるとき・・・

そう考えると・・・

   あるのだ。確かに・・・

常にそばにいてほしくて・・・
   見えなくなると不安で、

怒っているかと思うと、不安で・・幼い迷子みたいになってしまう。

どきん・・
  心臓が、少しずつ、早くなってきた。

離れていきそうになるから・・
   先を歩くテギョンの腕を、掴みたくなる。

腕を掴むと、
   怒られることもなく、そのままでいてくれるテギョン。

そっけない横顔を見上げると、
   いつも、胸がきゅっと痛くなった。
腕を、掴ませてくれるのを許してもらえたときの、
  胸のどきどき・・・

そっけないテギョンの耳は、いつもちょっとだけ、赤くなる。
そんなところを見つけてしまうと、
    もっと・・もっと・・好きだって感じて、

もっともっと、胸の奥が痛くなるのだ。

テギョンが風邪かもしれないと思うと、
   なんとなく、そばに行って、触れて、熱を測ってみたくなる・・

・・・キス、されると胸が暴れすぎて痛くなって、怖いくらいなのに、

    でも・・それを待っているような・・・

『・・・それが、

     「お姫様」な恋から、
     本当に「王子様」に愛される「女性」になるときなんだ。』
今さっき、兄から言われた言葉を思い出したとき、
      ふと、テギョンの言葉も思い出された・・。

『男は危ないんだぞ!!!』

『俺はお前の特別だろ?

・・・怖いはずがない。』

テギョンの言葉が、重なる。

『王子様のキスが気持ちいいのは、
 姫にその先の準備ができているからだ。

    愛される」ことは怖いことでも、
        恥かしいことでもないだろ??』

ミニョには、
 まだ、皆が言う、その「怖い」が、

何に対して「怖い」のかすらわからなかったが・・・

・・・でも・・・
 ミニョが、ちらりとテギョンを見上げた。

肘をついて、ため息を吐いている、そんなテギョンを見て思った。

やっぱり・・オッパは、誰より特別なんです。
  どんなことがあっても、怖くなるはずありません・・・

そう思うと、急に、胸のつかえがとれたかのように、
   なんだか、初めて、一緒のベッドで眠ることが嬉しくなってきたミニョ。

「オッパ・・・?」
ミニョが呼んだ。

ふっと、そんなミニョへと顔を上げたテギョン。

「ミナムとして
    一緒の部屋で寝泊りしていたことを思い出しませんか?

今日は、一緒に寝ていただけるなんて、
   嬉しいです♪」

ミニョが、ふっと恥ずかしそうに赤くなりつつ、満面の笑みでそう言った。

「・・・・・・。」
じっと・・そんなミニョを見たテギョン。

ミニョが、安心したかのように、
   ケーキの1つにようやくフォークを突きさすと、続けて言った。

「寝ぞう、悪くても 
    ほんとに許してくださるんですよね??
落したり・・・
   嫌いになったりなんて・・

しませんよね?」

真剣に聞くミニョに・・・
     ますます自分が馬鹿らしくなったとばかり、テギョンが呆れたように乾いた笑みを浮かべた。

いらつきつつも、
   ぎろりと恨めし気に、そんなミニョを睨んだテギョン。

ふん・・

知るかとばかりに、口をゆがめると、
   またひじをつき直して、
          横を向いた。

いつの間にか、そのパーティ会場にはミニョとテギョンだけになっていて、
  空にはソウルで見えるよりも

ずっと多い、星がたくさん輝いていた。

「わ~~♪
   オッパ!!!

すっごくきれいな星が、あんなに見えてます!!!

見えますか??」

ケーキをようやく食べられないくらい食べたミニョ・・。
(食べちゃったのね(笑))

キレイになくなったお皿を、
    わざわざボーイに持って行き、

最後まで待ってくれたことに感謝を述べると、
    テギョンの黙って立つ、屋上からの出口まで、

小走りに走った。 (いや・・ほんと。テギョン。えらいと思う。思うよね?待ってたんだよ・・全部食べるの・・)

「・・・見えない。」

テギョンは、目を細めて空を見上げたが、
   暗くて何も見えなかった。

そもそも・・
    なんだか自分一人が緊張して、期待して・・

それが幼く、無垢に笑うミニョを前に、馬鹿らしくすら覚えてきて、

怒ることすら・・
    馬鹿らしくなった。

にこにこと笑って、
  星の見えないテギョンへと、あっちこっちと説明するミニョ。
にこにこと笑うミニョに、
    思わず、テギョンも、口の端を上げた。

もはや、期待のきの字もないことにようやく気分も収まり、
   部屋に向かう廊下を、ミニョと歩いたテギョン。

「・・・・・・。」
ミニョだけが、ちらちらと、数度、テギョンを見上げていたが・・・

暫くして、

ふいに・・・
   テギョンの片方の腕に、
      ミニョが両腕を回してきた。

!?
あまりに予想外だったため、
    急に脈打ったテギョンの心臓・・。

どくん・・

・・・どく・・どく・・・

テギョンが驚いた顔をすると、
   ミニョが少しだけ照れつつも、にっこり笑ってテギョンの顔を見た。

「腕を
   掴んでいてもいいですか?」
そう言うと、今更恥ずかしいように、
    うつむき加減に大きな目だけで見つめるミニョ。

「・・・ご・・ごほ。
     もう掴んでるじゃないか。」
照れくささで、テギョンは前を向きながらぶっきらぼうに言った。
「あはは♪
   そうですね!」
ミニョが笑うと、

「オッパが、言ってくださったんですものね♪

私は特別だから、
  できる限り、
    どんなことでもしてくださるって。」

テギョンは口を尖らせて、
  少し考えた後、

「・・・どんなことでも・・
   と言ったつもりはないが・・?」

つぶやいた。

そして、ようやく、
ふっと、
    ミニョへと向かって、意地悪っぽく笑った。

瞬間・・

きゅぅん・・・・・
とたんに速まったミニョの心臓と、
    何とも言えない、胸の不思議な締め付け・・。

ふとした時なのだが・・
   テギョンのこんな顔を見ると、
    声を聞くと、

テギョンのことが、
    好きで、好きで、たまらないような気持ちでいっぱいになるのだ・・。

ミニョの顔が一瞬、
    困ったような顔になったので、

「どうかしたか?」
テギョンが聞いた。

ミニョは、掴んでいた腕から、
テギョンの、
  ミニョのものよちも厚くて、がっしりした
        でも細い・・手を掴んだ。
直接触れたミニョの小さくて柔らかい手の感覚。

どくっ!!

どく・・どく・・
またも、勝手に何かを期待するかのように激しく動き出すテギョンの心臓・・・
「オッパ・・・」
ミニョが、少し考えたように立ち止ったあと、テギョンを呼んだ。

ん?

聞き返したテギョンに

   ミニョが、言った。

「オッパのことが、本当に大好きなんです。

  ときどき・・好きで、どうしても、
        どうしたらいいのか、わからなくなるんです・・


*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
え?

えぇ??

ミニョってば突然そんな告白・・・!!??

*読者感謝♪番外編『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』 6

*番外編★中編『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』★完結編

「オッパ♪
   すっごくきれいですね!!」
きらびやかなシャンデリアの下、
   黒のスーツ姿のテギョンの影に隠れたミニョが、ひょこっと顔を出した。

着替え終わったミニョは、
   テギョンとともに、
     船上パーティに来ていた。

聞くところによると、この日はV.I.P招待だったため、
  船には5組(+マ室長とワンコーディ)しかいないらしかった。

今回は人数も少なく、招待だったため、
  特別ドレスコードの指定なく、
    自由にくつろげるものではあったが

(なので、ミニョが船内をテギョンを探して水着で走っても平気だったのね(笑))

ミニョは、テギョンの用意した、カクテルドレスを着ていた。

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*読者感謝企画♪

番外編 『ミナムの策略、テギョンの計画・・とマ室長』6

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少し光沢のあるベビーピンクのドレス。
まだ明るい船上パーティ会場では、とても明るく見え、
   また、派手でないところが、ミニョにもぴったりだった。

首の後ろの位置でリボンで結ぶタイプのそのドレスは、
    大きくあいた肩や、背中がとてもきれいに見えた。

胸元は柔らかに包むように曲線を描き、
  ウエストラインで、その曲線を描いた先に、大きめのリボンがあった。

肩、胸、背中のラインがとても強調され、
   また、すとんと流れるウエストから下のスカートは軽やかに揺れながら、上品に、膝の少し上まであった。

横でミニョが話す度、
   長い髪の下から少し覗く、
大きく開いた背中に、
テギョンの胸が、素早く跳ねた。

だが、テギョンは自分が見立てたそのドレス姿のミニョに、
  内心満足げに笑いつつ、

ミニョにはばれないように
  ごほ。
笑って振り返って来る、ミニョにはばれないよう、すました顔をした。


・・・そんなテギョンの様子に、
   ミニョは、つい緩んでしまう自分の顔を、窘めるように、きりりとさせた。

直接の理由はわからないけれど、
    なにかと、地雷を踏んでしまうらしい自分が、これ以上、テギョンの機嫌を損ねないために、だ。

でも、改めて自分のドレスを見つめたミニョ。
~~
部屋で初めてそのドレスを見たとき、
触れたとき、
  肌に通したとき・・・

孤児院にいた時代、
  憧れて憧れて、
でも、
  夢を見ることすら、誰からも、許してもらえなかった、
「お姫さま」

まさにそれになれた気がして、
     止められないくらい、心はうきうきした。

どきどきして、
 そのテギョンからのドレスを手に取った時、
   言葉にできないくらいに、すごく、嬉しくなった。

ミニョは、もちろん、ドレスを着るのは初めてではなかった。
だけど、箱にあったテギョンのサインを見てからそのドレスを手に取ると、
    本当に、胸が高鳴り、その速度が、速まったまま止まらなかった。
~~
ゆっくりと、ミニョが、部屋から出て、
  ドレス姿でおずおずと、テギョンの前に立った。

そっと、テギョンの様子を見つめたミニョ。
いつの間にか、ぱりっとスーツを着こなしたテギョンの前に出て見せたのだが・・

ふ・・・

テギョンは、出てきたミニョを一瞬、見た後、
またさっきと同じ、
  何も言わずにミニョの手を引き、
 
そのまま、このパーティ会場まで引っ張ってきたのだった。

でも、その途中・・・
  黙ったままだったテギョンが、

一言だけ、つぶやいた。

「ごほ・・
ま、この俺が見立てたんだ。

  ・・・よく似合うのは当然だ。」
前を向いたまま、
   腕をそっと曲げたテギョン。

!!

「あの・・ここに・・
  腕を組んでもいいってこと、ですか?」

嬉しそうにミニョが聞くと、
  テギョンが、前を向いたまま、かすかにうなずいた。

でも、その耳は真っ赤に染まっていることに、
    ミニョは、実は、気が付いていた。
そっと、静かに微笑むミニョ。

きゅぅ・・・

また胸を締め付けられる苦しさを感じつつ、
ミニョはまた、満面の笑みを浮かべると、
   今日は、失敗しないようにと、自身の中で念じながら、
きゅ。
両手で、テギョンにしがみついた。

 ・・・ファン・テギョンssi
    どうしましょう・・。

  私、本当に本当に
    ファン・テギョンssiが
      大大・・大好きみたいです・・・。

 いっつも迷惑かけて怒られちゃいますが・・
         好きでいても、
            いいんですよね??

まるで、物語の主人公のように、
   ミニョへとドレスを送ってくれたテギョン。
そんなテギョンの後ろ姿を見つめつつ、
  ミニョは、心から、これ以上失敗などさせて、失望させたくないと、願った。

~~
パーティ会場に着くと、
  先に来ていたマ室長、ワンコーディやヘイ、ミナムがこちらに近づいて来た。

他の客も、さっきの男の子も含め、
   すでに盛り上がってきていたそのビュッフェ形式のささやかなパーティ会場では、

少ない人数とはいえ、
  この ヘイ、ミナム、テギョンのカリスマ性が目立ち、
スタイルの良いワンコーディも、
    なんだか違う世界の人に見えた。
ミニョは、
  ふと、今まで自分の横に立っていたテギョンが、そのメンバーの方へと近寄るのを見て、
そのグループの中でも
    ひときわ目立ってオーラのあるテギョンを見つめた。

ミニョではなく、
  ほかの人と話すテギョンは、本当に画面の中の人・・な感じがする。
ふぅ・・。
こそっと溜息をついたミニョ。

そんなミニョの元へ、
    ふわりと、その髪を掬い上げる者がいた。
ワンコーディだ。
ふわふわとカールの踊るミニョの髪を
   突然現れて楽しそうに触り始めると、

ミニョを近くの化粧直し台へと、連れて行った。

「どうしたの?
 テギョンと腕まで組んできたと思ったのに、
急に元気なくなっちゃって・・・

あっちにいるからさびしい?」
ミニョの前に置いた鏡からのぞきつつ、 
さり気なく、そう聞いたワンコーディ。

うぅん・・
ミニョが慌てて首を振ると、

それを見て、何か思いついたようなワンコーディが、
 急に頷いて鏡のミニョを見つめた。

ワンコーディは全てお見通しとでも言うように、
「そういうこと!」
一人、頷いてミニョへと微笑みかけると、

「ミニョも、不安なのよね。」
顔を近づけて
   鏡のミニョと目を合わせながら、そう言った。

「私も大好きな彼と初めての時・・そんな顔・・してたのかもしれない・・

あぁ今思い出しても胸が苦しくなるわ・・!!!」
・・・一人、別の世界へ行きながら、
 そう言うワンコーディ。

「・・・・・・?」

なんのことだかはわからないまま、
不思議そうに見つめ、
     話を聞くミニョ。

「・・・しかもミニョは、何も知らなかったわけだから、
      何も用意・・・できてないのよね・・?」
手を頬に当てて、悩まし気にそう独り言のように呟いたワンコーディ。

ぱちん!!

まるでわかっていない様子のミニョには、全く気付くこともなく、
  一人納得したかのように手を叩くと、
「いいわ。大丈夫!!
  私に考えがあるから!!

・・ハイ!できた♪
ちょっと待っててね♪」
ミニョの髪型だけ、手早く仕上げると、
    そそくさと、慌ててどこかへ走って行った。

「・・・・。」
ミニョは、唖然として、その場に座っていた。

そのあと来たのは
     マ室長。

ミニョを見るなり、
  はぁ・・・と溜息をつきながら駆け寄ってきたマ室長。

「まるで本当に純粋で無垢な天使のようだ・・」
そう独り言のように呟くと、
    向こうの方に立つテギョンの方を見た。

「ミニョさん・・。」
立ち上がったミニョに、
  思わず泣きそうな表情をしたマ室長。

「う・・さっき、テギョンを怒らせたのは、
    全部私の責任なのです。」

大げさにも、片腕で目を隠し、
    泣いたようなマネを突然し始めた。

さっきのワンコーディも一人芝居のように、
   ミニョの全く分からないまま、去ってしまったが、

今目の前にいるマ室長の言っていることも、さっぱり分からない・・。

ミニョが、困った様子でマ室長へと近づいた。

「まぁ・・なんといいましょう・・
誤解から生じた、誤解・・?

とでも言いましょうか・・・
   もちろんもう大丈夫です!!!

私が保証します!!!」
何のことだか、
  そんなミニョに向かって、胸を叩いて声を上げたマ室長。

さっきマ室長が目を向けていた向こうの方のテギョンが・・
   探していた者を見つけたかのように、ふっとその顔をマ室長とミニョの方へと向けていた。

そんなことには、全く、気付いていない二人・・。

「・・・・・。」
過去、経験から、こういう時のマ室長は、
   何か、問題を起こすことが多い。

心のどこかで不安を覚えたミニョだったが、
にこっと笑うと、

「よかったです。」
なんとか、そう答えた。

「ところで・・あの・・
テギョンは腕を組んでいたくらいですから・・

当然ミニョさんにまでは怒っていませんよね?

・・ということは、私にも
怒ってはいない・・?」
大丈夫ですと言ったわりに、
   突然
声を屈めてそう聞いたマ室長。

これには、ミニョも、さっきのテギョンの様子を想うと、
   不安になり・・・
「・・それが・・私がなんだかへましちゃったみたいで・・

・・わかりませんが・・・もしかすると・・・」

こそっとマ室長へと、困った顔をすると、
     そう、打ち明けた。

それに対して、
  う~~ん・・・
腕を組んで唸ったマ室長。

「わかりました。
    やはり私が何とかしましょう!!!」
思いっきり自信のある顔でそう言うと、
  ミニョにウィンクした後、

マ室長もまた、どこかへ消えてしまった・・・。

「・・・・・。」
小首を傾げたミニョが鏡に目を戻すと、
    そこに映った自分の姿。

前髪を横に流し、
  横の髪は少しだけ残され、肩より長いその髪が、

くるくるっと垂れている。

うしろの髪は、
  きれいな背中が引き立つようにアップされていた。

上にふんわり盛られたお団子のような髪が
くしゃくしゃとまとまっており、 
    後ろに長い髪がわざと数束、流されている。
ミニョは、
   また、小さい時に見た、絵本の「お姫様」を思い出し、

にこっと
   照れた顔で笑ってしまった。

ミニョが、大好きだった絵本の物語・・
「お姫様」は

最後
「王子様」と・・・

そこまで、思い浮かべていた時・・
   自分の映った鏡の中に、
            今度は、テギョンが映った。

「オッパ!」
ミニョの頬が、途端にほっと赤く染まった。

嬉しそうに振り向いたミニョ。

予想外なそのあまりの嬉しそうな顔に、
  少し、バツが悪そうに、
 でも、テギョンは浮かんでくる笑みを隠しきれてはいなかった。

両手に持った2枚の皿の上には、
きちんと盛られた料理が数種類、
       きれいに並べられていた。

いつの間にか、
  晴天だった空は、

全面ピンクと、紫がかった色に染まり、
 すっかり船上の外も、色とりどりの明かりが灯っていた。

「うわぁ!!!!
   きれいですね!!!」
思わずはしゃぐミニョの顔も、
 明かりの光によって
      柔らかく、桃色に染まって見えた。

こう言ってはおかしいが・・・
    初めて・・ミナムとして出会った時とは別人のように・・

綺麗だと、思った。

テギョンは
  そんな柄にもないことを
ふと思うと

手を口許に置きながら、

ごほ・・
  また、咳ばらいをした。

ミニョは、
 すでにいい感じに仲良くいろいろ食べて回っているヘイとミナムを見て、

「うまくいっているようですね♪」
嬉しそうにのんきに笑った。

・・・こいつ・・

今、桃色だった空は、うっすらと暗くなり始めていく・・。

もうすぐ一緒の部屋に行こうってときに、
  全く緊張すらしないのか・・?

テギョンが少し、恨めしげにミニョを見ていたとき、
ミナムとヘイがこちらへと近づいて来た。


ちょいちょい!
  近づく途中で、ミナムがミニョへと手招きをすると、
ミナムはさり気なく、
    うまいケーキがある!と、ミニョの肩を引き寄せ、テギョンとヘイから離れて行った。

「・・・・・・。」
怪しげに、そんなミナムとミニョを睨んだテギョン。

ヘイは呆れたようにミナムを見ると、そのままミニョを無視し、
   ミニョの離れた席へと座った。

「うわぁ♪おいしそう!!」
ミナムが、ケーキを選ぶミニョを見て、
   優しくほほ笑むと、言った。

「ミニョ。

昔大好きだった絵本、覚えてるか?

お前、あのお姫様みたいだ。」
ミナムが笑って言うので、
  ミニョが、恥ずかしそうに、兄を見て笑った。

ずっとずっと、ミニョを守り、
   ずっとずっと、優しくしてくれたミナム。

小さいころが思い出され、
   とてもうれしそうに、ミニョが笑った。

えへへ。
 そう、屈託なく笑うミニョは、

本当に
 あの、お姫様を夢見る頃と変わらないくらい幼くて・・・

「ごほ。」
ミナムが、咳払いをすると、
  離れたところに座ったテギョン、それから、テギョンをちらちらと見る、ヘイを目の端に捉えつつ、言った。

「ミニョ。本当にテギョンが好きなんだな。
すごくきれいになってる。」

この言葉には、
「えぇ??」
あまりの恥ずかしさに、
   両手で頬を押さえると、
ちらりとテギョンの方を見つめながら、兄へと聞いた。
「どうしたの? 
     急に・・」
上向きがちに、顔を隠しつつ、ミナムに聞いたミニョ。

「あのな、ミニョ。
今日、俺はヘイと一緒の部屋を使う。」
顔を近づけてきたミナムが、
    ミニョとともに、ヘイとテギョンを見つつ、言った。

「うん・・

・・頑張ってね♪」
嬉しそうに、さも協力しますとばかりに笑うミニョ。

ちらりと・・・断られないかとヘイを目の端で見た時・・

「・・・お前も、テギョンと部屋を使うんだぞ?」
あっさりとした答えに、ミナムが確認をしてみた。

「・・・うん・・・
お兄ちゃん・・ベッドが1つなの。
   追加してもらえないみたいなの・・・。
私の寝ぞうでファン・テギョンさんを怒らせちゃったらどうしよう・・・」

ミニョが、泣きそうな声で思い出したように言うので、

はぁ~~~~・・・
予想通り、溜息をついた後、
   ミニョの後ろに見える、さもめんどくさそうにヘイの話を流しているテギョンの後ろ姿を見た。

「ミニョ。
一緒に寝るってことは・・・」

言いかけたところで、
   ミニョの向こうに見えるテギョンが、

鋭くなにか勘付いたかのように、
    こちらを睨むのが見えた。

ミナムは慌てて、
 これも食べろあれも食べろとミニョの皿に盛りつつ誤魔化すと、

「ミニョ。

最近、こう・・
  テギョンに触りたくなるとき・・ないか?」
テギョンの方へと苦笑いしつつも、
     ミニョへは優しく話を続けた。

目は、後ろで睨むテギョンをちらちらと見ている・・。

「・・・触りたくなるとき・・?」
ゆっくり考えるミニョを待たず、

「そうだ。

それが、

「お姫様」な恋から、
本当に「王子様」に愛される「女性」になるときなんだ。

わかるか?」

・・・

わかったような、
   わからないような・・・
真剣に兄の目を見つめるミニョ。

「好きな人を、ただ見つめるだけじゃなくて、
触れたくなる、

見てほしくなる、

触ってほしくなる・・・


これは、
  何も恥ずかしいことじゃないし、

いけないことでもないんだ。

自分を恥じてはいけないし、
   自分に嘘をついて逃げてもだめだ。」

そこまでまくし立てるように話すと、
ミニョの顔を見て、
   ゆっくり、言った。

「愛する人ができると、
   人はその人に求めるものが増える分、

その人の望むことがしたくなる。
違うか?

ミニョ。
 お前はまだ、お城から出たばかりの何も分かってない「お姫様」だが、

テギョンは違う。

お前よりずっと世の中を見てきているし、
  いろんなことを知っている。

何より、「男」なんだ。

ただ、画面上に見ているだけの「王子様」じゃないからな。」

???

口をへの字にしながら、
    眉にしわを寄せ、考え始めたミニョ・・・。
誰よりも・・
   テギョンの役に立ちたいと願っているミニョ。
それが・・実はそうではなかったということなのかしら・・・?

「王子様のキスが気持ちいいのは、
   姫にその先の準備ができているからだ。

お前の大好きな子供たち・・
 どんな子どもたちであっても、

最初は「愛」がないと生まれないんだよ。
   「愛される」と、初めて、母になれるんだ。

「愛される」ことは怖いことでも、
  恥かしいことでもないだろ??

なに。そんなことは、
言葉でわかんなくていいんだ。

知らなければ、教えてもらえ。」
ミナムが、ぽんと難しい顔をしたミニョの肩へと置いた。

「つまり・・
   お前が考えているよりも、愛情の伝え方ってのは、色々方法があるってことだよ。

同じベッドで寝ればわかる。
触りたくなれば、触れ。

怖くなったら、自分からキスしてみろ。
それで嫌なら、おまえはまだ覚悟ができてないんだ。」

ミナムはそれだけ言うと、
  ケーキをミナムによって山盛り乗せられたお皿を持つミニョの肩をもう一度、ぽんぽんっと叩き、

すっかりテギョンに腹を立て、立ちあがってミナムを待つ
     ヘイのところへと、走って行った。


テギョンは一瞬、
  ミナムがまた何か言ったのかと

ミナムを睨んだが、

そんなテギョンに何も悪びれず、
「じゃぁ、
   俺らはもう、部屋に行くから♪」

ヘイの背中を押しつつ、
    ミナムが言うので・・・

どく・・・
テギョンはぎこちなくその目をミニョへと戻すと、
      ミナムに何か言うどころではなくなってしまった・・。

ミナムの後ろ姿を見送った後、
  皿に山盛りのケーキを乗せたミニョが、

何やら真剣に考えている様子で帰ってきたが・・・

頭の中は、
 『同じ部屋へ行く・・』
その言葉一色になってしまったテギョンに、
そんなミニョの表情は
   見えてはいなかった・・。

どういう意図なのかミナムの言い出したことから始まったここで・・

2人だけの初めて迎える夜が・・
      始まろうとしていた・・・

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

あらあらあら☆☆プライド高いテギョンに、
全く汚れのない、修道女育ちのミニョ・・・

周りもやきもきしますね~~~~(*^~^*)ゝ

ミナム・・・

焦って伝えるだけ伝えましたが、
   ミニョに言いたい気持ち、わかったのかな~~??

もちろん・・・ミニョの知る孤児院の子供たち、
全ての両親が、「愛」から生まれてきたわけではないのは、
           現実では、多いでしょう。

だけど、

今回は妄想の世界として、
   皆さん、犯罪のない、誰も傷つかない世界でお楽しみください(●´ω`●)ゞ

・・あ。気づきました??
なぁんか、マ室長・・またなんか、動いちゃいましたね(笑)

…邪魔しなきゃいいけど・・・

で、ワンコーディ・・何しに行ったんでしょ?
マ室長に似てきましたね(笑)
    

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Author:のあ
ようこそ♪のあです♪大好きな韓ドラのその後の秘密のお話、ゆっくり・ほっこり、観てみてください☆

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